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2019年5月26日 (日)

WASオールスターリーグ戦(20)

(20)

広島若鯉球場大会、昼の部、灼熱の攻防。

○B来島(8点)(12分47秒、リングアウト)伊達遙●(6点
休憩明けに組まれた好カード。SPZの蹴撃者、伊達と新女のパワーファイター・ボンバー来島が激突。
伊達が間合いを取って打撃を入れようとするも、ボンバー来島は間合いを詰めてその圧倒的肉体で弾き飛ばす。ならばと伊達も組みついて殺人ヒザ魚雷を入れようとするも、B来島もこの動きを読んでいてすかさず押し倒してグラウンドに移行。異種格闘技戦のような試合展開となったが、両者灼熱バトルに疲れたのか、場外乱闘にもつれこむ。場外でパイルドライバーを決めたボンバー来島、すかさずリングに戻る。伊達もふらつきながらエプロンに上がったが、ここでボンバー来島がロープ越しのラリアット!まともにくらった伊達は場外フェンスに激突し悶絶。そのままカウントが進み、ボンバー来島のリングアウト勝ちが宣告された・・・

○G山本(8点)(7分2秒、首固め)結城千種●(5点)
グリズリー山本、中盤戦から極悪の本性を出してきたようだ。この日はまともにプロレスをやると見せかけて、数分間普通にファイトした後、結城千種がネックブリーカーか何かを狙って突進してきたところを隠し持っていた栓抜きでノドを一撃!もがき苦しむ結城を嘲笑いながら首固めで丸め込んだグリズリー山本が4勝目を挙げた。SPZの井上レフェリーは見て見ぬふり・・・・

△草薙みこと(9点)(17分22秒、両者KO)サンダー龍子△(11点)
サンダー龍子、昨夜の市ヶ谷戦で大立ち回りをやったせいかいまひとつ本来の爆発力が出ない。草薙の空気投げを連続して食らうなどやや劣勢。しかしサンダー龍子もラリアット3連発で逆襲に転じ、パイルドライバー、プラズマサンダーボムの猛攻、しかし草薙もノーザンライトSHを連発して流れを渡さない。SPZ王者とWARS王者がお互い一歩も譲らない大技の攻防。草薙、いったんサンダー龍子の動きを止めようとドラゴンスリーパーを仕掛けたがサンダー龍子強引に振りほどいて2発目のプラズマサンダーボム!しかし草薙も返して組み付いて草薙流兜落とし!両者ダウン。
「奥の手を出すしかないか」
サンダー龍子、急場しのぎの延髄ラリアットで草薙を倒すと、コーナー最上段に登ってムーンサルトを狙った、が、草薙すくっと起き上がりコーナー上でサンダー龍子のバックを取った。やばいと恐怖の表情でこらえるサンダー龍子だったが、草薙もここが勝負どころと判断したのか雪崩式ジャーマンで投げようとする、が、サンダー龍子、投げられた瞬間にコーナーポストを蹴って態勢を崩した。両者コーナー最上段から不自然な形で落ちてしまった。打ち所が悪かったのか、そのまま両者起き上がれず10カウントが数えられダブルノックアウトの裁定となった・・・
「ダブルKOの場合でも勝ち点1付くんだっけ」
記者席がざわめき。事前に渡された大会規定ルールブックでは、時間切れ引き分けは両者に1点、両者リングアウト、両者反則、無効試合は0点となっており、ダブルKO、ダブルフォールの記載がなかった。運営痛恨のミス。けっきょく小淵沢氏の裁定で両者に勝ち点1がプラスされることになった。

