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2019年7月21日 (日)

WASオールスターリーグ戦(28)

WASオールスターリーグ戦(28)

6日目 大阪大会


○氷室紫月(15点)(11分15秒、スリーパーホールド)L内田(8点)●
休憩後はソウルジャーのベビーフェイス同士の同門対決。とはいっても両方ともグラウンドが得意な選手なので地味な攻防が繰り広げられた。10分経過のアナウンスとともにL内田がようやく大技を繰り出し、ジャーマン、ノーザンライトのスープレックス攻勢で勝ちに行こうとするが氷室も2で返す。ならばとラッキー内田、2度目のジャーマンを狙おうとするが氷室、クラッチを切るやさっとバックに回って足を掛けて倒して、グラウンドでのスリーパーに持ち込んだ。入り方が鮮やかだったためか、L内田ディフェンスできずがくりと失神。危険と判断したレフェリーが試合を止めた。場内どよめき。ダークホース・氷室紫月があれよと言う間に勝ち点15を集め、暫定ながらトップのサンダー龍子に並んだ。
落として勝つという冷徹な試合を見せた氷室、表情一つ変えず花道を歩いて引き揚げた。敗れた内田はセコンドの吉原に活を入れてもらい、しばらくぼうっとしていたのだが、やっちゃったと顔を手で覆いながらとぼとぼと引き揚げた。

▲B市ヶ谷(13点)(12分55秒、両者リングアウト)G山本(12点)▲

史上最凶のお嬢様対極悪女帝の異次元対決。序盤こそまともな力勝負、殴り合いの攻防を演じていたが、市ヶ谷のDDTが決まり、不利を悟ったG山本が場外戦に出て、フェンスに振って、鉄柱攻撃。そして赤い毒霧を市ヶ谷の顔面めがけ噴射!
「よくもわたくしの美しい顔にそんな汚いものを・・・」
顔を真っ赤に染めた市ヶ谷様マジ切れしてしまい、グリズリー山本をイスでめった打ち。そして首筋をつかんで観客席へなだれ込み、椅子の上へめがけビューティボム、そして上に乗ってギロチンチョーク。これは本当に怒っている。そうこうしているうちに井上レフェリーの場外カウントが進み両者リングアウトの裁定。
「どういうことですの?」
「両リン!両リン!」
あわててリングに戻る市ヶ谷だったがすでにゴングが鳴った後。怒りで我を忘れたB市ヶ谷、痛恨の無得点試合。かっとなった市ヶ谷は井上レフェリーにグーパンチを一撃してから引き揚げた。

○伊達遙(10点)(27分48秒、片エビ固め)草薙みこと(11点)●
※SPZキック
セミ前で組まれたのはSPZの同門対決。夜の部の事を考えると速攻勝負狙いにいくかと思われたが、両者ともそれを良しとはせず、SPZタイトルマッチの様な重く激しい攻防が繰り広げられた。組み合った瞬間が勝負。伊達が殺人ヒザ魚雷をかますか、その前に草薙が投げ飛ばすか。草薙の投げがどんどん決まっていったが、伊達もきっちり受け身を取ってダメージを軽減。そして20分過ぎ、攻め疲れの見えた草薙へ伊達の代名詞・殺人ヒザ魚雷がズバズバ決まる、草薙も腹筋は相当鍛えているが、伊達の膝蹴りはその装甲を貫く威力。
「ぐううう」
とうとう腹を押さえてうずくまる草薙、仁王立ちの伊達。それから何度も起き上がった草薙だったが、その都度殺人ヒザ魚雷を貰ってしまい苦境に陥る。ならばと必殺の草薙流兜落としを仕掛けて逆転を図ったが、伊達もカウント2.5で返す。これで攻め手の無くなった草薙、さらに伊達の殺人ヒザ魚雷をいいようにもらってしまい、ダウンカウントが数えられるほどの深いダメージ。伊達の凄まじい攻撃に場内は静まり返った。
草薙が懸命に立ちあがるも首が据わっていないのを見て取った伊達が、満を持してSPZキックを叩き込む。前のめりに崩れ落ちる草薙、ひっくり返してカバーする伊達、これでカウント3が入った。
試合後は両者大の字、死力を尽くしたいい勝負だった。
「困りましたね・・・この後祐希子さんとですか・・・」(草薙)
セコンドの小川ひかるの肩を借りて引き揚げた草薙、SPZの頂上決戦を戦い終えて、悔しさの中にもどことなく満足そうな表情を見せていた。
優勝候補の一角に名を連ねていた伊達遙、勝ち点をようやく10に乗せた。

