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2017年5月31日 (水)

第2,235回 ここで負けたら終わりだぞ!

99年目11月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕。

フリー参戦の杉坂フェノメノンが引退を表明。セミリタイア状態からSPZマットに上がったが激しさについていけなかったらしい。SPZ運営はアメリカマットで引退状態にあった日本人レスラー、後藤春香の引き抜きに成功し、リングネーム「ハルカ・イーグル」の名前で来日させた。

シリーズ最終戦は横スペ大会。
第1試合は保田有紀VS杉坂フェノメノン。この試合を最後に引退を決めていた杉坂フェノメノン、新人相手に懸命に試合を作っていって、最後はステップキックで蹴りつけて怯んだところを押さえ込んで3カウント。勝負タイム10分45秒。

第2試合はSHIHO対秋末美希。若手と新人の対戦。この試合はSHIHOが先輩の意地を見せて優位に試合を運ぶ。そのまま押し切り最後はローリングソバットを叩き込んでひるませたところをフェイスクラッシャーで仕留めた。勝負タイム19分58秒。そのあと外人同士の6人タッグマッチがあって休憩。

休憩明けはレクイエム岩本VSケイト・スペンサー。シャイニングカムイのパートナーに抜擢されたR岩本だがシングルではまだまだ力不足。この日もB級外人のスペンサーに攻め込まれるシーンが多い。それでもこれ以上受けられないと判断するや掌底、ハイキックの責めでスペンサーを倒した。勝負タイム13分26秒。

第5試合はSASAYAMA対イーグル・ハルカ。

イーグル・ハルカは2年前までアメリカマットでクノイチギミックで暴れていた女子レスラーだが、2年前に大怪我をしてセミリタイア状態に追い込まれ、最近はミネソタ州セントポールの日本料理店で皿洗いをしていたが、SPZから参戦オファーが来たので逆来日した。この日はブランクを取り戻すかのように一つ一つの技を確かめるように繰り出して行って、最後はキャプチュードで勝利。勝負タイム11分2秒。

第6試合は石川涼美、原千登勢VS滝翔子、堀咲恵のタッグマッチ。若い2人がタキホリ相手に互角の攻防を見せる。パワーの石川、投げ技の切れの原、すっかりいいコンビになった。最後は石川がDDT2連発を堀に決めて3カウント奪取。ノンタイトルだがあばしり王者コンビが敗れてしまった。勝負タイム20分21秒。

セミファイナルはパンサー理沙子VSキラーローズ。SPZ王座から転落したパンサー理沙子の再起試合。危なげなくパンサー理沙子が技を積み重ね、DDTを連発して3カウントでアッシュ。勝負タイム13分32秒。

メインイベントはSPZ戦、王者シャイニングカムイに対するはファンシー長沢。

「ファンシー長沢、ここで負けたら終わりだぞ!」

客席からそういう声も飛ぶ。すこし前までは不動のエースだったファンシー長沢ももう力の陰りは隠せず、パンサー理沙子には力負けするケースが多くなってくる。この日の対戦相手のシャイニングカムイでも前回対戦のSクラ公式戦では敗北している。しかしファンシー長沢、ロープ際でファイトするクレバーなところを見せて、得意の裏投げ、ジャーマンの猛攻。これでシャイニングカムイの動きが止まった。そこへエグイ角度のバックドロップ。これで3カウントが入った。王座移動。25分3秒、ファンシー長沢が王者に返り咲いた。
「作戦成功!えへへへ」
ファンシー長沢、5度目の王座戴冠。選手としての峠を越えたがその爆発力はまだ健在。

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