○武藤めぐみ(8点)(14分37秒、レフェリーストップ)B市ヶ谷●(10点)
※飛びつき腕ひしぎ逆十字

やはり昨晩の大肉弾戦の影響か、市ヶ谷の動きが今一つ。C斉藤戦で負傷した右太もものサポーターも相変わらず。一方の武藤めぐみも昨日の草薙戦で腰を痛めており、痛み止めの注射を打ち腰痛ベルトを装着してのファイト。しかしドロップキック連発を見せるなど動きは好調。市ヶ谷はタックル弾き飛ばしを起点に攻め立てようとする。10分経過のアナウンスとともにB市ヶ谷が勝負をかけ、タイガードライバー、ビューティボムの猛攻、しかし武藤も返して場外エスケープ。しかし市ヶ谷も追撃すべく追ってきた。武藤を引きずり起こし鉄柱にごつん。鉄柱を背にしてフラフラの武藤、ここで市ヶ谷、タックルを狙ったが武藤ギリギリで身をかわす!市ヶ谷鉄柱に右肩を強打し悶絶。
 カウント19でリングに戻った市ヶ谷だが右腕が上がらない。急場しのぎに延髄斬りを放ったが、2発目は武藤にかわされ、起き上がったところを武藤の飛びつき腕ひしぎに捕らえられてしまった。市ヶ谷の表情が苦痛にゆがむ。女王の意地でギブアップの言葉をなかなか吐かないビューティ市ヶ谷、危険と判断したSPZ井上レフェリーが試合を止めた。止めるのが早すぎる!と井上レフェリーに食ってかかる市ヶ谷、しかし井上レフェリーも昨晩の市ヶ谷暴走で被害を受けており知るかボケと返し、険悪な雰囲気。快進撃を見せた市ヶ谷、ここでまさかの2連敗。首位の座もサンダー龍子に明け渡した・・・・

△M祐希子(5点、時間切れ引き分け)南利美(5点)△

ともに星の上がっていない両者の対戦。この一戦で南が取った戦法は時間切れ引き分け狙いだった。開始から10分以上グラウンド地獄に引きずり込み。巧みな技術でマイティ祐希子に攻め手を与えない。単純なヘッドシザースで引っ張るあたりさすがとしかいうほかない。しかしマイティ祐希子も南のキーロックを持ち上げてそのまま叩きつけて反撃。しかし南は不利に陥るとすぐさま場外にエスケープし波状攻撃を許さない。セコンドの保科からボトル入りの水を渡され、それで口をゆすいで一息つける南。炎天下で老獪なところを見せる。焦れたM祐希子がドロップキックを繰り出すも南はロープにしがみついて自爆させる。そしてまたM祐希子にからみついて延々とグラウンド。そしてスリーパー責め。大技や打撃は一切出さない異質なプロレスを展開する。20分が過ぎてもそのパターンが延々と続く。

しかし南も炎天下のレスリングで消耗していったのか、汗で滑ったりして精彩がなくなる。マイティ祐希子、強引に引きずり起こしてノーザンライトSH!しかし南もダメージの蓄積がないので2で返してすぐさま場外エスケープ。マイティ祐希子も追ってきて、場外で追いかけっこが展開されて笑い。しかし南、くるっとターンしてトラースキック一撃。クレバーなところも見せる。25分を過ぎても南の時間切れ引き分け狙いは変わらず、普段は見せない足4の字固めでの時間稼ぎ。マイティ祐希子がロープにたどり着いた時点で残り時間2分。そしてここで南、またも場外エスケープ。あせったマイティ祐希子がトペスイシーダを狙うも南も飛びのいてかわす。両者がリングに戻ったところで残り時間1分。マイティ祐希子、強引にジャーマンを狙うも南、回転エビに切り返す。1で返した祐希子、首固め、逆さ押さえ込みを連発するが南もことごとく返して首4の字固めで反撃。明らかに取りあえず出しておくといった感じだ。残り時間30秒。マイティ祐輝子、腕ずくで首4の字のフックを外し、南の首に手を回し強引にスタンドに移行しDDTでたたきつける。残り時間20秒、カウント2でフォールを返した南、今度は足を取ってアキレス腱固め。懸命にロープへ逃げたマイティ祐希子、残り時間10秒、もう時間がないと焦るマイティ祐希子は南を引きずり起こしてバックに回り奥の手、バックドロップホールドを炸裂。ワン、トゥ、ここで時間切れ引き分けのゴングが鳴った・・・・

灼熱の30分の激闘、ゼえぜえと荒い息をつく両者。そのままリングに倒れ伏して動かない。セコンドが駆け寄り介抱する。
「南選手・・・草薙選手の援護射撃狙いに行ってましたね」
解説の杉浦美月がボソッと。敗北ではないのでプライドは傷つかない。
「この・・・引き分けは、負けに等しいわ」
マイティ祐希子、控室でミネラルウォーターを飲みながらぼそっと。

