(19)フリッツ皇帝 第2次遠征
1180年
そして春になるころ、
「いつまでものんびりしてはおれぬ。遠征じゃ」
皇帝フリッツは第2次遠征を決意した。50人のサポート隊、そして4人の選抜戦士を率いて定期船に乗ってコムルーン島へ。サラマンダ―の村ゼミオを表敬訪問し、サラマンダ―族長と会談。火山は魔物こそ残っていたものの火山活動は収まっていたため、当面はこの島は安定だなと判断した皇帝一行は、ツキジマから定期船でサラマットへ向かった。
ムリエ村から西へ探索。敵との交戦は避けられない。
252.お化けキノコ
253.フライマンバ2体、リザード(フリッツDYING)
254.スプリッツァー
255.オピオン2体、害蛇、ウッドノイド
256.オピオン3体、リザード
サラマットのジャングルを西へ抜けるとサバンナに出た。
一行はサバンナ南の村で一泊。
「アリだ―!」
なんと村の中央広場に穴が開き、地下に住むアリ族が獲物を求めて徘徊。
257.マンターム、毒虫、クラブロブスター
258.マンターム、アンワーム、タランテラ
どうにか撃破したが、穴からただならぬ妖気を感じたので、とりあえず皇帝はありあわせの岩で穴をふさぐことにした。
一行はさらに西へ進み、メルー砂漠との境にあるビハラ村で一泊。巨大な湖、ワイリンガ湖をボートで探索したが、湖上は魔物の巣窟で、次々に船の上に乗ってきておそいかかって来る。
259.牙魚3体
元は魚と思われるが、七英雄の手勢によって魔物化させられたようで、船の上でも平然と活動し、飛び跳ねながらおそいかかってくる。
260.牙魚2体
261.かえるの王子様、竜金2体、アルケパイン(緑色のごつごつした外見の魚)
262.竜金2体、大ヒル、レブナント(緑色のゾンビ) オライオンDYING
263.ヘクトアイ(茶色のずんぐりした大魚)、かえるの王子様、牙魚、レブナント
264.牙魚2体、レブナント2体(オライオンDYING
265.牙魚2体、アメフラシ3体、大ヒル
266.竜金、牙魚、大ヒル、オピオン (オライオンDYING)
267.牙魚、咬魚(牙魚より細身だが鋭い牙をもつ)
268.竜金、かえるの王子様、牙魚、アルケパイン
湖上を探索したが特に何も見当たらず、そして魔物は強力で、前衛のオライオンがたびたびDYINGに追い込まれたので、一行はビハラに戻り、一泊ののち北へ向かいステップ地帯に足を踏み入れた。ステップも魔物が増えていて交戦を余儀なくされた。
269.リンクス2体、ゼノ
ステップ南方のノーマッドの村で族長と会談。このあたりの魔物を統べているのが七英雄ボクホーンが操る地上戦艦。ボクオーンはこの地上戦艦でステップを駆け回り、中では麻薬を生産し、密売して莫大な利益をあげているという。
「良く来た、遠い国の皇帝よ」
族長と地上戦艦の威力偵察を試みたが、地上戦艦の装甲は堅く、入ることすらできなかった。そして魔物の襲撃。
270.アメフラシ、ヘルハウンド、リザード、リンクス
皇帝フリッツはいったんマイルズ港へ向かうことにして西へ進んだ。
271.アズテック(茶色の魔鳥)、フライマンバ、リンクス
272.アンワーム、ピアス、害蛇、人狼
この戦いでアンワームが凄まじい威力の触手攻撃をやってきて、オライオン、フリッツがDYINGに追い込まれたがかろうじて撃破。
一行はほうほうの体でマイルズに逃げ込んだ。しかしそこもボクオーン配下の獣人がガウガウとうなりながら徘徊する惨状を呈していた。ここからバレンヌのソーモンまでは定期船が出ている。しかし運河要塞を根城にした海賊が出没していて船を出すのは危険という話だったが、マイルズに住む豪商ウラノと相談したところ、「ここから出航する大型貨物船の船倉でじっとしてればまあ大丈夫でしょう」ということだったので、その通りにした一行は五日間の忍従の時を経てソーモンに帰着した。ソーモンからは陸路でアバロンへ。約2か月にわたる長旅が終わった。
「どこもかしこも魔物だらけじゃのう」
フリッツ皇帝は慨嘆した。
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