2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 20190427 | トップページ | WASオールスターリーグ戦(16) »

2019年4月27日 (土)

WASオールスターリーグ戦(15)

(15)
第3日 名古屋しゃちほこドーム大会
午前7時、ソウルジャーのベビーフェイス2人、氷室紫月とラッキー内田は朝のコーヒーを楽しんでいた。名古屋遠征で常宿にしているホテルから近くにある路地裏の喫茶店でモーニング(パン、卵倍量)を摂取することをならわしとしていた。ラッキー内田、きょうは昼の部でサンダー龍子、夜の部でコンバット斉藤と激突する。いずれも厳しい相手だ。コーヒーを飲みながらノートパソコンで対戦相手の試合動画をチェックして手掛かりを探る。
氷室は昼の部でボンバー来島、夜の部で南利美という全く違う対応をしなければならない選手とぶつかる。氷室は黙してブラックコーヒーをすすった。

10時前にしゃちほこドームの関係者口が忙しくなる。疲労がたまった選手が多かったのか、多くの選手が少し遅めの会場入り。きょうはソウルジャーのリングが使用されるので、ソウルジャーを除く3団体の選手は短時間でロープワークや受け身の確認を行った。
11時、昼の部の開場。結城千種の地元大応援団が北側リングサイドに陣取る。

12時から、前座の3試合。

中江○、R北条(2分17秒、体固め)富沢●、成瀬
※ラリアット

金森、吉原○(3分55秒、逆さ押さえ込み)菊池、藤島●

石川○、真壁、辻、M千秋(6分31秒、片エビ固め)沢崎、保科、小川、渡辺●
※石川と真壁の合体パイルドライバー

そしてリーグ戦開始。
○B来島(6点)(1分6秒、片エビ固め)氷室紫月●(4点)
長丁場のリーグ戦を見据えて速攻勝負、奇襲戦法を多用しているボンバー来島、この日はゴングと同時に突進しいきなり正面からのナパームラリアット。さらに引きずり起こしてバックに回り、ジャーマンに行くと見せかけての延髄ラリアット!これで目の前がぼうっとかすんでしまった氷室、しかしボンバー来島容赦せず氷室を引きずり起こして今度は正面からのショートレンジラリアット。1分間で3発もナパームラリアットを食らっては氷室返せず、3カウントを聞いてしまった・・・・

○南利美(4点)(19分33秒、羽根折り腕固め)G山本●(4点)
試合は9割方グリズリー山本が攻めまくる展開。南利美、昨日首を痛めておりこの日も首筋にテープを貼ってのファイト。そのせいかいつもの動きではなく、グリズリー山本の暴虐ファイトになすすべない状態。そして場外戦でも一方的に痛めつけられる展開。セコンドのM千秋からセンヌキを渡され、それで南の頭をぐりぐりするG山本に場内ブーイングとどよめき。そして場外パイルドライバーの追い討ち。あわやリングアウト負けかと思われたがカウント19でリングに戻った南、10分を過ぎてもG山本のラフ殺法にやられるだけ。
「ケーケケケケ」
G山本、右のリストバンドを外し、隠し持っていたギターピックのようなもので南のノド元をいたぶる。セコンドの保科が凶器もってますと叫び、レフェリーが力づくで没収する一幕も。南はほとんど反撃できないまま15分経過。そしてG山本がパワー殺法でつぶしにかかる。パワースラム、ギロチンドロップ、タイガードライバー、DDTの凄まじい波状攻撃。懸命に2で返し続ける南、しかし体重差があるので南、確実にダメージが蓄積していってグロッキー状態。勝ちを確信したG山本、とどめのグリズリーボムを狙って南を高く抱え上げようとしたが、南、うまく腕のクラッチを切って相手の力を利用しつつ後方に着地しすぐさまG山本の左腕を極めた。
「あが・・・・」
南の瞬間芸が土壇場で炸裂。一発狙っていたか。こらえきれずG山本はギブアップ。ゴングが鳴るやその場に倒れ伏す南、悔しさをあらわにしつつ倒れている南にストンピングを入れるG山本、あわててSPZセコンドの保科、小川が入ってくるもG山本蹴散らす。グリズリー山本悔しさのあまり暴走。伊達のセコンドに付く予定だった沢崎まで入ってきてG山本をジャーマンで分投げるも、G山本はグリズリーボムで沢崎を失神させる。だがもう後の祭りで南利美が勝ち点2を獲得した。

「おえええええ」
控室で南利美嘔吐。グリズリー山本の反則攻撃、肉弾攻撃、試合後の襲撃を食らってもうズタズタの状態。あわててリングドクターが南の状態をチェックする。夜の部に響かなければよいが・・・

○R美冬(4点)(13分55秒、ストレッチプラム)伊達遙●(6点)
前の試合で伊達のセコンド役を務めるはずだった沢崎光が、G山本の暴走により悶絶したため、伊達はこの試合セコンドなしで闘うことになった。着ていたガウンを預ける人もいないので、取りあえず鉄柱に掛ける伊達。それがファイトにも影響したのか、いまひとつ有効な攻めを繰り出せない。逆にライジン美冬が要所でヘッドショットキックを入れて伊達をぐらつかせ優位に立つ。伊達もニーリフト、ニーアタック、ラリアットで反撃したが、普段檄を飛ばしてくれるセコンドがいないせいか、攻めっぷりが本来の思い切りを欠いてしまっている。そのままズルズル美冬ペースで進み、最後はリング中央でストレッチプラムに捕まってしまった伊達遙、やむなくタップ。SPZのエース、伊達が2敗目を喫した。その試合が終わると休憩。

« 20190427 | トップページ | WASオールスターリーグ戦(16) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。