こうして灼熱の8試合が終わり、昼の部が終了。客出し、清掃、客入れを経て午後6時、夜の部が開始。

2019年5月25日 (土)

20190525

◆相撲
朝乃山優勝

前頭中位だが、あれよあれよと進撃し、栃の心、豪栄道を撃破し千秋楽を待たずに優勝決定。久々の高砂部屋力士の優勝。

照ノ富士6勝1敗で終了
番付運が良ければ来場所は幕下か。

◆プロレス
宮原三冠防衛に成功 石川を下す。
全日本5.20後楽園、ジャンボ鶴田メモリアルマッチで渕さんがコーナーに登ってオー。

◆野球
広島首位 11連勝
やはり野球は投手なのか。代打長野で巨人ファンも大歓声。

◆泥酔国会議員
一部報道では国後島での会合で戦争発言のほかにのほかに聞くに堪えない言葉を発したとか。こんなのに入れてしまった大阪の有権者は猛省すべきか。しかし国会議員の座は年収3000万円で人生逆転ツールになっていないか。過大な収入を与えると人は勘違いする。

2019年5月19日 (日)

WASオールスターリーグ戦(19)

(19)
第4日 8月15日 
広島若鯉球場大会。シリーズ唯一の屋外興行で、天気予報では最高気温35度、晴れ時々曇り、夕方にわか雨の予報。炎天下での試合はコンディション調整が難しい。観客も同じで、昼の部のチケットはこのシリーズ唯一、若干の残券が出た。生観戦よりパブリックビューイングを選ぶファンが多かったらしい。
「戦いが長引くと危険です。それなりの闘い方をしないといけないですね」(B上原)

オーロラビジョンではしつこいくらい熱中症に注意せよというワーニングが出まくる中。12時に昼の部開始。きょう使用されるリングはキャンバスが若干硬めのWARS。

広島大会昼の部の前座はまずバトルロイヤルから始まった。出場選手は石川、真壁、辻、金森、富沢、成瀬、菊池、藤島、渡辺、保科の10名。オーバーザトップロープで失格となるルールが採用され、押し合いへし合いの攻防、そしてスリーパーの数珠つなぎなどバトルロイヤルお約束のムーブも。菊池が石川を回転エビで丸め込み、3カウントを取るも周りの選手に半回転させられて今度は菊池の肩がついてしまい失格。真壁と辻は二人がかりで藤島、次いで渡辺をOTRさせることに成功。しかし金森が背後から忍び寄って蹴りを入れてなぎ倒され、2人とも押さえ込まれて失格。保科も富沢にショルダースルーでOTRさせられしっかっく、けっきょく金森、成瀬、富沢のソウルジャー勢が残り、最後は連続でスクールボーイで2人を丸め込んだ富沢が勝利。勝負タイム6分2秒。

吉原○(4分22秒、ドラゴンスリーパー)M千秋●

沢崎○、小川(10分27秒、ジャーマンSH)中江●、R北条
地元凱旋の沢崎に大声援。新女の中堅どころ2人の攻めをひとしきり受けてからジャーマンで逆転勝利。

(公式リーグ戦)
○氷室紫月(8点)(11分37秒、体固め)R美冬●(4点)
※バックドロップを押しつぶす

やはり灼熱の闘いのせいか、両者の動きが今一つ。ライジン美冬もやりづらそうに蹴りを打ってゆく。氷室は序盤は隙をうかがってグラウンドに持ち込む闘い。やはり消耗度合いが違うのか、10分経過のアナウンスとともにライジン美冬が行くぞ!といって勝負に出た、ミドルキックを何発か入れてぐらつかせてからバックドロップを狙ったが、氷室冷静に上から押しつぶし、そのまま押さえ込む。美冬もこのくらいは返すだろうと思われたが、炎天下バトルで反応が遅れたか、あっさり3カウントが入ってしまった。ややラッキーな面があったものの、氷室が4勝目を挙げた。

