第2,227回 99年目7月 思わぬ伏兵
99年目7月
「サマースターナイツシリーズ」開幕。東北地方を南下していくシリーズ。
第6戦宇都宮大会メインでspz世界タッグ戦。王者ファンシー長沢、SASAYAMAに対する挑戦者はパンサー理沙子、石川涼美。なんとこの試合、パンサー理沙子が矢面に立ってファイトし、最後もタイガースープレックスで現SPZ王者のファンシー長沢を投げ切って3カウント。
「・・・・・・くっ・・・・」
ファンシー長沢痛恨のフォール負け。最終戦のSPZ戦、翌月のSクラに向けて暗雲・・・
最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合はSHIHO対保田有紀。新人の保田、まだまだスタミナ不足は明らかで、SHIHOがフェイスクラッシャーであっさり勝利。勝負タイム8分38秒。
第2試合は秋末美希VSソネット・スケフェニンゲン(初来日)
新人の秋末、外人パワーに太刀打ちできず一方的にやられてしまい7分7秒、ヘッドバットに轟沈。
外人同士の6人タッグマッチのあと休憩。
休憩明けにシャイニングカムイ登場。岩本真理子とタッグを組んでレッドポンヌッフ、ケイト・スペンサーと激突。マックスフォース解散によりシャイニングカムイのパートナーに抜擢されたのが入社2年目の岩本。打撃には見るべきものがある選手だがそれだけの選手なので、タッグで勝っていくにはちときびしい。しかしこの日は岩本がスペンサーを掌底で意識不明に追い込み13分52秒、フォール勝ち。場内どよめき。
セミファイナルはSPZクライマックス出場決定者の6人タッグマッチ。パンサー理沙子、石川涼美、原千登勢VS滝翔子、堀咲恵、SASAYAMA。3日前の宇都宮でタッグ王者になった石川が当然狙われる立場。しかし石川もゆったりとした自分のプロレスを展開。6人の個性がぶつかり合ったいい試合となったが、最後はパンサー理沙子がタイガースープレックスをSASAYAMAに決めた。これは堀がカットしたがそのあと石川と原が出てきてよくある分断となり、SASAYAMAがダウンしたまま孤立。そこを落ち着いてパンサー理沙子がSSTでフォール勝ち。勝負タイム16分28秒。
メインイベントはSPZ戦。王者ファンシー長沢に対するはアニマル・オーディー。この試合、アニマルが力強い攻めを見せえファンシー長沢を追い込み、デスバレー、裏拳の猛攻で3カウントが入ってしまった。
「ウオオオオーッ!!」
SPZベルトを巻いてコーナーに上がり勝ちどきを上げるオーディー。
ファンシー長沢敗北、25分37秒アニマル・オーディーがチャンスをものにしてSPZベルト奪取。
« 戦力86460 | トップページ | 第2,228回 99年目のリーグ戦(1) »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント