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2019年12月30日 (月)

大帝国リプレイ(6)

(6)
939年、5月第1週
「ガメリカ、エイリスと戦争することになる」
「やはりそうですか・・・」
長門艦橋での提督を集めた緊急ミーティング。このさきどうするか。ただでさえ中帝国と泥沼の戦いを繰り広げているのに、ガメリカ、そしてガメリカの同盟国であるエイリスと戦争することになるとかなり厳しい戦いを強いられることになる。
「東郷長官」山本無限が重い口を開く
「先に打って出るのはいかんぞ」
「えっ」田中が驚く
「我々の力をもってすれば、マニラくらいは奇襲で落とせるやもしれんが、それがかえってだまし討ちと喧伝され、ガメリカ国民の士気を高揚させかねない」
「そうですねえ・・・」
「ガメリカは強国じゃ。下手に攻めるより、向こうの攻勢をしのいで、向こうの大衆に厭戦気分が芽生えるのを待つ方が良いぞ」
「・・・そうですねえ」
かくて日本帝国は、ガメリカ、エイリスに対し、宣戦布告を行った。が、劈頭の奇襲作戦は山本の意見もあり、実行しなかった。

「わが国はあくまでも平和を希求するが、英米の理不尽な要求に屈するのは論外であるからして、止むに止まれず今回宣戦を布告したり。今回不幸にも戦争という手段に打って打たのであるが、我が国は対話にはいつでも応じる」
宇垣さくら外務長官は上記のようなステイトメントを発した。要するに日本と戦争をやりたがっているのはガメリカの財閥や軍産複合体だけ。前線部隊はそんなに「ヤル気」はないだろう。そう帝、東郷、宇垣は読んでいた。

「東郷。ガメリカの大衆を刺激しないという考えはわかるが、時間がたつと奴らとの戦力差がひらくいっぽうにならないか」
山下利古里陸軍長官が話す。
「そりゃそうかもしれない」
「だったら、こちらから攻めて・・・」
「まあ、焦らない方がいい。戦争は99回勝っても最後の一戦に負けたら負けだ。でもこれで我が国は大手を振って軍備拡張ができる」


悪いことに中国戦線では、さっそく南京モンから北京奪還をめざし、中帝国の艦隊が攻め込んできた。
「山本さんは日本の守りを頼む」
「おうわかった」
そして北京制圧時に捕虜にした敵艦隊の提督、リンファを日本軍提督に登用した。迎賓館に軟禁していても共有主義、カテーリンの赤本の教条を説くだけなので、扱いに困って山本に預けた。
そうこうしているうちに、欧州では北欧バイキング国家がドクツ第3帝国にあっさりやられて降伏。ドクツ第3帝国が地歩を伸ばしていた。
ガメリカでは、日本はてっきり奇襲でマイクロネシアもしくはフィリピンを攻めてくるかと思ったが、宣戦布告の声明だけして何もしてこなかったのでブライトハウスは拍子抜けした。だましうちをあえてやらせて国民感情をまとめて戦争機運を盛り上げようというシナリオは外れたが、国民感情などいくらでも操作できると軍産複合体の面々は考えていた。


そして、中帝国はインターネットに東郷とハニトラのハレンチ写真を本当にばらまいた。

「う、うううっ」

秋山参謀は心痛にうめいたが、東郷は「いや、感心感心」とどこ吹く風。

しかしこれで戦場の緊張感がほぐれたのか、北京に駐留した日本艦隊は中帝国の反撃を一蹴。小澤艦隊がレーザーで軽く撃退した。

5月第2週、
「やはりマイクロネシアでガメリカ軍が遠征の準備をすすめています」
ただ密偵の報告ではそんなに大艦隊ではなく、政府の意向を受けてとりあえず出撃したのがありありという編成とのことだった。
「とはいえ相手は世界に冠たるガメリカ・・・・山本さん、頼んだぞ」
リンファの乗っていた旧式ミサイル巡洋艦は再整備され、「C金剛」と命名され、日本海軍に編入された。

