新説ドラゴンクエスト3 第36・37日
36日目 10月3日
セメントは一度ロマリアに戻ることにした。その前にイシス南のほこらに立ち寄り、そこに常駐している老魔道士から魔法の鍵の話を聞く。やはりピラミッドの奥深くに封印されているらしい。まだピラミッドへ突入するのは力不足と感じたセメントは昨日と逆方向の道を進み、アッサラームへ向かった。道中で火の球を吐く大きいムカデに遭遇したが、吐く火球の熱さは魔法使いやギズモの炎魔法と同程度なので、落ち着いて撃退できた。なんとか砂漠地帯を抜け、アッサラームに戻ってきて宿屋に一泊。
37日目 10月4日
アッサラームからロマリアへの戻り道。この道中も油断できない。途中バンパイアの3匹組に遭遇。この手の敵は夜しか出ないはずだが、養成所で教わった知識と実態とでは多少違う。氷の球の魔法連発を食らって危ないところまで追い込まれたが、回復魔法を連発してしのぎ、相手の魔力切れを待って斧で斬りかかり始末した。橋を渡ってロマリア領内に戻ってきたら、鎧の騎士ユゲスと遭遇した。
「久しぶりだな、セメントよ」
「・・・・そうね」
「今日こそお前を殺して、エビルマージ様に報告する」
しかしセメントは冷静だった。カンダタとの死闘を経て、1対1なら自分の力を信じてやれば負ける可能性は低いという自信があった。相手の斬撃をしっかりと盾で防ぎ、そのあと斧で肩口を一撃!鎧越しでも手ごたえがあった。
「ば、馬鹿な・・・・」
狼狽するユゲスだったが、セメントはジャンプして頭を一撃!鎧の騎士の兜はそんなに上質なものでなく、頭に衝撃を受けた鎧の騎士は昏倒した。
セメントは斧を腰袋におさめ、倒れたままの騎士に一礼してからその場を後にした。
夕方ころロマリアに到着し、宿屋に投宿。
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