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2018年12月 6日 (木)

訃報

12月5日、新日本・全日本・WWFマットで活躍された
イギリス出身の名レスラー、ダイナマイト・キッド選手(本名 トム・ビリントン)が亡くなられました。
享年60.
イギリスマットでレスリングの基礎を身に着けた後、カナダ・カルガリーを経て新日マットに参戦。佐山タイガーと激闘を繰り広げられました。
シングル戦線のみならず、デイビーボーイ・スミスとのブリティッシュブルドッグスでも活躍されました。
キャリアの後半は全日本に戦場を移し、馬場さん、鶴田さん、三沢さん、天龍選手、渕選手、ハンセン、ゴディ、ウイリアムス、アンドレ、ファンクス、ブッチャーなど実にいろいろなタイプの選手と対決されました。身長173センチ、体重100kgそこそこの小兵ながら、高速ブレーンバスター、ダイビングヘッドバット、ツームストンパイルドライバーなどの大技を使いこなし、また、殴る蹴る頭突きの一撃一撃が非常に切れ味鋭く、観る者の心を揺さぶる凄い選手でした。

全盛期の肉体はステロイドで作られた筋肉であって、その副作用・後遺症に苦しみ、キャリアの終盤は痩せて精彩を欠きましたが、それでもジョニー・スミスとの英国タッグで90年・91年の最強タッグに参戦されていました。91年最強タッグの最終戦、実質的な引退試合では対戦相手のサニー・ビーチにダイビングヘッドを決める前、一瞬だけ客席を見ました。あのシーンは忘れられません。英国国旗をあしらったタイツが実に決まってました。

大きい者こそがスター選手だという馬場さんの美学からは外れていましたが。そのハードなファイトスタイルは私たちの記憶にずっと残っています。

自伝の「ピュア・ダイナマイト」を読みましたが、レスラーのせつなさ・悲しさが感じられる一冊です。現役最後の一戦、コンディション調整に苦しむ中、トミー頑張るんだ、試合が終われば金がもらえるぞ、と自分に言い聞かせてリングに向かったくだりは忘れられません。そのあとすぐ歩くことができなくなり車いす生活、脳梗塞発症でここ数年は闘病生活を送られていました。それでもキッドは自伝に「俺はプロレス人生を大いに楽しませてもらった」と書かれています。

全ての人の最終到達点は死、そうなのですが、
いまも胸にぽっかり穴が開いた気分です。

いいファイトをありがとうございました。合掌。

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