中帝国とガメリカの2正面作戦。貧弱な全15隻の日本艦隊。夜明けには程遠かったが、艦隊の面々の士気は、東郷長官のハレンチ画像の効果でリラックスし、かつ高揚していた。
「そんな下劣なる手を使わないと中帝国軍はウチに勝てないと思ってるのか」

2019年12月29日 (日)

2019プロレス界10大ニュース

2019年独断と偏見で選んだプロレス界10大ニュース行きます。

第1位:ブッチャー引退セレモニー

ブッチャー77歳、車椅子。両国で引退セレモニー。最後のコメントは親を大事にしろ、老人ホームに入れるんじゃないぞと。日本プロレス史上最大の悪役が日本のファンに別れを告げました。

第2位:デストロイヤーさん死去

最初は悪役だったのですが、全日参戦のころから日本人陣営に入りファイト。足4の字固めで多くのファンを魅了し、テレビのバラエティ番組でも活躍。渕さん、大森、井上雅は対戦経験があります。

第3位:ケンドー・カシン、WWEコーチに。
若いころから多くの外人選手と闘い、その格闘センスとコーチング力がWWEに認められWWEでレスラーを指導。へそ曲がりな性格はともかく格闘センスはあった人だから・・・

第4位:ジョー・ディートン、24年ぶり来日。
ブッチャーに同行し、いい人ぶりを見せるも、かつてのチョビヒゲ兄ちゃんはすっかりおっさんになってしまった。両国でバトルロイヤルに参戦。ラリアットを披露していました。B級外人は日本マットを忘れていなかった。感激。

第5位:川田利明氏、ビジネス本を出版
してはいけない逆説ビジネス学。ラーメン屋経営で赤字が出まくってベンツ3台を溶かす。メンマくらい妥協して既製品を使えばいいのにとも思う。意地を張ると金を失う。

第6位:棚橋弘至 グラビアン魂(SPA)でアワード受賞
圧倒的肉体。

第7位:青木篤志さん死去
バイクで首都高の壁に激突し41歳の最期。全日本ジュニアのエース格だったのに・・・非常に残念です。

第8位:渕正信とタイチ、久々激突
馬場さん没後20年興行の6人タッグマッチで激突。渕さんドロップキック、首固めで応戦もタイチが急所蹴りからの首固めで恩返し。

第9位:ノアに藤田和之参戦
生活費稼ぎか、猪木イズムの継承者がノアに参戦。杉浦と共闘など、今後の展開に期待。
第10位:大仁田厚 1500針突破
デスマッチの帝王、2月の両国で頭を裂傷し1500針突破。膝に人工関節も入れ、2000針を目指すのか。

次点 渕さん、バラモン兄弟と初激突。
ボーリング玉攻撃で股間に大ダメージを負う。

2019年12月23日 (月)

20191223

クリスマス商戦で大変ですが今週のスポーツ行きます。

■全日本ファン感謝デー・プライムナイト

渕さんは12.17後楽園でボディスラムを繰り出し、バラモン兄弟に急所を執拗に狙われたものの首固めで勝利。

「まだ使うつもりなのに」と下ネタ。12.21新木場ではメインで登場し若手と攻防。

■川内優輝マラソン100回

平均記録は2時間14分と普通なのだが、特筆すべきは1回も棄権していないということ。100回目の防府読売マラソンでは7位に沈む。やはり結婚して普通の人になってしまっているのだろうか。

 

2019年12月15日 (日)

大帝国リプレイ(5)

(5)
ガメリカとの関係もおかしくなっており、中帝国からも何度か攻め込まれているので、東郷長官は各方面を奔走し、50型巡洋艦「大岳」と50型駆逐艦「菰釣」を建造した。両艦とも小澤艦隊に配属。
「このまま日本で蟄居しているわけにもいかんだろう。北京を攻める」
「ええっ?」
増強してもわずか14隻の全勢力で中帝国に侵攻するとは。
「この戦力では返り討ちにあうのが落ちではないですか?」
渋る陸軍を、東郷は説き伏せた。
「そこが狙いだ。向こうはこっちの戦力がもういくらもないと油断している。少数精鋭で敵をやっつける。それに密偵からの報告では、北京にそんなに艦船は配備されていない」

