第2,219回 98年目3月 ファイヤーソウルシリーズ
98年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。
最終戦はさいたまドーム大会。
第1試合はSHIHO対パーシー町田。
ここの所の前座の定番カード。地方興行ではP町田が貫録を見せて勝利しているが、首都圏興行の最終戦とあってSHIHOも燃えていた。伸びのあるドロップキックを連発してP町田をたじろがせる。そしてローリングソバット。しかしP町田もサソリ固めで反撃。先月同様かみ合った攻防となった。しかし最後はSHIHOが3度目のローリングソバットでP町田から3カウントを奪った。オープニングマッチから勝負タイム29分33秒の熱戦。
第2試合は岩本真理子VSウェラ・グレトリ
入社1年になる岩本だが、グレトリのグラウンドテクニックにいいようにいいようにやられ、最後は10分経過と同時に腕固めをきめられて無念のタップ。勝負タイム10分32秒。
外人同士のシングルマッチのあと休憩。
休憩明けはSASAYAMA、下辻かすみVSキャシー・デュークス、ロック・リチャーズのタッグマッチ。いつものようにエレキギターをかき鳴らしながら入場してきたロック・リチャーズが場内を大いに盛り上げる。しかしロックリチャーズ、あっさり分断作戦にはまってしまい、乱戦の中下辻のバックドロップにあえなくやられてしまった。勝負タイム14分35秒。
第5試合は滝翔子、堀咲恵VSレッドポンヌッフ、マリア・マリクリスのタッグマッチ。
(筆者ここで寝落ち)
一進一退の激戦が続いたが、最後はマリクリスがパイルドライバーで滝から3カウント。勝負タイム26分0秒、勝った外人組はあばしりベルトどりをアピール。
第6試合は中神朝香、中瀬ピラニアのマックスフォース軍に若手の原千登勢、石川涼美がぶつかるカード。しかしまだまだ先輩の壁は厚く。中瀬がピラニアンキック、レッグドロップで石川を追い詰めてから合体パワーボムで幕。勝負タイム17分34秒。
セミファイナルは特別試合、シャイニングカムイVSアリス・ウインズ・ダーガソン。息詰まるグラウンドの攻防に観衆が引き込まれたが、最後は息切れを起こしたダーガソンに落ち着いてニーアタックを決めたシャイニングカムイが勝利。勝負タイム16分5秒。
メインはSPZ戦、王者パンサー理沙子に対する挑戦者はファンシー長沢。
危なげのないファイトで長期政権を築いているパンサー理沙子、挑戦者との力の差はないはずなのだがどこか挑戦者の方が苦手意識を持ってしまっているのか、ここ数回の対戦同様いつもの投げまくりパターンに持ち込めない。
パンサー理沙子は相手の技を1つ受けたら2つ反撃して手数を返す大人のプロレス。たちまちのうちにF長沢を追い込む。投げようとしてくるところをカウンターの掌底を当てるえげつなさ。この展開に焦れたF長沢は早くもバックドロップ、しかしP理沙子もきちんと受けてシャイニングウィザード。しかしF長沢も裏投げ、ネックブリーカー、パワーボムの猛攻で追い詰める。これ以上は厳しいと考えたのか、パンサー理沙子はタイガースープレックスを決めて、これで3カウントが入ってしまった。勝負タイム24分25秒。王者が9度目の防衛に成功。
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