○C斉藤(8点)(5分27秒、TKO)ノエル白石●(4点)
※ハイキック
熱さで動けなくなる前に仕留めようと考えたのか、ノエル白石が強引な力押しで優位に立つ。しかしコンバット斉藤も蹴って蹴って反撃。しかし5分過ぎにコンバット斉藤が繰り出した右のハイキックがクリティカルで入ってしまったのか、ノエル白石前のめりにぶっ倒れ起き上がれない。危険と判断した新女の佐久間レフェリーが試合を止めた。場内悲鳴とどよめき。敗れたノエル白石は起き上がれず、担架で運ばれた。

○B上原(7点)(11分3秒、ラ・マヒストラル)L内田●(4点)
炎天下のファイト、大技で決めるのは難しいと考えたのか、10分経過とともにお互い丸め込みで決着をつけようと、首固め、回転エビ、逆さ押さえ込みの応酬が繰り広げられた。この争いを制したのはブレード上原がメキシコ遠征の際に体得したラ・マヒストラルだった・・・
「あの暑さはやばいです。10分やったらもうぐちゃぐちゃになります」(L内田)

2019年5月18日 (土)

20190518

みなさまこんばんわ。

◆相撲
貴景勝負傷、再出場
ヒザを故障するも酸素カプセルや注射で痛みを取り8日目から再出場。なんとしても勝ち越すつもりらしい、だがこの決断が吉と出るか凶と出るか。

栃ノ心7連勝、大関復帰M3
白い子がいないので、かつ四つ相撲で本来の力が出せているので大関復帰は怪我しなければほぼ確実。

十両
安美錦5勝2敗、豊ノ島6勝1敗 ベテラン元気。

三段目
照の富士3連勝。全勝で終われば来場所は幕下復帰。

◆野球
広島2位
投手陣が復調してきた。これで田中松山長野の調子が上がってくれば・・・

巨人の暫定抑えは沢村
酒飲んで暴れて厳重注意くらっていたが背に腹は代えられない原監督の柔軟思考。

◆プロレス
斎藤彰俊と井上雅央がダークエージェント再結成
ノアの若手選手をガムテープでぐるぐる巻き。悲しき中年はまだまだ元気。

◆北方領土は戦争をしないとうんぬん
年収3000万円ももらっている国会議員の立場ながら、頭で思ったことをそのまま口に出すのはいかがなものなのか。言論は自由だが、要職にある人は言動に気を使わなければならない。言っていることはその通りだが、ロシア当局に「日本の一部世論はロシアと戦争したがっている」と誤った分析をされかねない。

2019年5月11日 (土)

WASオールスターリーグ戦(18)

(18)

○B上原(5点)(16分37秒、回転エビ固め)N白石●(4点)
休憩後、新女のベテラン選手とWARSの怪力選手が激突。終始攻めていたのはノエル白石だったが、ブレード上原もベテランならではの冷静さを見せ、場外エスケープや返し技などで波状攻撃を許さない。ノエル白石、STOを狙うも良く見ていたブレード上原、都度カウンターの掌底で殴り倒す。攻め疲れが見えてきたノエル白石、強引にパワーボムで持って行こうとするもリバースで返される。最後はブレード上原、掌底でぐらつかせてからその場でジャンプして回転エビ固めで丸め込んで3カウント奪取。ブレード上原がベテランの技術で2勝目を挙げた。