「・・・わかった」

939年4月第4週、東郷率いる5艦隊、12隻は総力を挙げて北京を攻略する「雷鳥作戦」を発動した。
事前の偵察どおり、北京にいたのは主力3艦隊と、輸送艦隊2つのみ。
「ふっ、奴ら完全に日本をなめてる。いっちょやりますか、山本さん」
「そうじゃのう。」
東郷は敵の主力を東郷、小澤、山本の3艦隊で叩き、田中、南雲を輸送艦隊にふりむけた。
「全軍前進!新生帝国海軍の力を示す時ぞ今!」
驚いたことに敵艦隊3つのうち、2艦隊の指揮をとっていたのは日本軍を裏切った樋口、末山の提督だった。しかし元は凡将の提督なので、山本、小澤艦隊のレーザー砲撃であっさり遁走。孤立した残りの艦隊を東郷艦隊が見事なレーザー一斉砲撃で沈黙させた。

「敵艦隊はほぼ戦闘力を失った。今こそわが陸軍が揚陸し、星を制圧するのだ。」
山下利古里陸軍長官が指示を出し、揚陸艦艇がぞくぞくと着陸し、陸軍の精鋭部隊が北京市街地を制圧にかかった。

「わが軍の勝利により、この星域は日本軍が制圧しました」
困難な戦いが予想されたが、やってみるとあっさり日本艦隊が敵を蹴散らし、制圧に成功した。
「敵さん、まあ油断しとったな。すぐに取りかえしにかかってくるから気をつけてな」
「ええ・・・わかってます」
かくて日本軍は北京を制圧した。この地にいたシュウ皇帝は南京モンへ逃れた。
東郷は制圧した宇宙港で長門を降り、北京市内を2日ほど視察。


「東郷長官は北京市内を視察された。現地市民と交流し、市内の飯店にて一泊ののち帰艦された」
機密戦争日誌にはそう簡潔に記載されているが、実際は東郷は北京で出逢った少女・ハニトラと一夜を過ごしていた。
「まったく長官は・・・」
副官から報告を受けた秋山参謀は慨嘆した。

その週末。日本海軍に脅迫メールが届いた。
東郷とハニトラがヤッているハレンチ写真を送りつけ、ばらまかれたくなかったら中帝国の言うことを聞け、と言ってきた。樋口も末山もこの手に屈して日本を裏切ったのだが・・・東郷の出した返信は下記のごとくであった。
「お好きにどうぞ」

「あなたは何をやっているんですか、すこしは反省してください」秋山参謀は東郷に説教したが、東郷はどこ吹く風だった。

しかし、翌週頭。それどころではない爆弾がガメリカから突き付けられた。
「日米安全保障条約を結べ、と」
ガメリカの要求をざっくりまとめると、日本は好戦的で世界の秩序を乱しているから、すべての軍隊を解散せよ。そのかわり日本の安全はガメリカ軍が駐留することにより保障する。などという無茶苦茶なものであった。
「こんなバカな話があるか!これでは我が国は…ガメリカ軍の属国になれと言っているようなものだ」
山下利古里が激高する。
東郷も「これを受け入れたら我が国は破滅です。開戦覚悟で撤回を申し入れるべきかと」と同意見。

帝はしばらく悩んだ末、安全保障条約の拒否を決定した。

2019年12月14日 (土)

20191214

今週のスポーツニュース行きます。

 

■諏訪間石川最強タッグ優勝。

まあベテランチームが優勝ということで、崔ゼウスとのタッグ王座戦実施ということか。

■渕さん65歳左足マヒ

六本木で飲酒中に左足がマヒ。腰痛症が左足の動きをおかしくしたらしい。12.9後楽園はヘッドロックパンチのみで出場したが・・・これは引退フラグか。

■安倍さん支持率低下

桜の会などどうでもいいことではないかと思う。反日4か国に囲まれている現状、外交がうまくなければ為政者になれない。

今週はこんなところ。

 

2019年12月 8日 (日)

大帝国リプレイ(4)

(4)
「そもそも軍司令官とは、与えられた戦力を自在に運用し、最大の戦果を挙げることが本分である。戦力が乏しいから戦争できませんというのは凡将の言うことだ」
東郷も士官学校時代、そう教えられたが、さすがにわずか10隻の艦隊で中帝国に殴り込むのは蛮勇だ。仕方がないので先の戦闘で中帝国軍から鹵獲した駆逐艦を艦隊に組み入れたが、戦力の不足は絶望的だ。

「しかし、列国は日本帝国を確実につぶそうとして来ている」
ガメリカ留学が長かった東郷は、国内外にさまざまな人脈を持っていて、超大国であるガメリカ、エイリス、ソヴィエトに知己も多かった。植民地主義がはびこる今の世の中、弱い国家は大国に併呑されるのが当たり前となっていた。
「帝ちゃんもいい子だったし…あの娘のために頑張るのも悪くない」
クジンシーにある官舎で、深夜、娘を寝かしつけた東郷は生き残りの秘策を一人考えていた。

「中帝国が侵攻準備中です」
情報部の将校が報告する。日本海軍の力が弱まったのを知って、日本を併呑すべく艦隊を差し向けてくるのであろう。
「・・・やれやれ。しかし、来たら、しばく。それだけだ」
仕方がないので、予備艦として持っていた50型駆逐艦「犬越」、そして中帝国から鹵獲して編入した焼売型駆逐艦を「C霊山」と命名し、山本艦隊に所属させた。

4月第2週、中帝国の侵攻艦隊がやってきたが、駆逐艦3つの小規模艦隊だった。
「…これなら、なんとかなるな。」
陸軍は気合いだ根性だと精神論を振りかざすが、海軍はエイリスやガメリカに留学したスタッフが多いので、戦いは計数だと信じる者が多数だった。東郷も戦いは一に計数、二に計数、三四に下手な戦いをしないこと。そう考えていた。
「田中を除く全員出撃だ」
あっさりと小澤艦隊、山本艦隊のレーザー攻撃で敵艦隊を撃退できた。

4月第3週、御前会議で。
ガメリカ共和国が日本に対し、条約締結を迫ってきた。なんでも南洋諸島に持つ権益を放棄しろという内容。
「我らをバカにしているのか?」
山下陸軍長官が慨嘆する。
しかし帝はこの要求の本質を見抜いていた。
「これはガメリカが我が国にむちゃな要求を突き付け、我が国がガメリカと戦争するよう仕向ける策なのです」
「裏でガメリカの軍産複合体が暗躍しているという話を聞いています」
東郷も同意する。
宇垣陸軍長官はいったんこの要求を受け入れ、ガメリカと外交交渉を行い活路を見出すべきと主張し、山下陸軍長官は「そんなことをすればガメリカはますます増長し、もっと酷い要求を突き付けてくるぞ」と反駁。
「東郷はどう考えますか?」帝が問う。
「私はおおむね、陸軍長官の意見に賛成です。私はガメリカに長いこと留学していましたが、ここで要求を呑んでしまうと、向こうはさらに苛烈な要求を出してくるでしょう。ここはいったん突っぱね、弱みを見せず交渉すべきかと存じます」
その週末、遠くヨーロッパ戦域にあるドクツ第三帝国が、ポッポーランドに向けて侵攻を開始した。
「これは第二次欧州大戦に発展しかねない」
外務長官の宇垣がうめく。ドクツ帝国は22年前の欧州大戦に敗れ、過酷な賠償金を課され、その恨みをそそぐために欧州を制圧せんと軍備を増強し、ついに他国を侵略しはじめた。不意を突かれたポッポーランドはたちまちのうちに降伏し、ポッポーランドはドクツ領となった。そして第三帝国の狼藉を見たエイリスは即座にドクツに宣戦布告した。
その週末、再度中帝国軍の侵攻があったが、戦力的には前回と変わらなかったので落ち着いて撃破した。

