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かくてリーグ戦は全120試合すべてが終わった。得点経過は以下の通り
1位:ボンバー来島 21点(決勝戦進出)
2位:氷室紫月 20点(決勝戦進出)
サンダー龍子 20点
4位:ビューティ市ヶ谷 19点
5位:武藤めぐみ 18点
マイティ祐希子 18点
7位:南利美 17点
8位:草薙みこと 16点
9位:グリズリー山本 14点
10位:ライジン美冬 12点
結城千種 12点
12位:ブレード上原 11点
13位:コンバット斉藤10点
ラッキー内田 10点
リタイヤ:伊達遙 14点
ノエル白石 4点
氷室紫月とサンダー龍子が勝ち点20で並んだが、大会規定により直接対決で勝っている氷室紫月が決勝戦進出となる。
昼の部が終わったのが午後3時20分。運営は大急ぎで夜の部のアンダーカードを決めて関係各所への通知や段取り手配に追われた。
決勝戦に出る両選手。ボンバー来島は新日本ドームの控室で裸身にバスタオルを巻いて仮設ベッドの上で横たわりぜえぜえと荒い息をついていた。痛めた右腕は保冷材にタオルで巻いたもので冷却。
一方の氷室はラッキー内田、金森麗子、吉原泉の4人で都内ホテルのロビーラウンジ個室でアイスティーをすすりサンドイッチをつまみながらミーティング。内田がノートパソコンを持参しボンバー来島の動きをチェック。昼の部の公式戦でもさしてダメージを受けることはなかった。
午後5時、最後の興行、新日本ドーム大会、夜の部の開場。優勝決定戦以外は当日になって決まったタッグマッチ主体のカード編成だが、チケットは前売り段階で完売した。
午後5時40分、氷室、L内田ら4人が滞在先の御茶ノ水インペリアルホテルのロビーラウンジを出た。タクシーで決戦の地、新日本ドームへ。
午後5時55分、控室に転がっていたボンバー来島が起き、ジャージに着替えて関係者通路をのっそりと歩きだす。動けないなりにアップを始めた。
午後6時、新日本ドーム大会夜の部開始。まずはビデオでここまでの公式戦ダイジェスト映像が20分ほど流された。決勝戦進出者は氷室紫月・ボンバー来島の2人、栄冠を手にするのはどっちか。というところで映像が終わり、ゴングが5回打ち鳴らされ試合開始。
第1試合
○中江里奈(5分28秒、体固め)富沢レイ●
※ラリアット
前座の第1試合を務めるのは新女の中江とソウルジャーの富沢。やはりパワーで上をゆく中江が優位に試合を運ぶ。富沢もコブラツイストで応戦するが、受け切った中江がラリアット一撃で試合を終わらせた。
第2試合
○沢崎光、保科優希(10分33秒、ジャーマンSH)アナスタシア、ヴァイカー●
保科がインディー連合チームの攻めを耐えながら攻め疲れを待ち、10分経過とともに沢崎が特別出演。ジャーマン一発でヴァイカーを仕留めて格の違いを見せた。
第3試合
G山本、○M千秋(9分44秒、片エビ固め)B上原、藤島瞳●
※バックドロップ
第3試合からはリーグ戦出場者が続々登場。しかしグリズリー山本は本調子ではなくヘッドギアも取れないので、ゴング前からブレード上原を場外乱闘に連れ出しそのままどこかへ消えてしまった。おそらく見えない通路で殴り合っているのか。したがってM千秋と藤島の一騎打ち状態。藤島も良く粘ったのだが、不用意に突進したところをトラースキックをぶち込まれ、ふらついたところをバックドロップで投げられて3カウントを喫した。
第4試合
○R美冬、真壁那月、辻香澄(16分45秒、ストレッチプラム)L内田、金森麗子●、吉原泉
休憩前の試合はソウルジャーとWARSの激突。ラッキー内田がねちっこくグラウンドで関節を取り、辻・真壁に悲鳴を上げさせまくったがことごとくカットされてしまった。そして15分ごろWARS軍が分断作戦を仕掛けリング上はR美冬と金森の状況を作ることに成功。蹴りが交錯する打撃戦で打ち勝ったのはR美冬。倒れたところをストレッチプラムでねじりあげてギブアップを奪った。その試合が終わると休憩。
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