○草薙みこと(8点)(19分5秒、レフェリーストップ)武藤めぐみ●(6点)
※逆片エビ固め
SPZ世界王者・草薙とソウルジャーのエース・武藤がぶつかる夢のカード。動きの速さでは武藤だが、草薙はとにかくつかまえてブン投げてという荒っぽい攻め。序盤は接近してくる武藤をうまく組み止めて即、空気投げというパターンで優位に立つ。ならばと武藤、ドロップキック、ニーアタックをヒットアンドアウェイ戦法で繰り出し巻き返す。10分過ぎに場外戦があって、その時に草薙が場外ノーザンライトSHで武藤、腰に違和感が生じたのか、リングインした後も腰をしきりに気にしながらのファイト。武藤めぐみ、15分過ぎに勝負に出てシャイニングウィザード、ムーンサルトの猛攻をかけるも草薙は2で返す。ならばと武藤、タイガードライバーか何かを狙ったが、草薙も下から踏ん張ってこらえ、1分ほど根競べが続いたが武藤、うあああという気合いとともに草薙を持ち上げる。が、ここで武藤の腰に電気が走り、不完全な格好で草薙落下。ふらつきながら起き上った草薙が見たものはリング上で倒れ伏しながら痛みに耐えている武藤だった。
「草薙さん!向こう、腰やってます」
セコンドの小川ひかるが指摘。これを聞いた草薙、逆片エビに捕らえる。うがああとあられもない悲鳴を上げてもだえ苦しむ武藤めぐみ、激痛に耐えながら懸命にロープブレイク。しかし草薙、これで弱った相手に満を持して草薙流兜落とし!これで悶絶した武藤をリング中央まで引きずって、ふたたび逆片エビ固めに捕らえた。激痛のあまり声も出ない武藤。場内悲鳴とどよめき。それでもソウルジャータッグ王者の意地でギブアップの言葉だけは吐かない武藤。だが、危険と判断した新女の佐久間レフェリーが試合を止めた。

勝ち名乗りを受けたあと、セコンドの小川と引き揚げる草薙みこと。起き上がった武藤、何で試合を止めたんですかとレフェリーに抗議する武藤。なだめる佐久間レフェリー。判定が覆るはずもなく武藤めぐみ、黒星と腰の負傷のダブルパンチとなった・・・

○M祐希子(4点)(20分17秒、タイガースープレックスホールド)R美冬●(4点)
名古屋大会、夜の部のセミ前、昼の部で結城相手に30分闘ったマイティ祐希子だが、ここで勝っておかないと優勝争いが苦しくなるので、美冬の蹴りをかいくぐりながら懸命のファイト。美冬は今まで同様に押さえつけてのヘッドショットキックで相手の動きを止める戦法。ネックブリーカー、ノーザンを受けながらもきちんと返して頭を狙って蹴りを打つR美冬、何度目かの蹴りでM祐希子ががくりと膝をつく、勝てると思ったかにやりとするR美冬。が、次の瞬間M祐希子の怒りがリミッターを超えバックに回って凄まじい角度のジャーマン!ギリギリで返したものの、R美冬目がうつろ。ならばとM祐希子、ボディスラムで投げてからコーナーに上がりムーンサルト!しかしこれもギリギリで返したR美冬。場内大盛り上がり。M祐希子、ふうっと一息入れてからR美冬を引きずり起こし、バックに回ってタイガースープレックスホールド。美冬、返そうと足を動かすものの力が入らず肩を上げられず、無念の3カウントを聞いた。マイティ祐希子、6試合目でようやく公式戦初勝利。

○T龍子(10点)(22分18秒、リングアウト)B市ヶ谷●(10点)

