新説ドラゴンクエスト3 第186.187日
186日目 3月3日
ラーミアに乗ってネクロゴンドヘ。この日もひたすらトロル、ミニデーモン、フロストギズモを討伐。
187日目 3月4日
「これだけか?君たちの手勢は」
下っ端のエビルマージがミニデーモン衆に動員をかけた。ちょっと点数稼ぎに人間の住む村へ威力偵察をかけようと思ったのだが、半年前は五百を超えていた手勢が半分以下に激減していた。
(サボっているのか?まったくミニデーモン衆はあてにならぬ)
イシス南方の村を襲撃したが兵力不足は否めず、かつ防衛する兵士たちが剣を振り回したのをみてミニデーモン衆はなだれを打って逃げ出す始末。
(どういうことだ?)
下っ端のエビルマージは沈思。
(人間どもの軍勢がネクロゴンドに入りこんで、魔族を狩っているのか?)
適当に交戦して、ネクロゴンドに引き上げた時、下っ端のエビルマージは証拠を見てしまった。
殺された2体のトロル。まだ仕留められてからそんなに時間が経っていない。鋼の鞭でやられたのか、凄まじい傷跡が幾筋も。
「ギギギ」
(鞭・・・・まさか)
バラモス城に帰還した下っ端のエビルマージはエビルマージマネージャーに報告
「それで君は女勇者を見たのか」
「・・・・いえ。」
「見ていないのであれば捨て置け。いまは人員が足りない。こことネクロゴンド洞窟の守りを固めることが最優先事項だ」
エビルマージマネージャーは女勇者を探し出す気はさらさらなかった。
(けっきょくのところ女勇者を見つけても返り討ちに合うのが落ち。それよりは魔王軍の幹部の座にしがみついていた方が得策)
バラモスの配下手勢軍団もモラルダウンを引き起こしている。
一方のセメントも敵に合う頻度が若干下がったのを察知した。
(少しやりすぎたかな)
トロルとミニデーモン、フロストギズモを殺しまくっているので、精霊系のフロストギズモはともかく魔族系のミニデーモンは頭数が減るとバラモスに察知されてしまうかもしれない。
(でも今は経験を積むしか手がない)
セメントはなるべく一箇所にとどまらず、多く距離を動いてその間に出会った敵と交戦するやり方に切り替えた。野営の跡もばれないように土を被せた。
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