2019年12月 7日 (土)

20191207

みなさんこんばんわ。

■プロレス

IWA浅野社長トークショー開催

新宿二丁目の喫茶タントラでトークショーを開催し、外人選手の思い出話を語る。内臓疾患を患っていたが復活。

■野球

元広島ジャクソン、ロッテ入団

球に力があるので、活躍できると思われる。広島は外人のコスパが悪くなるとすぐ切ってしまうので。

元巨人ビヤヌエバ、日ハム入団

金満球団脱出。スペックは悪くない選手なのでそこそこ活躍するのでは。

 

2019年12月 1日 (日)

大帝国リプレイ(3)

(3)
「あなたが東郷さんですね、写真通りのハンサムさんで素敵ですよ。」
帝が新任の海軍長官、東郷毅に声をかける。

内務長官の猫平は病気で休み。したがって残る4人で会議は開かれた。まず宇垣が先の満州会戦の被害状況を報告。
「東郷、あなたが再編する新しい海軍は、裏切りが無いよう、仲良くやってください」
「肝に銘じて。特に女性には、これ以上ないくらい仲良くすることを誓いましょう」
そして御前会議は終わった。
東郷はその後ただちに帝国海軍の再編にかかった。
唯一残った戦艦・長門を新しい旗艦とし、残存艦船を再編成。艦隊を指揮する提督として以下の4名を指名した。先の満州会戦で多くの提督を失ったので、実力のある若手主体の人選となった。

山本無限(72)
「このひよっ子長官が…こんなジジイまで戦場に駆り出すとは、情け容赦ない男だお前さんは」
帝国海軍の最古参軍人。東郷が新人の時は提督を務めており東郷に戦場のイロハを叩き込んだ老提督。7年前から予備役となっていたが、このたび東郷のたっての希望で現場復帰した。だが年齢が年齢なので、専属看護婦・古賀ひとみを山本のサポートとして付けた。
田中雷蔵(20)荒っぽい性格のやんちゃ軍人だが腕は確か。
小澤茉莉(20前後?)士官学校をトップで卒業したばかりだが、情報戦に天才的な才能を持っている。
南雲圭子(28)姉御肌の海軍軍人。旦那ともども軍籍にあるが、今回東郷は圭子を提督に抜擢した。
「新生日本海軍は生き残ることを最優先とする。ま、やばくなったらとっとと逃げろってことだ」

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中帝国の首都、北京。
中帝国を統べるシュウ皇帝は笑いが止まらなかった。
「くくくくく」
ここ数年、日本海軍の攻勢に押されていたが、先月久々の大戦果を挙げた。事前に内応を約束した日本軍の提督二人を裏切らせて、日本海軍を半壊に追い込んだ。宇宙戦争では移動を担当する海軍がいなくては攻めてくることはできない。当分小日本はぐうの音も出ないだろう。シュウ皇帝は邪悪な笑みを浮かべながらグラスを傾けた。

日本宇宙海軍の艦艇は先の満州会戦で多数を失い、健在なのは以下の10隻のみ。

(東郷艦隊)
戦艦:長門(旗艦)
50式駆逐艦:城山

(小澤艦隊)
58式索敵艦:景信
50式駆逐艦:嵐山

(南雲艦隊)
50式駆逐艦:石老、石砂

(山本艦隊)
50式駆逐艦:焼山、姫次

(田中艦隊)
試作特雷型駆逐艦:扇山、百蔵

戦艦1隻、駆逐艦8隻、索敵艦1隻・・・吹けば飛ぶような弱小艦隊。このような陣容では中帝国に殴り込むのは荷が重過ぎる。東郷は艦船の増備を政府に申し入れたが、予算がないということですぐの増備は難しそうだった。

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