WASオールスターリーグ戦(19)
(19)
第4日 8月15日
広島若鯉球場大会。シリーズ唯一の屋外興行で、天気予報では最高気温35度、晴れ時々曇り、夕方にわか雨の予報。炎天下での試合はコンディション調整が難しい。観客も同じで、昼の部のチケットはこのシリーズ唯一、若干の残券が出た。生観戦よりパブリックビューイングを選ぶファンが多かったらしい。
「戦いが長引くと危険です。それなりの闘い方をしないといけないですね」(B上原)
オーロラビジョンではしつこいくらい熱中症に注意せよというワーニングが出まくる中。12時に昼の部開始。きょう使用されるリングはキャンバスが若干硬めのWARS。
広島大会昼の部の前座はまずバトルロイヤルから始まった。出場選手は石川、真壁、辻、金森、富沢、成瀬、菊池、藤島、渡辺、保科の10名。オーバーザトップロープで失格となるルールが採用され、押し合いへし合いの攻防、そしてスリーパーの数珠つなぎなどバトルロイヤルお約束のムーブも。菊池が石川を回転エビで丸め込み、3カウントを取るも周りの選手に半回転させられて今度は菊池の肩がついてしまい失格。真壁と辻は二人がかりで藤島、次いで渡辺をOTRさせることに成功。しかし金森が背後から忍び寄って蹴りを入れてなぎ倒され、2人とも押さえ込まれて失格。保科も富沢にショルダースルーでOTRさせられしっかっく、けっきょく金森、成瀬、富沢のソウルジャー勢が残り、最後は連続でスクールボーイで2人を丸め込んだ富沢が勝利。勝負タイム6分2秒。
吉原○(4分22秒、ドラゴンスリーパー)M千秋●
沢崎○、小川(10分27秒、ジャーマンSH)中江●、R北条
地元凱旋の沢崎に大声援。新女の中堅どころ2人の攻めをひとしきり受けてからジャーマンで逆転勝利。
(公式リーグ戦)
○氷室紫月(8点)(11分37秒、体固め)R美冬●(4点)
※バックドロップを押しつぶす
やはり灼熱の闘いのせいか、両者の動きが今一つ。ライジン美冬もやりづらそうに蹴りを打ってゆく。氷室は序盤は隙をうかがってグラウンドに持ち込む闘い。やはり消耗度合いが違うのか、10分経過のアナウンスとともにライジン美冬が行くぞ!といって勝負に出た、ミドルキックを何発か入れてぐらつかせてからバックドロップを狙ったが、氷室冷静に上から押しつぶし、そのまま押さえ込む。美冬もこのくらいは返すだろうと思われたが、炎天下バトルで反応が遅れたか、あっさり3カウントが入ってしまった。ややラッキーな面があったものの、氷室が4勝目を挙げた。
○C斉藤(8点)(5分27秒、TKO)ノエル白石●(4点)
※ハイキック
熱さで動けなくなる前に仕留めようと考えたのか、ノエル白石が強引な力押しで優位に立つ。しかしコンバット斉藤も蹴って蹴って反撃。しかし5分過ぎにコンバット斉藤が繰り出した右のハイキックがクリティカルで入ってしまったのか、ノエル白石前のめりにぶっ倒れ起き上がれない。危険と判断した新女の佐久間レフェリーが試合を止めた。場内悲鳴とどよめき。敗れたノエル白石は起き上がれず、担架で運ばれた。
○B上原(7点)(11分3秒、ラ・マヒストラル)L内田●(4点)
炎天下のファイト、大技で決めるのは難しいと考えたのか、10分経過とともにお互い丸め込みで決着をつけようと、首固め、回転エビ、逆さ押さえ込みの応酬が繰り広げられた。この争いを制したのはブレード上原がメキシコ遠征の際に体得したラ・マヒストラルだった・・・
「あの暑さはやばいです。10分やったらもうぐちゃぐちゃになります」(L内田)
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