WASオールスターリーグ戦(21)
(21)
リーグ戦4日目
広島大会の夜の部は全日程で唯一、団体間の公式リーグ戦が全く組まれていないカード編成。ランダムでカードが決定されたため、偶然のいたずらでこのようなマッチアップとなった。
前座試合の結果は以下の通り
金森○、吉原、富沢、成瀬(5分8秒、片エビ固め)石川、真壁、辻●、M千秋
※かかと落とし
中江○、R北条、藤島(3分44秒、体固め)沢崎、保科、渡辺●
※ラリアット
菊池○(19分33秒、首固め)小川●
広島夜の部第3試合で軽量級の第一人者同士のシングル対決が組まれた。団体間対抗の公式リーグ戦が全くないラインナップでまずいなと考えた運営がこのカードを急きょ組み入れた。新女の核弾頭・菊池とSPZのやられ役、小川が激突したカード。序盤は菊池がスピードでほんろうしたが、動きが落ちてきたのを見計らって小川が執拗なグラウンド攻め。菊池に悲鳴を上げさせまくり、絶体絶命のシーンが幾度もあったが、菊池もジャーマンで反撃。最後は丸め合いの応酬を菊池が制した。
(公式リーグ戦)
○R美冬(6点)(13分20秒、逆さ押さえ込み)G山本●(8点)
WARSの同門対決だが、この2人は正規軍とヒールでさんざん闘っているので盛り上がった。やりたい放題のラフ殺法でR美冬をいたぶるG山本。蹴りで懸命に反撃するR美冬、最後は突進してくるG山本を美冬が強烈なトラースキックを叩き込んでぐらついたところを逆さ押さえ込みで丸め込んで3カウント。怒ったG山本は試合後ラリアットで美冬を痛めつけたが後の祭り・・・美冬が3勝目を挙げた。
△結城千種(6点)(時間切れ引き分け)氷室紫月△(9点)
続くカードはソウルジャーの同門対決。氷室が入門年次では先だが、直近の対戦成績は結城千種がやや有利。しかし氷室、この日は負けないレスリングに終始。昼の部のM祐希子VS南戦とよく似た試合展開。ひたすらマット上でくんずほぐれつの地味な攻防が続く。あっという間に15分。焦れた結城、バックドロップを狙うが氷室も足をフックしてきっちり防御。そして体を浴びせ倒してまたグラウンド。大技の応酬をやったら結城が有利に決まっている。ならば引き分けて確実に勝ち点1を手に入れるのが上策と考えたか。終盤は氷室、さすがに露骨なのはまずいと考えたのかパイルドライバーを繰り出す。それも態勢に入ってから脳天杭打ちを決めるまで微妙に長い。しかし結城もこんな技で負けるわけにはいかないとフォールを返す。しかし氷室はまたパイルドライバーの態勢に。けっきょく氷室はゆったりとしたパイルドライバーを5連発・・・・
ここで残り時間1分。あせった結城は切り札・タッチアウトの態勢に入るも氷室踏ん張って決めさせない。残り時間30秒、残り時間20秒、結城、急場しのぎにDDTを繰り出し、いったん弱らせてから引きずり起こし、ついにタッチアウト炸裂。しかし結城もパイルドライバーのダメージが残っているのかフォールに入るのに手間取り、押さえ込んだ時には30分タイムアップのゴングが鳴っていた・・・
○草薙みこと(11点)(6分55秒、片エビ固め)C斉藤●(8点)
休憩前のカードはSPZの同門対決。過去の対戦は草薙がすべて勝っている。短期決戦を狙って蹴りまくってきたコンバット斉藤だが、上段蹴りが顔に入って草薙、珍しく怒りの表情をあらわにして、奥義・草薙流兜落としを乱発。なんと草薙は兜落としを7連発で繰り出し、コンバット斉藤を完全に沈黙させた。SPZ世界王者・草薙が勝ち点を2ケタに乗せた。試合後、険しい表情で唇からの出血をぬぐう草薙みこと。後輩の猛攻を何とか退けた・・・その試合が終わると休憩。
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