2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2019年8月 | トップページ | 2019年10月 »

2019年9月29日 (日)

WASオールスターリーグ戦(36)

(36)

長かったリーグ戦も公式戦最後、新日本ドーム大会昼の部。

決勝戦出場権を得る2人は誰ぞ。


○武藤めぐみ(18点)(9分40秒、エビ固め)B上原(11点)●
※雪崩式パワーボム
休憩明けの試合。武藤めぐみはここで勝てば優勝争いの可能性を残す展開なので絶対に勝たなくてはならない。ブレード上原はすでに可能性が消滅しているが、新女の古参選手の意地で武藤の猛攻を受け流してゆく。それでも武藤、ものすごい跳躍力を活かし、開始5分でネックブリーカーを決めて優位に立つ。それでもムーンサルトを転がってかわす等、ブレード上原も老獪な動き。ならばと武藤、コーナー最上段からダイブ攻撃を狙ったがブレード上原もコーナーに上がって、コーナー上で数秒のもみあいの末、雪崩式フランケンシュタイナーの態勢に。しかし武藤はこれは受けられないと踏ん張り、そのままブレード上原の両太ももを抱えてジャンプ。結果としてえぐい角度の雪崩式パワーボムのような格好でブレード上原、頭からマットへ。ブレード上原、思わぬ返し技に無念の3カウントを聞いた。
勝った武藤めぐみ、9勝6敗の勝ち点18でリーグ戦を終えた。他の選手の結果待ちだがまだ終了時点で決勝戦進出の可能性を残している。勝負どころでギアを上げるハイスパートプロレスの動きで存在感を出し、ソウルジャーの世界タッグ王者として合格ラインに到達か。
一方のブレード上原、5勝1分け9敗の勝ち点11でリーグ戦を終えた。新女のベテラン選手としていい動きを見せたが、後半戦で失速し、他団体のエース級には競り負けるなど勝ち点を積み上げることができなかった。

○B市ヶ谷(19点)(13分53秒、エビ固め)L内田(10点)●
※タイガードライバー
まだ決勝戦の可能性を残すB市ヶ谷が猛攻。しかしラッキー内田もソウルジャーの技巧派らしくグラウンド技を起点に攻め込んでゆくが、力ずくで振りほどいて立ち技に移行する市ヶ谷の破天荒なファイトスタイル。それでも間合いを取ったり場外エスケープを試みたり波状攻撃を許さなかったL内田だったが、10分過ぎに市ヶ谷の放ったコーナー串刺しラリアットで崩れ落ちてしまった。
(っ、腰が・・・)
やはりハードなシングルマッチの連戦でL内田の腰も悲鳴を上げている。チャンスと見た市ヶ谷はDDT、しかしカウント2.ならばと拷問コブラツイストでギブアップを迫ったが、L内田もなんとか耐えてロープへ。
「オーホホホホホホ」
市ヶ谷様、高笑いの後あえて乱雑に落とす受け身の取りづらいタイガードライバー。これで頭を打ってしまったラッキー内田は無念の3カウントを聞いた。
ビューティ市ヶ谷、8勝3分け3敗1両リンの勝ち点19でリーグ戦を終えた。この猛者ぞろいの中、3つしか負けず、かつフォール負けを喫したのはB上原戦のみというのはさすがという他ないが、G山本戦での暴走両リンなど確実に勝ち点を獲るという点ではやや甘さがあったか。

この結果、すでにB来島が19点を挙げているので、18点で公式戦を終えたマイティ祐希子、武藤めぐみの決勝戦進出の可能性は消えた。また、この後のメインに出る南利美の脱落も決まった。仮にメインの来島戦に勝って勝ち点を19に伸ばして来島、市ヶ谷に並んでも市ヶ谷が直接対決で来島と南に勝利しているため2位以内に入れないことが確定した。


(仕方がない。今回は私がジョバーという役回りだった・・・)
ラッキー内田、頭を抱えながら長い花道を引き揚げ、手早くシャワーと着替えを済ますやいったん会場を出て、裏口からハイヤーに乗り、行きつけにしている都内一流ホテルのロビーラウンジへ向かった。
けっきょくラッキー内田は5勝10敗の勝ち点10に終わった。自団体の興行に比べてわりとあっさり負けるシーンが目立ったが、ラッキー内田は自団体のシリーズへの影響を考え、勝ち負けにはあまりこだわらずリーグ戦の完走を第一義に考えていた節があったようだ。

○T龍子(20点)(11分45秒、エビ固め)C斉藤(10点)●
※スプラッシュマウンテン
ここまで勝ち点18で来ているサンダー龍子はここで勝てば可能性がつながるといった状況。一方のコンバット斉藤も完走者の中での勝ち点最下位は避けたいと、のっけから重い蹴りをサンダー龍子に入れてゆくが、サンダー龍子の耐久範囲を超えるものではなかった。逆に蹴り足をつかんでバッタンと倒したり、逆片エビに捕らえたりと優位に立つ。こうなってくるとコンバット斉藤は苦しい。何とか一撃を入れて動きを止めんとしたが、頭への打撃はきっちりガードしていくサンダー龍子。そして相手の攻め疲れを待ってラリアットでなぎ倒し、なんとパイルドライバーを3連発。これでコンバット斉藤はフラフラになってしまった。そしてフィニッシュはスプラッシュマウンテンを炸裂させ、コンバット斉藤を鎮圧した。
サンダー龍子、9勝2分け4敗の勝ち点20でリーグ戦を終えた。隙をつかれての関節技で南や氷室に不覚を取ったが、フォール負けは結城戦のひとつしかなかったのはさすがクレイジードラゴンといったところか。
SPZの核弾頭・コンバット斉藤は5勝10敗の勝ち点10でリーグ戦を終えた。重い打撃でリーグ戦をかき回したが、後半は蹴りに頼るファイトスタイルをトップ選手相手に対策されて勝ち点を伸ばせなかった。