名古屋大会夜の部のセミで、ここまで勝ちっぱなしのビューティ市ヶ谷と1敗で追うサンダー龍子が激突。両者とも力任せの凶暴ファイトを得意としているだけあってのっけから激しい殴り合い。しかし昼の部で市ヶ谷は右太ももを痛めたのか、大きなサポーターが巻かれていた。ラリアットの撃ち合いも互角。ならばと市ヶ谷、突進してくるサンダー龍子を捕まえてフロントスープレックス。ギロチンドロップで追い打ちをかけようと助走に走ったが、足の事を考えたかいったん止まってからフィストドロップで急場をしのぐ市ヶ谷、定番ムーブの急な変更で場内えっという感じ。しかしサンダー龍子も反撃に転じ、パイルドライバー3連発という荒っぽい攻め。大技の応酬に場内どよめき。私の方が上だ、と攻め合いしのぎ合うサンダー龍子とビューティ市ヶ谷。しかしビューティ市ヶ谷、困ったときの奥の手、延髄斬りでふらつかせてからタイガードライバー、ビューティボムの猛攻。ギリギリで返したサンダー龍子だがダメージが深く起き上がれない!
「おーほほほほほ!ぶざまね!」
場内どよめきと悲鳴。あのサンダー龍子がこのような起き上がれない醜態をさらすとは・・・・ここで負けるわけにはいかないと考えたか、サンダー龍子、ゴロゴロと転がってひとまず場外エスケープ。場外でうずくまって回復を図る戦法か、あわててセコンドの石川涼美が駆け寄り、状態を確認する。市ヶ谷、ここが勝負どころと判断したか、めったに見せないトペスイシーダで追い打ち。そして場外で引きずり起こしてバックドロップを狙ったが、マットの無いところでバックドロップを食らったらまずいと考えたサンダー龍子も足をフックして懸命の防御、強引にブン投げようとする市ヶ谷、そんな態勢が数秒続いたが、ここでサンダー龍子、なりふりかまわない手段、毒霧を至近距離で市ヶ谷の顔面めがけ噴射した!赤い毒霧を浴びてもがき苦しむ市ヶ谷、すかさずサンダー龍子が場外DDTで追い打ち、悶絶する市ヶ谷にペッと唾を吐いてからリングに戻ったサンダー龍子、
この試合を裁くレフェリー井上霧子のカウントが進む、カウント17、起き上がった市ヶ谷、視界がやられているのか目に手をやる市ヶ谷、カウント18、セコンドのR北条が駆け寄り市ヶ谷の顔をタオルでひと拭きしてからリングこっちですとサポート。カウント19、セカンドロープに手をかけリングに戻ろうとした市ヶ谷だったが、ここで右太ももをさらに痛めてしまい苦しみに顔をゆがめる。カウント20、痛みをこらえてリングインした市ヶ谷だったがそのときすでにゴングが打ち鳴らされていた・・・・

「キーッ!サンダー龍子!こんな卑劣な手を使ってまで勝ちたいんですの?」
絶叫する市ヶ谷。サンダー龍子ぼそっと悪ィなとつぶやくも、市ヶ谷は逆上しサンダー龍子に突進し殴る蹴るの暴行!そしてビューティボム!そして上に乗ってマウントパンチ!あわててセコンドのR北条と石川が止めに入るも、市ヶ谷様石川をラリアットで弾き飛ばし、自団体のはずのR北条にも張り手一閃!
「やりやがったなテメー!」
サンダー龍子も起き上がり市ヶ谷に頭突きをお見舞い、リングアナがゴングを乱打するが何の効果もない。2人の凶暴野獣がなおも殴り合い。SPZの井上レフェリーが止めに入ったものの市ヶ谷のラリアットを食らって失神!花道奥で見ていた選手もあわてて止めに入りリング上は修羅場と化した。前の試合で敗れて控室で休んでいたライジン美冬まで入り、ようやく騒動は収束した。ラリアットを食らったSPZ井上レフェリーは病院送り、レフェリーに手を出したB市ヶ谷には後日、運営委員会により制裁金100万円が科された。

○結城千種(5点)(24分55秒、首固め)伊達遙●(6点)

暴走した両雄がわけられ、ざわめきが収まらない中メインに出る二人が入場。結城千種、地元名古屋での興行とあって昼の部・夜の部ともにメインイベントに出場。伊達はエルボーや蹴りを取りあえず出しておく戦法に出た。しかし結城も相手の打撃をきちんとさばいてフロントスープレックスで投げる。しかし無茶苦茶なセミファイナルで観客が疲れていたのか、観客のリアクションが良くない。静まった状況下でお互いの攻防だけが繰り広げられる異様なムード。20分近くまでそういった静かな攻防が続いた。昼の部でも30分やってやや動きの堕ちてきた結城へ伊達が組みついて殺人ヒザ魚雷!しかし結城は一発だけ撃たせて、二発目の蹴り足をつかんでスモールパッケージに切って取った。伊達が突破口を開くヒザ魚雷を研究していたか。思わぬ切り返しに動揺する伊達、急場しのぎに大振りのSPZキックを狙うも当たらない。逆に結城がうまく組みついてバックドロップ炸裂!
しかし伊達も2で返す。ならばと結城、行くぞーと叫んでタッチアウトの態勢に。この技を食らったら危ないと考えた伊達遙、懸命に踏ん張って防御。持ち上げようと力のこもる結城、しかし伊達遙は組み合った態勢のままニーリフトを入れてぐらつかせる。結城、これを待っていたのか伊達をスモールパッケージで丸め込む。返そうとしたが結城の足のフックがしっかりしており、伊達は無念の3カウントを聞いた。

