ロマサガ2リプレイ(3)
3.レオン帝 3 ウォッチマンの巣
ウォッチマンの巣は魔物の巣窟だった。
討っても討っても、次から次へと魔物が参上してくる。レオン皇帝率いる5人は、懸命に武器をふるい、術を放ち、むらがってくる敵を撃破し続けた。
11.サラ(人面樹のような魔物)
12.サラ2体、飛蛇(小さい蛇のような魔物)
13.ビー3体、シー(女性の妖精のような魔物)
14.コープス(くさった死体)4体 テレーズDYING
15.飛蛇3体
16.飛蛇3体
17.ビー4体、シー
18.コープス3体
19.ビー、妖虫(大ぶりの緑芋虫のような魔物)、シー
20.コープス2体、シー2体、屍食鬼(複数の頭を持つ獣人)
21.飛蛇2体、シー
22.ジェル5体
23.ジェル4体
24.獄門鳥(鳥の形をした骸骨)、コープス テレーズDYING
25.ジェル3体
26.タータラ3体、コープス
27.獄門鳥、コープス テレーズDYING
28.ゴブリン、コープス 3体
29.ジャム(小型の悪魔)2体、ゴブリン、コープス
30.ゲットー3体、ウォッチマン2体
洞窟の最奥まで探索し、すべての敵を掃討するまで20回の戦闘を要した。中でもジェルは剣での打撃が効かないのでレオンのライトボールが無いと倒せない。奥に行く際にレオンの魔力が尽きてしまい、「こんなこともあろうかと」と携行していた術の力を回復する薬草酒を飲んで回復。ジェラールもそれを飲んでファイヤーボールを連発。難儀したのは獄門鳥で、レオンの二段斬りでも倒せないスタミナを誇り、かつ一撃が鋭いのでテレーズが一発でDYINGになってしまった。
「しっかりしろ」
けっきょく最奥にたどり着くまでテレーズが3回もDYINGになってしまい、都度レオンが口移しでハーブを投与した。
何とか最奥にたどり着いて、ウォッチマン、ゲットーとの戦闘。弓の攻撃は痛く、ジェラールもダメージを負ったが、レオンのライトボールが決まると相手は目が眩んだのか攻撃を外しまくるようになり、そこを突いて一体ずつ撃破していって、なんとか敵を全滅させることに成功した。
(ふう、何とか殲滅したか)
レオンも肩で息をする。ジェラールも傷口に包帯を巻く。テレーズも目がうつろだ。とりあえず洞窟を出て手近な民家で休息、と思って洞窟を抜けたら、数人の帝国兵が早馬を飛ばしてきた。
「大変でございます。アバロンがクジンシーと名乗る怪物に襲撃され、ヴィクトール王子が・・・」
「なにっ」
疲れた状態のままレオン一行は馬を飛ばしアバロンに戻ったが、市街地で倒れていたのはまさに命が尽きようとするヴィクトールの姿だった。
「グボボボボボ・・・申し訳ありません、父上」
「なにがあったのだ!」
「クジンシーが攻めて・・・きて、流し切りが入ったのですが・・・奴は即死の凄まじい術を使ってきて・・・アバーッ・・・・ぐふっ!」
そう言い残してヴィクトールはこと切れた。
「ヴィクトール、しっかりせよ!」
「死亡確認」
王国の軍医がヴィクトールの死を宣告する。その翌日、ヴィクトール王子の葬儀が執り行われ、ヴィクトールは市街地のはずれにある墓地に埋葬された。
(クジンシーと・・・やらねばならぬか)
読みが甘かった。やはりクジンシーの狙いは王国の壊滅だった。しかも魔物退治でアバロンの守りが手薄になっているところを狙ってやってくるとは・・・
その夜、国王レオンは女魔道士オアイーブを呼び、クジンシーの対策を相談した。
「あの屈強なヴィクトールがやられるとは、クジンシーは相当強力な術を持っているらしい」
「・・・・攻略する方法が一つだけあります。」
「それは何かね」
「・・・・伝承法」
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