○氷室紫月(20点)(1分50秒、リングアウト)G山本(14点)●
新日本ドーム大会セミファイナル。
仙台大会昼の部の伊達戦で顎にダメージを負ったG山本、一晩明けて頭痛と目まいの症状がますますひどくなっていったようで、「リタイヤも考えた」が、どんな形でもいいからこの試合を終えればリーグ戦完走になるので、テーピングを施しヘッドギアをつけてリングに上がった。もうまともにレスリングができないのでいきなり氷室に襲い掛かり、その流れで得意の場外乱闘に持ち込んだ。
場外戦が始まるやセコンドのM千秋が加勢。二人がかりで殴る蹴る。しかし氷室のセコンドについていた金森が落ち着いてM千秋を蹴りで鎮圧。
「ウガーッ」
グリズリー山本、本部席の机を持ち出し殴りかからんとしたが氷室も見切ってかわす。ならばとジュラルミンケースに手を伸ばしたが良く見ていた氷室、スピアータックルで凶器ダッシュを阻止、そして場外パイルドライバーを決めてそのあと氷室はリングに生還。この一撃で決定的ダメージを負ったG山本は起き上がれず、そのまま場外カウント20が数えられ氷室のリングアウト勝ちが宣せられた。
「良かった・・・」
氷室、勝ち名乗りを受けるや花道を引き揚げ、控室で手早く着替えとシャワーを済ませるや関係者口を出て、都内ホテルのラウンジへ向かい、盟友ラッキー内田と決勝戦の対策を練り始めた。
氷室紫月、この結果9勝2分け4敗の勝ち点20でリーグ戦を終え、メインの結果を待たずに決勝戦進出を決めた。ねちっこさとずるさと冷静さで勝ち点をうまくかき集め、誰もが予想しなかった決勝戦進出を果たした。
グリズリー山本、7勝7敗1両リンの勝ち点14でリーグ戦を終えた。実力派ぞろいのリーグ戦でも悪の限りをつくし、ジュラルミンケース攻撃、毒霧などでリーグ戦を大いにかき乱した。しかし終盤で伊達に倒されてからは失速し、優勝争いに割って入るには至らなかった。この結果、20点以上が複数名出たため19点でリーグ戦を終えていたB市ヶ谷の決勝戦進出の可能性も消えた。

「ま、仕方ありませんわね。得点争いは時の運もありますから」(B市ヶ谷)

そしてメインイベント。ボンバー来島VS南利美。本来このカードは休憩後に組まれる予定だったが、メインに予定されていたM祐希子VS伊達が流れたこともあり、勝ち点争いを考慮し急きょメインに回された。

ボンバー来島が勝てばボンバー来島と氷室が決勝戦進出。引き分けてもボンバー来島と氷室が決勝戦進出。ボンバー来島が負けた場合は氷室とサンダー龍子が決勝戦進出となる。

「嫌なタイプの相手だけど、自分のプロレスをいつも通りやれば負けない」(B来島)
「いきさつはどうあれ、新日本ドームのメインで試合できるのは光栄。あとはしっかりファイトするだけ」(南)

○B来島(21点)(23分7秒、体固め)南利美(17点)●
※延髄ナパームラリアット
「ウガーッ!」
試合が始まるや南利美がひたすら右腕攻め。要するにナパームラリアットを食らいさえしなければ負けることはないと判断したか。とにかく右腕を狙ってグラウンドでのアームロック、アームブリーカー、手を変え品を変え来島の右腕を攻め込んでゆく。そしてキーロックも披露。来島の顔が苦痛にゆがむ。
「ヌァオー」
ボンバー来島も執念でキーロックを掛けられた状態のまま南を持ち上げ、そのままマットに叩きつける荒技を見せた。のた打ち回る南。それでも起き上がってキックを右腕めがけ打ってゆく。このへん実にえげつない。
「ウオオー」
しかしボンバー来島も普段はやらない左腕でのラリアット。右ほどの威力ではないが正面から一発、後ろから一発。南をたちまちのうちに追い込む。
追いつめられた南は空中胴絞め落としで打開を図ったが、なんとボンバー来島、空中胴絞めを踏みとどまってこらえ逆に押しつぶす破天荒な返し技を見せた。南はこれで腰を少し痛めたか苦悶の表情。ボンバー来島、チャンスと見てラストライドを狙ったが南も懸命に踏ん張ってこらえる。ボンバー来島、痛む腕でダブルハンマーを何発か入れてついにラストライド炸裂!しかし南ギリギリで返す。
ならばとボンバー来島ジャーマンを狙うが南は回転エビで切り返す。カウントは2、南は荒い息をつきながら起き上がり、ボンバー来島にエルボーを乱発。しかしボンバー来島、ここで背後にさっと回り、痛めているはずの右腕で延髄ナパームラリアット炸裂!これで目の前が真っ黒になってしまった南は無念の3カウントを聞いた・・・・
ボンバー来島、勝つには勝って決定戦進出を決めたが右腕を押さえて苦悶の表情。決勝戦に暗雲が漂った・・・

ボンバー来島は10勝1分け4敗の勝ち点21でリーグ戦を終えた。出場選手で唯一の10勝。馬力と体格に物を言わせたファイト、そして延髄ラリアットとベアハッグが猛威を振るい、リーグ戦堂々の1位通過。
南利美、8勝6敗1分けの勝ち点17でリーグ戦を終えた。とにかく関節技で隙を狙う闘いで勝ち星を積み上げたが、一方で攻め込まれたときにはあっさり負けるいつもの悪癖も出て、最終戦で優勝争いから脱落した。
「まあ、大きな怪我なくここまで来れて、良かったわ」(南)

2019年9月28日 (土)

20190928

皆様こんばんわ。

■王道トーナメントはジェイク優勝

宮原を破って初優勝。これで宮原と三冠戦。宮原、ジェイク、野村で新トップグループ結成か。2番手集団がゼウス、諏訪間、石川か。

■相撲

御嶽海優勝。

貴景勝との優勝決定戦を制して2回目の優勝。やはり突き押しの貴景勝は四つ相撲も対応できる御嶽海に相性が悪い。御嶽海は来場所12勝以上で大関。貴景勝は大関復帰も大胸筋損傷。突き押しの破壊力に影響しないか。

十両貴ノ富士、引退勧告
殴っただけではなく、若手力士をヒヨコとか地鶏とかコケーと言えとか、いじめる中学生のような所業。でも月収100万円を守りたいからか引退勧告を拒否してスポーツ帳に上訴。新団体を旗揚げしてはどうか。

井筒親方引退
元関脇逆鉾。千代の富士時代の名わき役でした。横綱鶴竜は陸奥部屋へ転籍。

■野球

金満巨人優勝
最大の補強は非情采配のできる原監督。そして丸獲得で広島の戦力を削ぎ、札束補強しまくって既存の選手に危機感を与え、後ろの投手が頼りないとみるやデラロサを補強したりとなりふり構わぬ補強で5年ぶりセ界制覇。ぶっちぎりというわけではなく広島の不安定さと緒方頑迷采配とドーピング3番の離脱、そしてDeNAの冷蔵庫殴りなどの敵失にも助けられ、なんとか栄冠を勝ち取り原監督男泣き。齢を取ると涙腺が緩くなるらしい。ゆけゆけ札束巨人軍。