セミ前からメインの3試合がいずれも20分越えの長い試合となり、メインイベントが終わったのが午後10時少し前。セミ・メインに出た4人は当日中に広島入りできなかったので主催者が急きょ用意した大阪のホテルに一泊し、翌日朝の新幹線で広島入りすることになった。

「う・・あ・・・くっ」
草薙戦で腰を痛めた武藤めぐみは深夜、広島市内の宿舎で整体師を呼んでもらって応急処置。明日からの戦いへの影響しなければよいが。
「さー、出力上げてゆくわよー」
初白星をゲットしたマイティ祐希子、広島市内の鉄板焼き店で特大のお好み焼きを3枚平らげ、翌日に向けて英気を養った。
ここまでの順位は以下の通り。
1位:ビューティ市ヶ谷、サンダー龍子 10点
3位:草薙みこと 8点
4位:ボンバー来島、武藤めぐみ、氷室紫月、グリズリー山本、伊達遙、コンバット斉藤 6点
10位:ブレード上原、結城千種 5点
12位:マイティ祐希子、ラッキー内田、ノエル白石、南利美、ライジン美冬 4点

3日目が終わった。

20190511

皆様こんばんわ。

今週のスポーツニュース行きます。

■相撲

白い子休場

まあ腕の筋肉が7割切れていては致し方ない。令和最初の場所、本命は新大関貴景勝か。

■野球

巨人19点強すぎ

坂本と丸の出塁率、岡本と亀井の奈良県人コンビ。ビヤヌエバとゲレーロが不振二軍でも悪魔的な打線だ。

広島まだ5割

田中の不振が痛い。松山がやっと5番に復帰。反攻はこれからだとは思うが、

■プロレス

井上雅頑張れ

ノアの前座戦線を盛り上げる。

今週はこんなところ。

 

 

2019年5月 5日 (日)

WASオールスターリーグ戦(17)

(17)
名古屋しゃちほこドームは客だし、清掃を終え、夜の部の開場となった。
「誰ですか・・・、こんな強行日程承認したの」
新女控室、マイティ祐希子もケータリングのフルーツを食べながらため息をついていた。1日2試合はやったことはあるが、ハードなシングルマッチの連戦でかつ対戦相手は気の抜けない一流ばかり。これでは疲労が蓄積する一方である。マイティ祐希子、夜の部の相手はWARSのライジン美冬、派手さはないが楽な相手ではない。

午後5時過ぎに夜の部の開場。通しのチケットを持っていて、昼夜両方の興行を観戦する熱心なファンも多数。

午後6時、名古屋大会夜の部開始。まず前座の3試合。
M千秋○(3分44秒、片エビ固め)藤島●
※バックドロップ

マーメイド千秋はWARSの若手中堅選手の中では唯一のヒール。自団体の選手とタッグを組んでの出番でもやりたいヒールファイトに走る。ましてシングルマッチのときはもう暴虐ファイトを全開。この日も藤島瞳をゴング前に襲いイス攻撃を繰り返してバックドロップで終了。

沢崎○、小川、保科、渡辺(5分51秒、ジャーマンSH)金森、吉原、富沢●、成瀬

中江、R北条○、菊池(7分44秒、片エビ固め)石川、真壁、辻●
※DDT

前座試合に出る若手中堅選手の中で図抜けているのがSPZの沢崎光。伊達のタッグパートナーを務めているので実力は折り紙つきで、リーグ戦公式戦に出てもおかしくない選手。この日も鋭いジャーマンで格の違いを見せつけた。新女では中江、R北条のパワーが光る。トップどころとは差はあるが、R北条のDDT,中江のラリアットは強烈。

そしてリーグ戦公式戦。
○C斉藤(6点)(10分22秒、片エビ固め)L内田●(4点)
※トラースキック
名古屋大会夜の部ではSPZとソウルジャー勢の対戦が4試合も組まれている。SPZの核弾頭・コンバット斉藤の蹴り足をつかんでドラゴンスクリューに切り返す技巧派ラッキー内田の動きに場内拍手。あとはもうラッキー内田が関節技博覧会を展開。うめき声を上げながらロープに逃れるコンバット斉藤。やはり技術が違い過ぎる。これはもうラッキー内田の楽勝かと思われたが、コンバット斉藤もコーナー近くでファイトし、決定的なシーンを作らせない。ならばとラッキー内田、コーナーに追い詰めてエルボー連打、コンバット斉藤崩れ落ちる。チャンスと見たラッキー内田、間合いを取って助走をつけてニーアタックを狙ったが、コンバット斉藤すくっと起き上がって、カウンターのトラースキックをぶち込んだ!これがまともに入ってしまったのか、ラッキー内田は無念の3カウントを聞いた。
(これは内田さんがジョバーをやったのがバレバレだろう)
この日2試合目とはいえ、本来のラッキー内田はキック一発で沈むような選手ではない。


○G山本(6点)(9分53秒、体固め)B来島●(6点)
※エルボードロップ
規格外パワーファイター同士の一戦。ド迫力の殴り合いが展開された。しかし5分過ぎ、このシリーズで猛威を振るっているボンバー来島の延髄ラリアットでグリズリー山本、よろめいて片膝をつく。これでボンバー来島が優位に立ち、パワースラム、ジャーマンの猛攻。かろうじて返したG山本だが息も絶え絶え。
「これで終わりだ!」
ボンバー来島、トップロープに上がって、めったに公開しないダイビングラリアットを狙ったが、グリズリー山本、リストバンドからセンヌキの様な凶器を取り出しボンバー来島のノド元を一撃!
予期せぬ一撃、ノドを抑えてもがき苦しむボンバー来島、そこへエルボードロップを投下したグリズリー山本が極悪の3カウント奪取。場内ブーイング。

○氷室紫月(6点)(20分27秒、逆さ押さえ込み)南利美●(4点)
昼の部でグリズリー山本に手痛いダメージを負った南利美は本来の状態とは程遠かった。休憩前の試合、屈指の技巧派対決で前評判も高かったのだが、氷室も南の惨状を察していたのか、グラウンドレスリングの地味な攻防に終始。スリーパーの攻防も通り一遍。大技・打撃技の全く出ない試合となった。それでも20分の試合を作ってしまうあたりこの2人只者ではない。20分経過のアナウンスとともに南が昼の部でG山本を破った羽根折り腕固めを決めようとするが、氷室するっと回転して決めさせず、逆さ押さえ込みに取って返した。虚を突かれた南は無念の3カウントを聞いた。悪く言えば凡戦、よく言えば通好みの試合展開だった。

「負けたけど、氷室さんとレスリングができて、・・・まあ楽しかったわ。」

敗れた南利美、サバサバした表情で控室に入り、手早くシャワーと着替えを済ますや、地味な私服に着替えて迎えの車に乗り込み、翌日の試合地である広島へ新幹線で前日入りするため、名古屋駅へ向かった。

2019年5月 4日 (土)

20190504

今週のスポーツニュース行きます

◆新しい時代 令和
生前退位で新元号という流れになったが、これはこれで新しい時代、お祭り騒ぎを誘引し10連休を含め経済効果はかなりあったのではないか。崩御での新元号は悲壮感がただようが、こんかいは祝賀ムードに満ち溢れていた。

◆野球
ベイスターズ借金7最下位
ラミレス采配のせいなのか、単純に戦力不足なのか。宮崎の不振が大きいのか。

◆プロレス
宮原チャンカン制覇
優勝決定戦でジェイクを下し優勝。やはり新しい時代令和を引っ張るのは宮原しかいないということか。次期三冠戦は石川の挑戦を受ける。

渕正信 加須市観光大使に就任
もうこれは隠居モードなのか。

◆相撲
荒磯親方(元稀勢の里)高安を圧倒
ノープレッシャーでは最強。稽古場では白い子より強いかも。今からでも遅くないから幕下付け出しで別名義で再デビューしてはどうか。

今週はこんなところ。

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