○武藤めぐみ(10点)(15分27秒、ノーザンライトSH)結城千種(10点)●

「難しい試合になりますね」(結城)
前の試合がかなり盛り上がったため、ソウルジャーの同門対決もそれ以上のものを見せなければいけない。そう考えた両者がゴング後いきなりフルスロットルで激しい動きの攻防を見せた。レスリングでの基本的な攻防をすっ飛ばしてめまぐるしく両者動いて飛んで投げて、しかもまったく休まない。これはこの2人にしかできない世界。武藤がフランケンシュタイナーを決めれば結城はバックドロップ。とにかく動き回って相手のペースを止めようとしたが、お互い技は知っているのでなかなか決定打が出ない。しかしフィニッシュは突然に、15分過ぎに繰り出した武藤のノーザンライトスープレックス、武藤の肩が結城のみぞおちにめり込んでしまい、一瞬返す動作が遅れ、3カウントが入ってしまった。「3つ入った?」とレフェリーに確認する結城。指を3本立てて入ったと答えるレフェリー。結城は首を傾げ、いかんなという表情を見せながら引き揚げた。これで武藤も勝ち点を10に乗せた。

△B来島(13点)(時間切れ引き分け)T龍子(16点)△
大阪大会昼の部メインは新女のパワー殺法第一人者と、WARSのクレイジードラゴン。しかしボンバー来島はこの試合にかける闘志は並々ならぬものがあった
「祐希子も市ヶ谷もあんたに負けてるんだよ・・・あたしまで負けたら実質この対抗戦はうちらの負けだ」
そして試合は力と力のぶつかり合い。単純な力比べは互角。レスリングの攻防も五分と五分。ならばとエルボー、ラリアットで攻勢に出ようとしたサンダー龍子だが、来島もきっちりガードを固める。サンダー龍子は頭を負傷しているせいか、はたまた来島の重さを警戒してか、なかなかいつもの狂乱ラッシュに持ち込めない。
一方のボンバー来島も相手はWARSの巨竜とあって、アグレッシブに攻めず、スタミナ切れを待つ戦法。重量級同士の重い試合、お互いしのぎ合いながら20分が経過。
「オラーー」
20分経過のアナウンスとともにボンバー来島がジャーマン。フォールは2で返したがこれでサンダー龍子は頭を打ってしまった。もだえ苦しむサンダー龍子、ひとまず場外にエスケープ。しかしボンバー来島相手を追わず、リング内で息を整える。場外乱闘のラフは相手に一日の長がありヘタに追撃したら大ダメージを負うと考えたか。カウント19でリングに戻ったサンダー龍子、組み付いてブレーンバスターを狙うがなかなか持ちあがらず、逆にDDTに切り返されてしまいまた頭を打ってしまう。ボンバー来島、ここで勝負に出てベアハッグにとらえた。
「あ・・・・ぐ」
力ずくで絞められて苦悶の表情のサンダー龍子、場内どよめき。サンダー龍子に相手こんなことができるのはボンバー来島くらいか。
「ギブアップか?ギブアップか?」
ソウルジャーの上坂レフェリーが問う、必死にこらえる龍子、
「耳、耳です!」
セコンドの石川涼美が懸命にアドバイス。この言葉が届いたのか耳そぎチョップで脱出を図るサンダー龍子、七発目の耳そぎで技が解けた。ここで両者ダウン。ボンバー来島の奮闘に大盛り上がり。ここで25分が経過。
そしてボンバー来島は胴締めスリーパーで追い打ち。もうこの時点で負けないで終ろうと判断していたか。一方のサンダー龍子も負けて氷室に並ばれるより勝ち点1を確保して単独トップを保って終わったほうがと考えたか、強引に攻めず、残り3分になってからは両者チョップとエルボーの応酬。
「ウオオーッ」
ボンバー来島、残り2分を切ってから不意打ちナパームラリアット炸裂。しかしサンダー龍子もフォールを2で返す。両者ダウン。先に起き上がったサンダー龍子、来島を捕らえてプラズマサンダーボムの態勢に。残り時間1分。しかしなかなか持ちあがらない。残り時間30秒、
「うおおおおおお」
サンダー龍子ついに来島のガタイを高く抱え上げて
バアンッ
ものすごい音を立ててたたきつけた。しかしその瞬間サンダー龍子の腰に電気が走り体制が崩れフォールに行けない、両者ダウン!
残り時間10秒
憤怒の表情で這うようにしてカバーに行ったサンダー龍子、
ワン、トゥ、ここで30分時間切れのゴングが鳴った。
場内大歓声、死力を尽くした両者荒い息をつく。
「勝てなかったのは残念だけど・・・新女のカンバンは守った」(B来島)
「しんどいね。んー、まあ・・・ああいうタイプの選手とはなかなか自分のところでは当たらないからいい勉強になった」(T龍子)

好勝負連発となった大阪大会昼の部が終わり、客出し、清掃を経てすぐに客入れ。さすがに選手は疲労困憊(公式戦のなかったM祐希子を除く)。控室に転がったまま夜の部を待った。

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