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2019年8月18日 (日)

WASオールスターリーグ戦(30)

(30)
○武藤めぐみ(12点)(19分47秒、片エビ固め)R美冬(8点)●

※ランニングネックブリーカードロップ
相手の蹴りを警戒したのか、走り込んでからの攻撃を多用した武藤が優位に試合を運ぶ。美冬はとにかくヘッドショットキックが当たらないと上位の選手相手にはまだまだ試合が作れない。ドロップキック、ラリアット、ミサイルキックと遠距離から一気に間合いを詰めて攻めるスタイルで崩していく。美冬もカウンターで蹴りを当てていくがなかなか有効打が入らない。そのままズルズル武藤ペースで試合が進み、最後はネックブリーカー2連発で武藤が押し切って星を6勝6敗の五分に戻した。ライジン美冬は8敗となりリーグ戦の負け越しが決まった。

○結城千種(12点)(11分15秒、片エビ固め)B上原(9点)●
※バックドロップ
前半はブレード上原がミサイルキック、ドロップキックなどの飛び技を軸に優位に立ったが、結城も試合内容を度外視して勝ちに来て、バックドロップを7連発で繰り出しブレード上原を完全に沈黙させた。
「うう・・・」
一発でも厳しい結城のえぐいバックドロップを7連発で食らったブレード上原、試合が終わってからもなかなか起き上がれず、大事を取って担架で搬送された。
「しんどいので・・・ここまでくると試合内容も結果もというわけにはいきません」(結城)
勝ち点上積みへの執念を見せた結城千種が6勝6敗の五分に戻した。ブレード上原はトップとの差が7点となり、優勝決定戦進出の可能性が消えた。

△氷室紫月(16点)(時間切れ引き分け)B市ヶ谷△(14点)
大阪大会夜の部セミ前は今大会屈指の好カード。
昼の部でまさかの無得点試合をやってしまったB市ヶ谷。この試合は勝ち点2を取らないとと考えたのか出だしから猛攻を仕掛けるが、どこか焦りの色があり、氷室もディフェンスを固めており返し技で返されたりかわされたり、どこか空回り。一方の氷室はここまでトップとは1差の勝ち点15で2位につけているので、凶悪なB市ヶ谷相手に力押しで張り合うよりは時間切れ引き分け狙いのほうがやりやすいと考えたのか、立ち技打撃一切なしのグラウンド地獄に引きずり込む。しかも繰り出す技はどれも取りあえず出しておく感じで、引き分け狙いなのがありあり。
「くっこの」
B市ヶ谷も少し冷静さを欠いており、強引に大技を仕掛けようとするが、上半身の動きに下半身がついていっていない。あっという間に15分が経過。ここで氷室がスリーパーホールドを出してきた。L内田を失神に追い込んだスリーパー、市ヶ谷も懸命にもがいて振りほどこうとするが3分ほど絞められ続けてぐったり。あわててレフェリーが確認に入る。弱った市ヶ谷へ向けて氷室が繰り出したのは普段は見せない足4の字固め。うああーと悲鳴を上げる市ヶ谷、しかし氷室はこんな技で市ヶ谷がギブアップするとは思っておらず、あくまで時間稼ぎ狙い。そうこうしているうちに25分経過。焦りの色の濃い市ヶ谷はラリアットで動きを止めるやタイガードライバーを炸裂。しかし氷室も2で返して、ダウンしたままごろごろ転がり場外エスケープ。市ヶ谷追撃を加えんと降りたが、氷室も場外を逃げて間合いを取る。
「くきぃーっ!」
追いかけるB市ヶ谷、逃げる氷室、リング外周での追いかけっこに場内笑い。しかし氷室、いきなりクイックターンして市ヶ谷の腹に強烈なひじ打ち。そしてリングへ。この時点で残り時間3分を切った。
カウント18でリングに戻った市ヶ谷だったが、待っていたのは氷室の低空ドロップキック。テーピングで固めている太ももに命中。負傷箇所への一撃に苦悶の表情のB市ヶ谷。残り時間2分、焦りまくった市ヶ谷は強引にビューティボムを狙ったが踏ん張りが利かず持ち上げられず、逆にリバースで返される。両者ダウン。ここで氷室また場外エスケープ。残り時間1分。息を整えながらセコンドの金森と二言三言言葉を交わす氷室。カウント19でゆっくりリングに戻る。

「いいかげんにしなさい!」
怒り心頭のB市ヶ谷、延髄斬りを狙うも前に倒れて氷室かわしたので空を切る。残り時間30秒、B市ヶ谷、憤怒の表情で氷室を捕まえ頭突きを3発叩き込んでからえぐい角度のDDT。しかし続くフォール、氷室2.9で返す。ドドドドドド。残り時間20秒、ここで氷室またしてもゴロンと転がって場外エスケープ。市ヶ谷、リング下に降り強引に捕まえてリング内に戻そうとするが氷室もサードロープをつかんで抵抗。時間切れ直前にエプロン上で妙な攻防。残り時間10秒、ここでリング内に氷室を押し込んだ市ヶ谷、そのまま上に乗ったが氷室の右足がサードロープにかかっている。その足をすくってエビ固めの要領で力ずくで押さえ込んだ市ヶ谷、ワン、ここで時間切れのゴングが鳴ってしまった。

「氷室紫月!勝つ気がないのなら試合に出てこないで!」
試合後マイクで叫んだ市ヶ谷、氷室はどこ吹く風で、セコンドの金森から渡されたペットボトルの水を一口飲んでから、表情を変えずに引き揚げた。
負けなかった氷室、勝てなかった市ヶ谷。大阪2連戦で1点しか勝ち点を積めなかったのは今後の優勝争いを考えると痛い。

氷室紫月、控室に入ってから1分ほどぶっ倒れていたが、そのあとむくっと起き上がり、手早くシャワーを浴び着替えを済ませ、金森と一緒に迎えのハイヤーに乗り込み新大阪へ向かい、東京行の最終の新幹線に乗り込んだ。都内にはソウルジャーが懇意にしている腕のいいマッサージ師が待機している。そこでメンテナンスを行い最終盤の闘いに備える予定である。

○M祐希子(12点)(3分21秒、キャメルクラッチ)草薙みこと(11点)●

万全の状態の両者だったらどんな凄い攻防が展開されただろうと思わせたカード。昼の部では不戦勝でほとんど運動しておらず休養十分のM祐希子と、昼の部で伊達の膝蹴り攻勢にこっぴどくやられた草薙。はっきりいってやる前から結果は見えていた。それでも試合を捨てていないのか、草薙みことはテーピングをぐるぐる巻きにしてリングに上がり、いきなり草薙流兜落としを2連発で仕掛けたが、3発目は食わず首固めで切り返したM祐希子、ネックブリーカー、ジャーマン、ムーンサルトの大技攻勢で猛反撃。草薙も最後の力を振り絞ってフォールを返し続けたが、動けなくなってしまったところをM祐希子のラクダ固めにつかまってしまう。
「う、がーっ」
あまりの苦しさに悶絶する草薙。それでもギブアップの言葉だけは吐かない。この試合を裁くWARSのレフェリーもどうしたものかという表情。草薙の上体がぐぐぐっと反ってゆく。ここで草薙のセコンドについていた小川ひかるが動いた。青コーナー側エプロンに上がり、持っていたタオルをリングに投げ入れた。カンカンカンカン。

セコンドのタオル投入によりマイティ祐希子が勝利。試合終了のゴングが打ち鳴らされる。複雑な表情で勝ち名乗りを受けるM祐希子。座り込んだ状態で、まだやれたのになぜ止めたのですかと小川を問い詰める草薙。小川ひかるがここで草薙の頬をペチと張った。場内えええのどよめき。

「あなたはSPZの看板です。次のシリーズの事も考えてください」と涙ながらに言い返す小川。

先輩のタッグパートナーにこう言われては草薙、わかりましたという他なく、涙をこらえながら腰に手をやりつつ引き揚げた。

「草薙選手ね、前の試合まじめにやり過ぎましたね。この手のリーグ戦は15試合を見据えた闘い方をしないと・・・なかなか厳しいですよ」(解説の杉浦美月)

○南利美(15点)(21分18秒、腕固め)T龍子(16点)●
大阪大会夜の部メインイベントも垂涎もののカード。
昼の部で重量級のボンバー来島と30分フルタイム闘って疲労困憊しているT龍子。一方の南は昼の部でC斉藤を1分半で下しておりコンディションはまずまず。それでもいきなり関節を持って行かれない限り負けることはないと判断したサンダー龍子、じっくりと重量感のある攻めを見せる。ただのダブルハンマーもものすごい威力。南はやられながら死んだふりをしてワンチャンスに賭けるつもりか、ほとんど反撃しない。しかしサンダー龍子も30分以内に痛めつけて3カウントを取ればいいんでしょと割り切っており、攻め急がず序盤は殴る蹴るで南のスタミナをはぎ取ってゆく。
サンダー龍子が10分過ぎに初めて大技を見せ、ボディスラムで投げ、そのあと起き上がってきたところをパイルドライバー。しかし南もフォールを2で返し、急場しのぎに足を取って逆片エビに捕らえて反撃。

15分経過、サンダー龍子も落ち着いてロープに逃れ、逆片エビから脱出。起き上がってロープに振るや重爆ドロップキック、そしてブレーンバスターの猛攻。そしてついにプラズマサンダーボムの態勢に、南も懸命に踏ん張って抵抗したが、上からダブルハンマーを落としてからプラズマサンダーボムを炸裂させた、が、南も2で返す。
このままなんとか力押しで行けそうだと考えたサンダー龍子、いくぞおらあと叫んでから2度目のプラスマサンダーボムにいこうとしたが、南も2発目は食えないと判断したのかしっかりと腰を落として防ぐ。20分経過。焦れたサンダー龍子、じゃあもう少し弱らせてやると考えたのか、ロープに振ってラリアットを狙ったが南利美、瞬間身をかがめてかわしてその勢いのままロープまで走り、反動を利してジャンプして空中胴絞め落とし!
思わぬ大技に面食らうサンダー龍子、そのまま南は上に乗ってフォールしたが2で返される、だが次の瞬間南は上に乗った態勢のまま変形のアームロックに移行!
「うがああ」
不意の腕関節攻めに悶絶するサンダー龍子。
ーまずいこのままこらえたのでは折られてしまう
残りの公式戦の日程を終えた翌々日、火曜日からは自団体の北陸遠征がある。そこで自分が欠場してしまうと自団体の客入りにも影響しかねないと一瞬考えたサンダー龍子は無念のタップ。場内ええええ。

南利美、SPZきっての技巧派としての面目を保ち、勝ち点を15に伸ばし優勝争いにも食い込んできたが、サンダー龍子相手に20分以上闘ったダメージは大きく、しばらく倒れ込んでいた。敗れたサンダー龍子の方がむくっと先に起き上がり、腕をアイシングしながら悔しい表情で引き揚げた。
「はー、はー・・・伊達さんや草薙さんでも勝てなかった相手からギブアップを取ることができて・・・まあ悪くないわね。残り3試合?せいぜい怪我しないように頑張るわ」(南)
「なんか、やられた気がしないんだよね。ダメージで行ったら昼にやった来島さんの方がずっと大きいし・・・まあ南さんの技術は想定以上だった。でもまだ勝ち点ではトップなんで、あと3つ全部勝って決勝戦に行くよ!」(T龍子)

翌日の興行予定地は仙台。セミ前までに出た選手はいったん東京まで出て東京に宿泊し、翌朝の新幹線で仙台へ向かうが、セミメインに出た4選手は大阪に泊まり、明日朝一の新幹線を乗り継いでか、飛行機で仙台入りとなる強行日程。しかしサンダー龍子はゲン直しのつもりなのか、大阪でスポンサー筋と飲食。

ここまでの順位は以下の通り
1位:サンダー龍子、氷室紫月 16点
3位:ボンバー来島、南利美  15点
5位:グリズリー山本、ビューティ市ヶ谷 14点
7位:マイティ祐希子、伊達遙、結城千種、武藤めぐみ 12点
11位:草薙みこと 11点
12位:コンバット斉藤 10点
13位:ブレード上原 9点
14位:ライジン美冬、ラッキー内田 8点
リタイヤが1名。

6日目が終わった。

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