第2,206回 内容の悪いリーグ戦
98年目8月 SPZクライマックス
第3戦は一気に飛行機で福岡に飛んで九州ドーム大会。
滝(2点、パワースラムからの片エビ固め 15.41)中瀬P(0点)
3日前の札幌で、F長沢相手に敗れたもののそこそこいい勝負をした滝翔子、この日は先輩の中瀬ピラニアと対戦。6月の予選会では滝が勝っているカードの再戦。滝翔子、相手の打撃をかいくぐって、しなやかなラリアットで相手をなぎ倒す。そして中瀬につけ入る隙を与えず試合を運び、最後はパワースラムで叩きつけて3カウント。滝翔子が初日を出した。
シャイニングカムイ(4点、ドラゴンスリーパー 11.44)堀(2点)
こちらも予選会で組まれていてシャイニングカムイが勝ったカードの再戦。リベンジに燃える堀がフィッシャーマンバスターを繰り出し場内を沸かせるがシャイニングカムイもなんとか返し、あとは攻め手の無くなった堀をドラゴンスリーパーで屠った。
P理沙子(4点、DDTからの片エビ固め 11.42)中神(0点)
「今年はつまらないリーグ戦になりそうですなあ」
マスコミ記者さんたちがひそひそと。星のつぶしあいの妙味に乏しく、シード権争いの方が見所かもしれない。パンサー理沙子、落ち着いて攻めて行くいつものパターン。中神に必要以上に攻めさせない。そのまま押し切り、2発目のジャーマンからトドメのDDTにつないで中神朝香を下した。
F長沢(4点、パワーボムからのエビ固め 14.22)SASAYAMA(0点)
九州ドームのメインはタッグパートナー同士の対戦。しかしファンシー長沢、パートナーでも容赦せずどばどば攻め込むいつものパターン。SASAYAMAも掌底乱打で見せ場は作ったが、F長沢の裏投げで動きが止まってしまう。このチャンスを逃さずファンシー長沢パワーボムで叩きつけて3カウント奪取。
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第4戦は広島若鯉球場大会。
滝(4点、ネックブリーカーからの片エビ固め 7.23)堀(2点)
あばしり王者同士のタキホリ対決を制したのは滝翔子、一方的に攻め込んでネックブリーカーで押し切った。堀咲恵、ほとんどいいところなく7分で敗退、体調でも悪いのか・・・
SASAYAMA(2点、デスバレーボムからの片エビ固め9.51)中瀬P(0点)
ニーアタックを連発したSASAYAMAが優位に立ち、最後はデスバレーを決めてかっこよく3カウント奪取し初日を出した。中瀬ピラニア、初勝利が遠い・・・
P理沙子(6点、タイガーSH 14.45)シャイニングカムイ(4点)
「グラウンド勝負に持ち込まれないようにやります」
しかしシャイニングカムイにも先にベルトを巻かれた同期相手なので意地がある。懸命に食らいついて行ったのだが、10分過ぎにパンサー理沙子がタイガースープレックスで流れを変える。これで頭を打ってしまったシャイニングカムイの動きが止まり、ニーアタックを挟んで2度目のタイガースープレックスを決めたパンサー理沙子が3連勝。
F長沢(6点、裏投げからの片エビ固め 7.23)中神(0点)
実力者同士の対戦という前評判だったが・・・一方的に攻め込んだファンシー長沢が終盤怒涛の大技攻勢を見せて快勝。中神朝香、番狂わせを起こせず。
(ことしのSクラは内容が悪い・・・)
セブン山本社長が慨嘆。広島大会の公式戦4試合のうち3試合が10分以内の決着。長ければいいというものでもないが・・・
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