第2,226回 3人の引退セレモニー
99年目6月
埼玉大会メインはSPZ戦。
王者パンサー理沙子に対するは挑戦者ファンシー長沢。SPZの両エースの対戦だが直近の対戦成績ではP理沙子が有利なこの試合。しかしファンシー長沢も同じ相手にこれ以上連敗はできないと懸命に手数を返す。不恰好でもタックル連発で主導権を握り、早めの仕掛けで急角度バックドロップ!
これで頭を打ったパンサー理沙子の動きが止まったが、急場しのぎの掌底連発で反撃。しかしファンシー長沢DDT。そしてパンサー理沙子ニーアタックを狙ったが、ファンシー長沢背面トペで押しつぶす。そしてジャーマン。これで3カウントが入った。
王座移動。ファンシー長沢がSPZベルトを奪還。勝負タイム27分24秒。1年以上続いたパンサー理沙子政権が終わる。ファンシー長沢が王者に返り咲いた。
「あのバックドロップを食らってペースをつかみ損ねました。まあ次頑張ります」(P理沙子)
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メイン終了後、引退セレモニー3連発。
まず中瀬ピラニアから。
「皆さん応援ありがとうございました」
外連味の無い打撃ファイトで沸かせた選手がリングを去った。
続いてパーシー町田の引退セレモニー。
「ほんまありがとう、おおきに、おおきに」
6時半の女として新人選手の壁として活躍した名選手がリングを去った。
最後に下辻かすみの引退セレモニー。
まだ入院中だが、セレモニーのために外出許可を取って埼玉に駆け付けた。下辻の私服姿に場内どよめき。しかし松葉づえをついてのリングインに場内溜息。
「ボクは、全力を出し切りました。悔いはありません!」
小柄ながら遠慮くファイトで沸かせた名わき役がリングを後にした。
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中瀬ピラニア
SPZ90期
2098年5月11日、山梨カイメッセ大会での対 金井美香戦でデビュー。2107年6月24日、さいたまドーム大会での対 パーシー町田戦で引退。稼働月数110ケ月。出場試合数(概算)792試合
タイトル歴 第143代あばしりタッグ王者(パートナーはスカルオーク)
パーシー町田
2099年6月10日、山口県体育館大会での対 中神朝香戦でデビュー。2107年6月24日、さいたまドーム大会での対 中瀬ピラニア戦で引退。稼働月数97ケ月、出場試合数(概算)712試合。
タイトル歴なし
下辻かすみ
SPZ92期として2100年6月16日、沖縄体育館の対 パーシー町田戦でデビュー。2107年5月25日、横浜スペシャルホール大会での6人タッグマッチ、SASAYAMA、下辻かすみ、岩本真理子VSレッドポンヌッフ、ダイナマイト・ウインダム、ウェラ・グレトリ戦を最後に負傷、入院し、6月24日引退。稼働月数84ケ月、出場試合数(概算):625試合。
タイトル歴なし
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