DeNA2位確定
ラミレス監督のデータとカンを融合させた融通無碍采配と、強力打線が奏功し、また後ろの投手もエスコバーや山崎が安定していて2位確保。パットンが冷蔵庫を殴っていなかったら・・・と思うと残念。

広島70勝70敗3分け
丸と新井とエルドが抜けただけでそうなるか。田中のひざ故障による不信、後ろの投手の沈没、バティスタの離脱などの要因もあるが、緒方監督が過去3連覇の実績にとらわれ思い切った采配ができなかったのが最大要因ではないか。過去の実績、過去のもの。阪神は残り全部勝てば逆転CS。


阿部引退。

巨人の精神的支柱、今年はホームラン7本とここぞというところで活躍、まだやれると思われるが原さんの後継者ということで指導者に転身。最終戦は4番キャッチャーで出場しマシソンとバッテリーを組む。宅配業者シンちゃんお疲れ様。

赤松引退。
阪神で俊足の若手として鳴らしたが、新井さんの阪神入りのさい人的補償で広島へ。動きの良さを生かした守備と走塁、意外にパンチ力のある打撃で沸かせたが、16年に胃がんを患い、懸命のリハビリを経て2軍戦に復帰するも、食が細くなり身体が作れなくなったのか、一軍から呼ばれずついに引退。夢を諦めない強さを教えていただきました。

永川引退。
広島が弱かった時代のクローザー。中崎劇場と並ぶ劇場型抑えで、良くないときは広島ファンのスタンドからざわざわという「勝てるのか?」と疑念のどよめきが出て、石井琢さんが「あれは、いかん」とブログで語っていた思い出。

金満巨人、石井琢朗を打撃コーチとして招聘か
まだ一部スポーツ紙段階だが、ヤクルトの首脳陣が総入れ替えになるらしいので、あの広島打線を育てた石井コーチの能力を巨人が買っているらしい。金満巨人打線がさらにパワーアップか。

 

2019年9月22日 (日)

WASオールスターリーグ戦(35)

(35)
第8日 8月19日(日)
8日間ぶっ通しの昼夜開催という超ハード日程で行われた女子プロレス・オールスターカップ戦も最終日を迎えた。実行委員長の小淵沢は都内のホテルで朝のコーヒーを飲んでいた。
・・・・難しいマッチメイクだった・・・
フォール負けはいやだとか丸め込みなら可とか、敗北の理由としての負傷アングルとか、やはり団体トップどころの選手はフォール負けを嫌う。かといってあからさまな反則決着や両リン決着も時流に即さないのでなるべく避けたい。また団体間の対戦成績はなるべくイーブンになるようにしてくれという強い要望もあった。そのすべてを調整するのは骨が折れたが、何とか最終日を迎えようとしている。

・・・これ飲んだらドーム行くか。
小淵沢は静かにコーヒーカップを傾けた。

午前9時過ぎから続々と選手たちが会場入り。決勝戦進出の可能性を残す7選手はいずれも厳しい表情をしていたが、すでに脱落が決まった7選手はどこかホッとした表情で会場入り。最終日はソウルジャーのリングが使用される。

正午、昼の部が開始。
まずは前座の4試合。

○M千秋(9分37秒、体固め)成瀬●
※雪崩式ブレーンバスター
リーグ公式戦が2試合流れたため、前座試合が4試合行われることになった。オープニングマッチはマーメイド千秋が持ち込んだ紐で首絞め攻撃などの悪事を働きペースをつかみ最後は成瀬がダイビング攻撃を狙ったところを雪崩式ブレーンバスターに切り返して勝利。

○沢崎、渡辺、保科、富沢(6分43秒、ジャーマンSH)中江、R北条、アナスタシア、ヴァイカー●
伊達遙負傷欠場ということで運営は、関東地区のローカル団体、埼玉ソウルプロレスに急きょ声をかけ、中堅選手のロシア人留学生レスラー、アナスタシアの2試合参戦にこぎつけた。ルックスがいいので会場人気がある。この日はグラウンドの堅実な攻防を保科と繰り広げて実力の片りんを見せる。しかし後半は沢崎が暴れまわり、中江、R北条を立て続けにジャーマンで戦闘不能にし、アナスタシアは渡辺保科と3人がかりの攻撃で場外に放り出し、孤立したヴァイカーもジャーマンで始末した。

吉原、○金森(9分20秒、片エビ固め)草薙、小川●
※ビッグブーツ
草薙みこと、公式リーグ戦最終戦は不戦勝となったため、前座の第3試合に回り、タッグパートナー小川ひかると組んでソウルジャーの吉原、金森と対戦。ハードなシングル連戦で体にガタがきており、試合の大部分を小川に任せていた。そして小川ひかるはいつも通り相手チームに捕まるぐだぐだっぷりを発揮し、最後は金森麗子のビッグブーツに沈んでしまった。草薙みこと、ほとんど汗をかかずに東京大会昼の部を終えて引き揚げた。

M祐希子、○菊池、藤島(10分47秒、回転エビ固め)石川、真壁、辻●
伊達遙がリタイアしたため、マイティ祐希子も最終戦は不戦勝となり、前座の第4試合に回り自団体の後輩である菊池、藤島と組んでWARSの若手中堅3人と対戦。ただマイティ祐希子はまだ決勝戦進出の可能性を残しているので、最初に出て石川とロックアップとチョップの攻防を少しだけやって、あとはコーナーに引っこんで菊池藤島に任せ、もっぱら檄を飛ばしていた。そして10分経過と同時に分断作戦を仕掛け、石川を場外に落としてコブラツイスト。その間に菊池がうまく辻を丸め込んだ。

(公式リーグ戦)
○草薙みこと(16点)(不戦勝)N白石(4点)●
草薙みこと、最終的に7勝2分け5敗1両リンの勝ち点16で全日程を終えた。SPZ世界王者として大きな怪我もなくリーグ戦を完走してホッと一息。
中盤でリタイアしたノエル白石は2勝12敗の勝ち点4で最下位となった。

○M祐希子(18点)(不戦勝)伊達遙(14点)●
マイティ祐希子、最終戦は不戦勝で、最終的に7勝4分け4敗の勝ち点18でリーグ戦全日程を終えた。一気に勝ちきれず時間切れドローを4つもやってしまうなど、本来の持ち味全開とはいえなかったか。それでも終盤に盛り返し勝ち点18でまとめ、最終戦まで決勝戦進出の可能性を残したのはさすが新女の世界チャンプ。
一方の伊達遙、7勝8敗の勝ち点14でリーグ戦を終えた。リーグ戦終盤に負傷してリタイヤを余儀なくされたが、SPZ元王者としての貫録は十分発揮した。

○R美冬(12点)(20分3秒、リングアウト)結城千種(12点)●
既に優勝争いからは脱落した両者の対戦。結城千種はとにかく投げようと組み付いてバックに回ろうとするがライジン美冬も足を絡めてグラウンドに持ち込もうとする膠着した展開になった。そして流れの中でライジン美冬がヘッドショットキックやニーリフトを入れ出して結城の動きを止める。そしてライジン美冬がストレッチプラムを繰り出し優位に立つ。しかし結城もバックドロップ3連発で手数を返す。しかし4発目は体を浴びせて阻止。ここで両者ダウン。試合は盛り上がった。
(リタイアした白石さんの分まで自分は闘わないといけない)
先に起き上がったライジン美冬、ロープ際の攻防でうまく結城を場外に叩き落とし、自らも場外に降りて場外DDTを炸裂。しかし結城も起き上がり、頭を打ってムッとしたのか怒りの表情を浮かべてライジン美冬に突進していったが、フェンス手前でさっとかわされてしまい、あわれリングサイド最前列に勢いよくダイブしてしまった。この隙にライジン美冬はリングに帰還。結城千種、起き上がったのだが右ひざに痛みを覚えたのか思わずうずくまり膝に手をやる。そこで20カウントが数えられライジン美冬のリングアウト勝ちが宣告された。
ライジン美冬、6勝9敗の勝ち点12でリーグ戦を終えた。ヘッドショットキックを積み重ねて相手の動きを止める作戦はそれなりに奏功したが、トップどころ相手にはもう一つ二つ勝つための引き出しが必要だったか。結城千種は5勝2分け7敗1両リンの勝ち点12でリーグ戦を終えた。負けたくないという気持ちが強いためか、また真正面から投げ技で相手を痛めつけて勝つスタイルのためか、思うように勝ち点を伸ばせなかった。
その試合が終わると休憩。

2019年9月21日 (土)

20190921

■相撲

・貴景勝10勝で大関復帰

両横綱と高安がいなかったので、平幕戦が増えた追い風。豪栄道もカド番脱出。

・優勝争い大混戦
13日目終了時点で3敗で4人が並ぶ。消去法で貴景勝だと思うよ。

・豊ノ島1勝で休場
来場所は十両の中ほど。怪我が治らないと無給か。

・嘉風、怪我の原因はキャニオニング
150kmの巨体で渓流下りなどやるか普通。あと2-3年は持つはずの選手生命が消えてしまった。

・照の富士6勝1敗で終了
元幕内力士が幕下にはコロコロいる。千代の国に敗れ幕下優勝ならず。11月場所は幕下10枚目前後。全勝しないと1月に関取復帰は厳しい。

 


■プロレス

・藤田、スーパータイガーを破ってベルト奪取

船木が挑戦に名乗り。藤田は地元房総半島の皆様に勇気を与えるためファイト。

・渕さん65歳

後楽園で丸山に首固めをひっくり返され丸め込まれる。

■野球

・金満巨人M2

札束補強で額面通り活躍したのは丸とデラロサくらいなのだが、既存の戦力に危機感を与えるという点では奏功したか。亀井とか大竹とかがよく持ち場で粘ってます。

・広島7点差守れず、V逸(9/19)
狭いハマスタということもあるが、7-0をひっくり返されるって3連覇チームのかけらもない。丸が抜け新井が抜けエルドが抜けたのも大きいが、後ろの投手が壊滅。

2019年9月15日 (日)

WASオールスターリーグ戦(34)

34)
○草薙みこと(14点)(10分33秒、首固め)L内田(10点)●
休憩明けの試合は優勝争いからすでに脱落した両者の対戦だが、草薙みこと、SPZ世界王者の意地があるので懸命のファイト。昼の部で市ヶ谷と30分やっていて相手は不戦勝なので不利は免れないが、それでも相手のグラウンド攻めを懸命にしのいで、10分過ぎに相手が勝負をかけてきたジャーマンを返し、すかさず組み付いて、危険な角度で草薙流兜落としを炸裂させた。頭から落ちたラッキー内田に場内どよめき。続くフォールは返した内田だが、目の前が真っ黒になったのか、足をバタバタさせてもがき苦しむ。受け身を取りきれなかったか。察した草薙がスモールパッケージで丸め込んで3カウント奪取。

○武藤めぐみ(16点)(11分37秒、エビ固め)C斉藤(10点)●
※フランケンシュタイナー
武藤めぐみ、相手の蹴りをかいくぐりながらエルボー、ネックブリーカーで反撃。そして相手の動きが鈍ったところをノーザンライトと、いつも通りのハイスパートプロレスでコンバット斉藤を追い込んでゆく。あせったコンバット斉藤が大振りの上段蹴りを繰り出すも武藤しっかり飛びのいてかわし、バランスを崩したところを一気に間合いを詰めてフランケンシュタイナーを決めて押さえ込み、鮮やかな3カウントが入った。武藤めぐみ、勝ち点を16まで伸ばし、わずかながら決勝戦進出の可能性を残したまま東京決戦へ。

○南利美(17点)(8分33秒、飛びつき腕ひしぎ逆十字)結城千種(12点)●
伊達遙がリタイアしてしまったため、SPZで決勝戦進出の可能性を残すのは南のみとなってしまった。そしてここで負けると脱落が決まってしまうので、確実に勝ちに来た南。

(最終日を待たずして、SPZの全選手脱落が決まってしまうのだけは避けないけないわね)
そのへんは実力派団体のプライド。わざと締まらないファイトをしながら結城の攻めをある程度受けるや、いきなり飛びつき腕ひしぎを繰り出して結城からギブアップを奪った。南利美、勝ち名乗りを受けても厳しい表情を崩さず引き揚げた。

○T龍子(18点)(12分36秒、エビ固め)ブレード上原(11点)●
※スプラッシュマウンテン
仙台大会夜の部セミ。優勝争いからは脱落してしまったものの、新女ベテランの意地でサンダー龍子から一発狙っていたブレード上原が果敢に攻める。フライングニールキック、ミサイルキック、そしてパワーボムまで繰り出した。サンダー龍子のガタイ相手に決めたので場内どよめき。しかしなんとか猛攻を受け切ったサンダー龍子、猛烈なラリアットを放つも、痛めた右腕で打ったので思わず痛みでへたり込んでしまう。チャンスと見たブレード上原が首固め、逆さ押さえ込み、ラ・マヒストラル、回転エビ固めと丸め技を乱発したが、ことごとく返したサンダー龍子がDDTで動きを止め、プラズマサンダーボムを炸裂。これは返されたが、間髪入れずサンダー龍子奥の手スプラッシュマウンテンを決めて3カウントを奪い。2位タイを死守した。

○M祐希子(16点)(7分3秒、ジャーマンSH)G山本(14点)
仙台大会夜の部メインイベント。勝ったほうが優勝争いに生き残れるサバイバルマッチなのだが、グリズリー山本、昼の部の伊達戦での死闘はやはりただでは済んでおらず、ヘッドギアを装着しての強行出場となった。真っ向勝負は厳しいと考えたのか、いきなり場外に突き落としてのイス攻撃、鉄柱攻撃、鉄柵振りとラフを仕掛けるが、マイティ祐希子も場外ボディスラムで応戦。ならばとG山本はセコンドのM千秋に指示し、ジュラルミンケースを持ってこようとするがセコンドの菊池がM千秋にタックルして阻止。ならばとG山本、毒霧を噴射しようとしたが間一髪M祐希子は両腕でガードして直撃を阻止。そしてG山本に蹴りを入れてから、リング内に押し入れる。そしてダウンした状態のG山本にギロチンドロップを5連発で入れてフォール。これは返されたものの、引きずり起こしてジャーマン!G山本のガタイを完璧に投げ切り、3カウント奪取。これでM祐希子も勝ち点を16に伸ばし、最終戦の東京大会に決勝戦進出の望みをつないだ。
「クソ・・・」
ここまで極悪の限りを尽くしてきたG山本だったが、さすがに伊達戦の後にM祐希子戦は厳しいものがあったか、終盤でついに優勝争いから脱落。

9時過ぎにメインが終わり、M祐希子は手早くシャワーと着替えを済ますや車に乗り込み、仙台から最終の新幹線で帰京。都内の自宅に戻り、最終戦に備えた。

ここまでの得点経過。
1位:ボンバー来島 19点
2位:氷室紫月、サンダー龍子 18点
4位:南利美、ビューティ市ヶ谷 17点
6位:武藤めぐみ、マイティ祐希子 16点
(ここまで優勝争い圏内)

8位:グリズリー山本、草薙みこと 14点
10位:結城千種 12点
11位:ブレード上原 11点
12位:ラッキー内田、コンバット斉藤、ライジン美冬 10点

リタイヤ:伊達遙(勝ち点14)、
     ノエル白石(勝ち点4)

リタイヤが2名。ボンバー来島がまさかの19点でここまでトップ。しかし勝ち点16までの間に7選手がひしめいており、勝ち点上位2名までに与えられる決勝戦争いは混沌。公式戦最終カードが行われる東京大会昼の部はボンバー来島VS南利美の直接対決が。

7日目が終わった。

2019年9月14日 (土)

20190914

今週のスポーツニュース行きます。

■相撲

白い子休場、鶴竜3連敗 夏場所大混戦
案外御嶽海当たりが優勝しちゃうのではないか。

■プロレス
王道トーナメント開幕

諏訪間、1回戦でジェイクに敗北。
あらららららら。

渕さん65歳百田70歳と闘う
老人プロレス。

■野球
金満巨人M6
よほどのことがない限り巨人優勝決まり。やはり広島の戦力を削いだのと原さんの非情采配がよかったのか。

今週はこんなところ。

2019年9月 8日 (日)

WASオールスターリーグ戦(33)

(33)
仙台大会昼の部が終了。客だし、清掃を経て夜の部までしばしの休憩。試合を裁く4人のレフェリーも控室でぐったりとしていた。

しかしSPZの控室では異常事態が起こっていた。昼の部でグリズリー山本と激闘を繰り広げた伊達遙がなかなか起き上がれない。セコンド陣の小川、保科、沢崎、渡辺が心配そうな表情。
「これはもう駄目でしょう」
小川ひかるが断言。こんな状態と氷室紫月とやって勝てるわけが、いや、試合が成立するわけがない。しかし伊達遙はここまで14点とまだ優勝戦進出の可能性を残している。SPZの社長、杉浦美月コーチがあわてて運営と対応策の協議に出た。

午後6時、夜の部が開始。まず前座の3試合。

○藤島(1分37秒、回転エビ固め)ヴァイカー●
途中参戦の事務員兼業レスラー・ヴァイカーが初めてシングルマッチに挑んだが、あっさりと藤島に丸め込まれてしまった。

M千秋、石川、○真壁、辻(5分10秒、片エビ固め)金森、吉原、富沢●、成瀬
※エレガントブロー
WARSとソウルジャーの8人タッグ対決はWRASに軍配。真壁那月がエレガントブローを炸裂させた。

○B市ヶ谷、中江、R北条、菊池(6分55秒、エビ固め)沢崎●、小川、渡辺、保科
※ビューティボム
SPZ軍が奇襲を仕掛けてその流れで沢崎光がB市ヶ谷に真っ向勝負を挑んだが、沢崎のジャーマンを受け切った市ヶ谷が猛反撃。鋭い延髄斬り、タイガードライバーで大ダメージを負わせて最後はビューティボム炸裂で沢崎を沈めた。あとの6人は場外戦以外の出番なし。

(公式リーグ戦)
○B市ヶ谷(17点)(不戦勝)N白石●(4点)
この時点で暫定ながらビューティ市ヶ谷がトップのB来島に並んだ。しかし来島はすぐ次の試合に出る。

○B来島(19点)(29分47秒、エビ固め)R美冬(10点)●
ここまで力押しファイトが奏功し、まさかのトップできているボンバー来島。仙台夜の部はもう負け越しが決まっているR美冬なので手堅くとっておきたいところ。しかしライジン美冬のヘッドショットキック、ハイキックに大苦戦のボンバー来島。そして弱ったところをストレッチプラムで追い込まれる。しかし腰投げで切り返し、ナパームラリアットで反撃。しかし美冬も執念で起き上がり延髄斬り。そして引きずり起こしてのバックドロップ。しかしボンバー来島ギリギリでフォールを返し、押さえつけにきたところをベアハッグにとらえた。これで形勢逆転。腰の痛みに悶絶するR美冬。定石通り耳そぎチョップで抜けようとしたが有効打が打てずもがき苦しむ。
「さあ気持ちよく眠らせてやるぜ」
このシリーズで猛威を振るっている延髄ナパームラリアット、しかしR美冬返して、スリーパーで反撃。残り時間が3分、2分、1分とこのまま時間切れ引き分けになってしまうかと思われたが、ボンバー来島やっとの思いでロープに逃れ、技が解かれるやコーナー2段目から体当たり気味のタックルでR美冬を弾き飛ばす。そして引きずり起こして奥の手、ラストライドで叩きつけてタイムアップ間際に3カウントを奪った。ボンバー来島逆転勝利で勝ち点を19に伸ばし暫定単独首位に立ったが、ダメージが深く座り込んだまま勝ち名乗りを受けた。

ボンバー来島、控室に戻るやぶっ倒れたが、10分ほど横になって息を整えるとシャワーを浴び着替えを済ませて、迎えの車に乗り仙台駅へ向かい、新幹線で帰京し明日の最終日に備えた。

○氷室紫月(18点)(不戦勝)伊達遙(14点)●
伊達遙、本人的には試合をやるつもりだったが昼の部のG山本戦で頭を強打しており、歩行もままならない状態。それでも出番が近づくや本能だけで起き上がり、セコンドの沢崎、保科に手を引いてもらいながら、普段の3倍以上の時間をかけて、青コーナー通路奥にたどり着いた。しかしここで運営が用意したメディカルチェックに引っかかった。

「伊達遙、だいぶ疲れているし首が据わっていないようだが・・・やれるのか」
「・・・・やり・・・ます」
リングドクター氏が運営と電話で協議。あんな状態で試合に出したら不測の事故につながりかねないので止めるべきだとリングドクターが力説。
リングドクター氏は花道奥のパイプいすに座る伊達に問いかけた。
「72引く27は?」
 「・・・・・うう、わからない・・・」
「それじゃあ質問を変える。関ヶ原の戦いが起こったのは西暦何年だ?」
 「たいやき・・・・」

「だめだこりゃ。脳がおかしくなっている。今すぐ病院にいってこい!」
リングドクター氏が伊達の入場を止めた。

リング上、まず氷室紫月がいつものように黒と銀を基調にしたロングガウンで入場したが、伊達遙のテーマ曲はかかったものの、なかなか入場しない。本部席と花道の間を関係者がバタバタと走って往復する。ざわめく場内。ほどなく伊達のテーマ曲が鳴りやみ、小淵沢実行委員長がリングに上がり説明。
「伊達遙、昼の部の試合で頭部を負傷し、リングドクターのメディカルチェックを行ったところ、試合出場不可能と判断されたため、伊達遙はリタイアとなります。従いまして本公式戦は氷室紫月の不戦勝となります」

ええええええええええええ?

不死鳥力尽きる。場内どよめき。SPZ世界王者のベルトを何度も巻いた伊達遙がここでリタイア。
しかしここでSPZの小川ひかるがリングコスチュームの上にTシャツを羽織った格好で走ってリングイン。そしてマイクを取った。
「氷室さん。伊達さんは・・・ああなってしまったけど・・・まったく試合しないで帰るのも氷室さん的に・・・本意ではないんじゃない?」
氷室紫月、首を縦に振ってマイク。
「汗をかかないと・・・ビールも旨くない・・・」
かくて、休憩前第5試合は「特別試合」として行われることとなった。この辺はSPZ、ソウルジャー、運営の3者が急きょ考え出した苦心のアングル。

※特別試合
○氷室紫月(8分17秒、片エビ固め)小川ひかる●
※ミリオンダラーバスター
両者のファイトスタイル通り、前半はクラシカルなグラウンドの攻防。しかしグラウンドでの技術は互角だが、氷室の方がパワーがある。ならばと小川、ミサイルキック、バックドロップと大技を繰り出していったが、氷室がスリーパーで捕獲。長々と締め上げてぐったりとさせた後フォール。これはギリギリで返した小川だったが、ならばと氷室は小川を立たせて背後からコブラクラッチに捕らえ、そのまま河津落としの要領で背後にバターンと倒れ、コブラクラッチを解かないまま小川に覆いかぶさって3カウントを奪った。その試合が終わると休憩。

氷室紫月、特別試合を制して一礼してポーカーフェースのまま花道を引き揚げ、着替えとシャワーを済ますや迎えの車に乗り、仙台駅へ向かった。新幹線やまびこ号グリーン車の中で、笹かまぼこと缶ビールでリラックスする氷室、明日の最終戦に備えた。
一方の伊達遙はドクターストップがかかり、仙台市内の病院に関係者の車で運ばれ、大事を取って一晩入院する仕儀となった・・・・

2019年9月 7日 (土)

20190907

みなさんこんばんわ。


■相撲

・貴景勝、秋場所出場へ、10勝すれば大関復帰

押し相撲なので波に乗ればというのはあるが、休場明けで5敗しかできないというのはなかなか苦しい。白い子、鶴、GAD、栃の心、御嶽海相手は厳しいのではないか。その他の相手から取りこぼさなければいける。計算上はそうなのだが。

・高安、肘が治らず休場

先場所むりくり8勝を挙げてから休んだので、来場所がカド番。

・37歳 マニフレックス嘉風引退か

6月の巡業で負傷して十両落ちしたが、復帰のめどが立たず幕下落ち濃厚。マニフレックス効果で30代後半になってもきっぷのいい相撲で上位陣を脅かしてきたので残念。

■野球

・金満巨人失速

ここへきて投手陣がガタガタ。このまま逃げ切れるかどうか、原監督の手腕に期待。しかし2位がベイなので何とかなるような気も。

・広島CSへ逃げきれるか
ひたひたと迫る4位阪神、9月6日時点で3.5差の残り13試合。バティスタを欠いて苦し紛れの四番長野。(9月3日現地観戦したけど、球場の歓声は凄かった)先発投手陣が崩壊していないのが救い。頑張れセレブ薮田。

■プロレス
ゼウス・崔 世界タッグ奪取。
暴走大巨人(諏訪間石川)を倒し戴冠。まあ複数スター制度ということで。

渕さん65歳、ウルティモに丸め込まれる
9.3後楽園に登場も秋山の膝蹴りを返し、エクスプロイダーを懸命にこらえるも、ウルティモのマヒストラルを返せず3カウント。体力もつのは10分間。

ヘルボーイ(笑)登場
安易な映画タイアップ。中の人は誰なんだろう。

■戦後世代は謝罪すべきなのか

生まれる前のことを謝罪せよと言われましても、というのが多くの日本国民の本音なのではないか。日本の論壇でも共産党とかはそういう立場。まあ当事者がまだ生きている以上、日本政府という組織がお詫びを申し上げる、くらいの落としどころでよいのではないか。しかしあと50年はこういう話は続く。「私の父は徴用工で日帝に酷い目にあわされて資産形成できず失意のうちに貧困のなか死んだ。その影響で私も貧困から抜けられず苦しい生活を強いられている。みんな日本が悪い、謝罪と賠償せよ」子供や孫の世代もこういう話をしてくるであろうから。

まあ我々の祖父世代において国策を誤り軍国主義へ突き進んだという事実を理解し、2度とそのような酷い国家体制にしないためにはどうすればよいかを一人一人が良く考えることが必要。そう考えて私は毎回投票に行っている。

今週はこんなところ。

2019年9月 1日 (日)

SPZオールスターリーグ戦(32)

リーグ戦も佳境。7日目、仙台大会昼の部。

(32)
○伊達遙(14点)(16分56秒、体固め)G山本(14点)●
※顔面への膝蹴り
極悪反則のオンパレードのわりに大崩れせずここまで5位タイの14点で来ているG山本。毒霧や凶器攻撃を効果的に使っており、暴走しての両リン決着も市ヶ谷戦のみ。きょうはSPZの実力者伊達遙との一戦ののぞんだが、前半は悪いことをしないで力押しのパワーファイトでスタミナを奪う作戦に出て、10分経過とともにダークサイドを解禁。場外でのイス攻撃、場外フェンスへの押し込み攻撃、栓抜き攻撃とやりたい放題。何とかリング内に戻った伊達だが、G山本はまた場外に放り投げて痛めつけようとする。ボディへの膝蹴りで応戦した伊達だが、G山本はここで赤い毒霧噴射!伊達の顔面が真っ赤に染まる。
「げひゃひゃひゃひゃ、死ねおらあ」
視界を奪われた状態でG山本がDDTを炸裂。さっとリング内に戻ってリングアウト勝ちを狙ったが、カウント19で伊達、ふらつきながらも執念のリングイン。
「げひゃひゃひゃひゃ、じゃあ完全にぶっ潰してやる」
タックルか何かを狙って突っ込むG山本、そこへ伊達はカウンターのソバット。吹っ飛んだG山本、勢い余ってこの試合を裁く佐久間レフェリー(新女)に激突してしまった。
佐久間レフェリーダウン。場外に転げ落ちて悶絶してしまった。
「げひゃひゃひゃひゃこれで無法地帯だ、千秋、アレもってこい」
エプロンにセコンドのM千秋が上がった。手にはこのシリーズ猛威を振るっている撮影機材入れのジュラルミンケースが!ジュラルミンケースを受け取ったG山本、それを伊達に向けて投げつけた。一度目は頭を両手でガードして防いだが、G山本が蹴りを入れてボディスラム、そして起きあがろうとするところへジュラルミン攻撃命中!伊達悶絶。ダウンしたままのた打ち回る。
「じゃあ今度は意識ごと完全に奪ってやるよ」
G山本、こんどはコーナー最上段に登り、M千秋からジュラルミンケースを受け取る。そしてダウンしている伊達へ3度目のジュラルミン爆弾を投下、場内悲鳴とどよめき!
「がっ」
しかしジュラルミン爆弾をSPZ側セコンドの沢崎光が間一髪リングに上がり、身を挺してジュラルミンを代わりに受けて防いだ。しかし沢崎も頭で受けてしまったので場外でもだえ苦しむ。

「!」
これで伊達遙の頭で何かがはじけたのか、まずM千秋に蹴りを入れて場外に落としてから、グリズリー山本に組み付いて膝蹴り!顔面への膝蹴り!
グリズリー山本もハンマーブロー、裏拳で応戦するが伊達一歩も引かず顎を狙っての膝蹴りを連発でたたき込む。SPZではあまりに危険として自ら封印した打撃技だ。数年ぶりに発動したキレた伊達遙に場内どよめき。あわてたマーメイド千秋がリングに入ろうとするが、フェンス外からこの流れを見ていた小川ひかるが阻止、そのままフェンス際で押さえつける。伊達遙なおも顎を狙ってのヒザ!ヒザ!ヒザ!苛烈な打撃に場内凍りつく。ここでようやく佐久間レフェリーがリングに復帰。グリズリー山本がガクッときたのを見て、伊達に離れなさいと指示。前のめりに崩れ落ちるG山本、フォールしなさいと指示する佐久間レフェリー、体固めで覆いかぶさる伊達、若干高速気味に3カウントが入った。

静まり返った場内。勝ち名乗りを受けた後も険しい表情を崩さない伊達。しかしグリズリー山本、意識が戻るやむっくと起き上がり
「やりやがったなテメー!」
リングを降りようとしていた伊達に背後から突然ラリアット!そして場外パワーボム!なおも本部席の机を持ち出し伊達を痛めつけようとしたがセコンドの小川ひかる、保科優希、渡辺智美の3人が鎮圧。SPZの若手中堅3人がかりでグリズリー山本を押さえつける。マーメイド千秋が殴りかかろうとしたが、ここで息を吹き返した沢崎がM千秋に場外ジャーマン!そのあと数分、SPZの4人とG山本のもみあいが続いたが、グリズリー山本も疲弊したのか、けっ覚えてろよ!と捨て台詞を吐いて引き揚げた。
伊達遙、勝ったもののその後に不意打ちを許し、場外でダウンしたまま起き上がれない。沢崎と小川ひかるが両脇から肩を支えて引き揚げた。リーグ戦最大のバイオレンスに場内は惜しみない拍手を送った。

○B来島(17点)(6分53秒、片エビ固め)結城千種(12点)●
※スライディング式延髄ナパームラリアット
休憩明けの試合で場内がヒートし過ぎたため、両者どこかやりにくそう。ひとまず体格にものを言わせた殴る蹴るでペースをつかもうとしたB来島だったが、結城もなりふり構わず勝ちに行こうとしたのか、開始3分の時点で早くもバックドロップへ。バックドロップ乱れ打ちで昨日のB上原戦同様、勝ちを狙ったが、2発までは受けたボンバー来島、3発目でうまく体を載せて上から押しつぶした。
「新女には一度使った手は通じねえんだよ」
フォールは2で返したが、結城なかなか起き上がれない。荒い息をつきながら上半身を起こした結城だったが、背後からボンバー来島がドタドタと走り込み、そのまま野球のスライディングの要領で倒れ込みつつ右腕で結城の後頭部へ延髄ラリアット!
「がはっ」
不意の一撃に崩れ落ちる結城、すかさず押さえ込むB来島。これで3カウントが入った。「まあ、野球の試合は良く見ていたからね。ここまで来るとひらめきや思い付きも大事っちゅうことで」(B来島)
スライディング式ラリアットというアレンジを見せたB来島が勝ち点を17に伸ばし、とうとう暫定トップに立った。敗れた結城は残り2戦でトップと5差がついてしまい、優勝戦線から脱落した。

○M祐希子(14点)(7分26秒、片エビ固め)氷室紫月(16点)●
※DDT
昨日の市ヶ谷戦フルタイムドローが尾を引いているのか、氷室の動きがいま一つ。
(この試合は無理をしないで捨てて、夜の部の伊達さんから2点を取る)
休憩後の試合で伊達が深手を負ったのを見た氷室、この試合は捨てても良いと判断したのか、祐希子相手にも対してあまり反撃せず、せいぜいボディスラムとキーロックを見せた程度。マイティ祐希子はこの試合を落とすと優勝争いから脱落してしまうので果敢な攻め。ブレーンバスターを狙ったマイティ祐希子、踏ん張る氷室、この力比べがやや長く続いたところでM祐希子が差し手を変えてDDTを炸裂させた。これで3カウントが入ってしまった。
「うう・・・」
頭を押さえて横たわる氷室だったがこれは演技。マイティ祐希子が花道を引き揚げたのを確認すると起き上がり、一礼してからリングを降りて引き揚げた。
(氷室さんずるいねー・・・・)
控室モニタで見ていたラッキー内田がぼそりと。

△B市ヶ谷(15点)(時間切れ引き分け)草薙みこと(12点)△
前半は好調だったのだが福岡大阪で悪夢の4連敗を喫し、優勝争いから大きく後退してしまったSPZ世界王者・草薙みこと、仙台大会昼の部でもセミで新女の狂乱女王・B市ヶ谷様と激突。
(投げまくってフォール勝ちできる相手じゃない。まず足攻めで崩さないと)
なんとこの試合、草薙が執拗な足攻めに出て、ビューティ市ヶ谷の動きを止めようとする。膝関節への蹴り、カニバサミ、グラウンドでのデスロック攻め・・・・まるで小川ひかるのようなねちっこいファイトスタイルで市ヶ谷の動きを止めにかかる。この辺の流れは今日の新幹線移動の中で小川ひかると考えた作戦らしい。
(伊達さんも、南さんも・・・・あなたに負けてます。SPZが4人ともあなたに負けたという結果だけは避けたい)
まず負けないことを考えて、終盤隙あらば勝ちに行くという戦法を取った草薙。
「しつこいと嫌われますよ!」
B市ヶ谷、態勢を立て直すとボディスラム、そして早くもビューティボムの態勢、しかしダメージの蓄積がないのでリバースで返されてしまう。そして草薙はすっと場外にエスケープ。セコンドの小川ひかると言葉を交わす。

けっきょく20分経過まで草薙は全く大技を出さず、市ヶ谷の左足に照準を絞って市ヶ谷の爆発力を止めた。しかしB市ヶ谷もタイガードライバーで反撃。しかし市ヶ谷、次の技に行こうとしたところで左ひざを押さえてうずくまってしまった。足攻めが相当効いているのか。両者ダウンが続く。これで試合のテンポがさらに遅くなり、市ヶ谷は息を整えてから草薙にDDTを決めたが草薙、2で返して今度はサソリ固めで反撃。ここで25分経過。何とかロープへ逃れたB市ヶ谷、うおおーと叫んでラリアットを繰り出したが下半身がついてこず腕だけで打っており草薙倒れず。逆にノーザンライトスープレックスでお返し。2で返す市ヶ谷、またも両者ダウン。残り時間3分。
ここで草薙は逆片エビ固め。しかし市ヶ谷も
「こんな技でこのわたくしがマイッタするとでも思っているのかしら?」
力ずくでロープへ。残り時間2分。
焦れた市ヶ谷は蹴りを何発か叩き込むとビューティボムの態勢に。しかしこれは読んでいた草薙、足をばたつかせて不発に!逆にバックに回ってジャーマンを狙う!しかし市ヶ谷も投げられまいと踏ん張る。踏ん張る。
「くきぃーっ!」
B市ヶ谷、力ずくでクラッチを切って体を反転させDDTに切り返す!
しかしフォールはロープに近い!残り時間1分。両者ふらつきながら起き上がる。
「けええーっ」
裂帛の気合を込めてラリアットをねらったB市ヶ谷だが、うまくかがめてかわした草薙、素早く組みついて草薙流兜落としをついに炸裂!市ヶ谷頭からマットへ!場内悲鳴!
しかし草薙もダメージが深く、這うようにして体固めのカバーへ。
ワン、トゥ・・・・・ドドドドド
残り時間30秒、両者ダウンしたまま荒い息をつく。
「ウァオー」
市ヶ谷が今度は組み付いてタイガードライバーの態勢。しかし草薙も懸命に踏ん張る。残り時間20秒、ならばと市ヶ谷、ダブルハンマーを入れてから今度はビューティボムの態勢、高く担ぎ上げてたたきつけた!残り時間10秒。
ワン、トゥ・・・・
「草薙さん返せホラ!」
ドドドドドド。
ビューティボムでも試合は終わらず。両者ダウンしたまま30分時間切れ引き分けのドローとなった。
草薙みこと、勝ち点を12に伸ばしたがトップと5点差がついてしまい優勝争いから脱落。ビューティボムの衝撃が大きいのかぐったりとした状態で小川の肩を借りながら引き揚げた。
「くっ・・・」
B市ヶ谷も優勝争いから一歩後退。悔しさをあらわにしたまま引き揚げた。

○武藤めぐみ(14点)(20分3秒、リングアウト)T龍子(16点)●
メインに組まれたのはソウルジャーとWARSのトップ対決。
優勝争いに踏みとどまるためには勝つしかない武藤めぐみ。最低でも引き分け以上で勝ち点を積み増し、1位をキープしたいサンダー龍子。しかしサンダー龍子、昨日痛めた右腕に分厚いサポーターをつけており万全の状態ではない。ラリアットもいつもの威力ではない。武藤はいつも通りドロップキック、ミサイルキック、ネックブリーカーと躍動感あふれる攻め。サンダー龍子が手数をあまり返せないまま15分経過。あせったサンダー龍子は場外乱闘で流れを変えようとしたが、鉄柵ホイップは成功したもののその後のタックルはかわされ客席最前列に派手にダイブする。
「このやろう」
すかさず起き上がり、武藤を鉄柱攻撃。そして場外パイルドライバーを狙うが、武藤もリバースで返す。コンクリート床に全身を強打したサンダー龍子ピンチ!
なんとかエプロンまで戻ったサンダー龍子だったが、リングに戻ろうとしたところを待っていたのは武藤のニーアタックだった。顔面に命中、派手に吹っ飛ぶサンダー龍子、本部席に全身を強打。そのまま起き上がれずリングアウト負けとなってしまった。
サンダー龍子。ここで痛すぎる敗北。勝ち点トップもついにボンバー来島に明け渡してしまった・・・

« 2019年8月 | トップページ | 2019年10月 »