ロマサガ2リプレイ(15)
(15)メルー砂漠
「威力偵察になるが・・・行ってみるか」
皇帝一行は勇を鼓してメルー砂漠に足を踏み入れた。
「あ、暑い・・・」
遮るものがなく太陽光線が照り付け、一行は消耗した。おまけにあちこちに砂漠に生息する巨大蛇が見え隠れする。
「東にあるテレルテバの街へ急げ」
こんな所に長くいたら砂漠で力尽きてしまう。そう判断した皇帝一行はともかく砂漠の東を目指すことにした。
195.砂竜
大きな砂竜と一回交戦し、このときは皇帝フリッツが体当たりを食らってDYING。残りのメンバーが顔色を変えて集中攻撃。
「陛下しっかり」
ブスーッ。オニキスが回復魔法薬を皇帝に注射。すこし前に人体への注射が実用化され、口移しでの投与は不要になった。
「みなのものいそぐぞ」
一行はほうほうの体でテレルテバにたどり着いた。宿屋で一泊。
テレルテバの街には3本ある塔にモンスターが住み着き、街を実効支配していた。とはいえ指示を出しているのが七英雄の中では話の分かる剣士ノエルなので、クジンシーのようにむやみに町の住民に危害を加えてはいない。
(相当の数がいるぞ・・・)
皇帝は迷った。ここでテレルテバの塔に突入すると七英雄ノエルと正面切って敵対することになる。運河要塞が片付いていない現状での二正面作戦は危ない。そう考えた皇帝はテレルテバをいったん去り、定期船に乗って東の国ヤウダヘ向かった。
七日の航海のあと、ヤウダはユウヤンの街に上陸。
ヤウダは独特の文化があり、皇帝一行は感心しながら街並みを歩き、情報収集に努めた。この地区に勢力を伸ばす七英雄は七英雄最強のワグナス。チョントウ城の軍勢が戦っているが、どうも分が悪いらしい。
「ヤウダは後回しだ。ここでチョントウ城と同盟を組んでワグナスに敵対してしまうのは良くない。北のサラマットへ向かう」
その夜の宿屋でのミーティングでフリッツはそう判断した。
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