ロマサガ2リプレイ(21)テレルテバ攻略戦
(21)テレルテバ攻略戦
秋の初めころ、皇帝直属の隠密部隊から報告があった。
昨年訪れた砂漠の村、テレルテバは依然としてモンスターの集団が聖なる塔を占領しているが、七英雄のノエルは砂漠にある遺跡の探索に精を出していて、塔には格下のモンスターしかおらず、しかも警備も意外と手薄とのこと。
(運河要塞攻略の前に、砂漠地帯に足場を確保する!)
「出陣じゃ」
皇帝フリッツは動員を指示した。前回の遠征同様に定期船に乗ってコムルーンのツキジマへ。そこから連絡船に乗ってムリエへ。サラマットを横断しヤウダヘ向かった。
282.フライマンバ、アズテック、オピオン
283.オピオン4体
284.害蛇、ストーマー(青色の小竜)、スポイラー、ウッドノイド
ストーマーは雷の術を放ってきて全員に大ダメージを与えてきたが、こちら側も死力を尽くして反撃し辛くも撃退に成功。
285.大ヒル、アズテック、スポイラー、リザード
286.大ヒル、ストーマー、スポイラー、害蛇
287.ハンマヘッド、アルケパイン3体
288.ハンマヘッド2体、アルケパイン、かえるの王子様
ユウヤンの港から船の便でテレルテバへ突入。
「密偵の話では、中央の塔にリーダー格がいるそうだ」
一行は港に着くやそのまま中央の塔に突入。外階段をたどって最上階へ向かった。
289.ドラフトレッド(赤い鎧の騎士)、エルダー(メイスを持った鎧の戦士)2体
290.エルダー3体
291.マスター(上級の魔道士)2体、エルダー
292.ムドメイン(緑色の破裂したスライム)、ゼノ2体
293.ゼラチナスマター、リザード、リンクス
294.ゼリー2体、リンクス2体
295.腐骨鳥(鳥型の骸骨)、ウォッチマン
296.スパイクヘッド(ロトンビーストに似ているが頭に大きなツノ)、ウインガ-(炎をまといつつ空を舞う頭蓋骨)、ピアス (ジェイスンDYING)
297.キラーマシン、影、大ヒル、ピアス
298.ガリアンブルー(青い鎧の騎士)、影、人狼、ヘルハウンド
299.腐骨鳥、ゼノ
300.バク
最上階は魔物の巣窟で、手荒い歓迎を撃破しつつ進んでゆくと一番奥から四足の異形の魔物が現れた。
「何だ貴様らはー、俺はノエル様からこの塔を預かっているのだー。この俺にはむかうことはノエル様に刃向うことだということがわかってるのか」
「それがどうした、タココラ」
「えっ、そ それがどうしてだって。ノエル様だぞ。七英雄実力一といわれるノエル様だぞ、こ 怖くないのか?」
「七英雄一はワグナスだろう?それに貴様はノエルでもなんでもない、ただのサンピンだろう、エーオラ、タココラ」
「待て、ちょちょっとまて、そういきり立つなよ。ノエル様は凄いぞ。従っていれば次々と新しい身体をくれるぞ。それで永遠に生きられるのだ。な、いいだろう。お前もノエル様の部下になれ」
「そうか、ノエルもか・・・きさまは帝国の皇帝について聞いたことがあるか?」
「もちろん俺たちにとっては第一の敵だからな。おれの前に来たらはらわたを食い尽くしてやるんだがなー・・・まさか。」
ようやくバクは目の前の五人組が誰かに気付いたようだ
「こ う て い ?」
「望みどうりだろう?来いオラ、タココラ」
バクは催眠の術を使いながら単発攻撃してくるだけで、攻めはそんなに苛烈ではなかったが、体力はそれまでの敵とは比較にならぬほどだった。一行は眠気に耐えながら剣をふるい、矢を射り、ファイヤーボールを叩き込んだ。
「休むな、一気に攻めかかれ!」
皇帝フリッツが督戦し、ついにバクは絶命した。モンスターのリーダーを失ったこともあり、テレルテバに巣食っていたモンスターたちは一目散にメルー砂漠方面に退散した。
「これよりテレルテバは帝国の信託統治領とする。よいな」
テレルテバの村長と話がまとまり、アバロンから1個大隊を軍船に乗せて呼び寄せてテレルテバに駐屯させ、皇帝一行とサポート隊はアバロンに凱旋した。
「大蔵政務官ビッグムーンよ、そなたはテレルテバに総督として赴任し、砂漠地帯を抑えるのじゃ」
「かしこまりました」
かくて帝国の勢力は北バレンヌ、ルドン、ナゼール、コムルーン島、メルーの5地域に及んだ。南バレンヌではまだ緊張が続いているが、遠征を重ね確実に勢力圏を広げていった。フリッツ帝は次の年は拡大した領土の安定に努めた。
« 20201107 | トップページ | 琴奨菊伝説 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント