ロマサガ2リプレイ(23)相次ぐ犠牲者
(23)
「アト王、魔物は全部始末した。帝国と闘うというおろかな考えは捨てろ、タココラ」
しかしそこへ現れたのは重臣セキシュウサイ。
「陛下、私がお相手する間に安全な場所へお逃げくだされ・・・」
「セキシュウサイ・・・」
「フリッツ殿、お相手つかまつり申す」
天守閣でフリッツはセキシュウサイと1対1で対決。しかしセキシュウサイは老いてなお屈強で、皇帝の太陽光線の術があまり効かない。そこへセキシュウサイが清流剣をたたきこんだ。
「イヤーッ!」
「グワーッ!」
フリッツ皇帝、あえなくDYING。
「勝った・・・アト王様、帝国の第二波が来る前にお逃げくだされ」
しかしセキシュウサイはこの後の展開を悲観してか、脇差を抜くと自らの腹に突きたてた!
「みなのもの、ひとまずひきあげじゃあ」
ハーブ注射で蘇生したフリッツ皇帝は撤退を指示。重傷のセキシュウサイをリャンシャンに運んだ。自決を図ったセキシュウサイは傷口が膿み、三日後に息絶えた。
「私に力があればハクロ城へ行って、セキシュウサイ様の仇を討つのに!」
リャンシャンの街は悲しみに包まれた。皇帝フリッツは沈思した。
(このままハクロ城に乗り込むべきか?いや、シーデーとジェイスンのダメージが深い・・・いったんアバロンに戻るか)
皇帝はこれ以上の進軍をあきらめ、ユウヤンに戻り定期船でテレルテバへ向かい、そこから王立の軍船ベルク号に乗り込み、アバロンへの帰国の途に就いた。
「ルドン高原の魔物の出没が激しいだと・・・よし、掃討に行くぞ」
そういってルドン高原に向かったのだが、ここでジェイスンが死亡。
329.土の精霊2体、水の精霊、アムネジア
土の精霊の足からめの術で動きを封じられ戦いが長引き、そうこうしているうちに戦闘のジェイスンが集中砲火を浴び、ジェイスンが動かなくなった。
探索を中止した一行、ジェイスンをティファールの村医者に搬送したが、もはやジェイスンは助からないという状況となっていた。
「皇帝・・・・すんませんした・・・あ、ああー」
「ジェイスン、気を確かにもて」
「・・・・あうん」
断末魔のうめき声を上げるやジェイスンはこと切れた。
選抜部隊、3人目の戦死。
「ジェイスンに・・・銀の道勲章を授けるのじゃ。階級を特進し、中将に列せよ…遺族には50年の間、年額1000クラウンを支給せよ」
悲しみに打ち震えながら指示を出すフリッツ。五日後、王都でジェイスンの国葬が営まれた。戦闘員養成所の悲しみと怒りは凄まじかった。多くの兵士が彼の死を悼み、魔族への復讐を誓った。
五日間喪に服した後、皇帝は部下を引き連れ秘密裏にヤウダを訪れた。軍船でテレルテバ、そののち定期船でユウヤンを経て、リャンシャンに住むイーストガード剣士、ジュウベエを訪ねた。
「父の遺言です。帝国に協力して、七英雄を倒すように・・・とのことでした。その遺志を引き継ぎ、闘います」
強力な剣技を持つジュウベエが戦列に加わった。いったん皇帝一行はアバロンに戻り、ジュウベエに魔道研究所で一週間魔法の基礎を叩き込んだのち、ルドン高原に向けてもう一度旅立った。
330.土の精霊2体、アメフラシ、毒虫
331.土の精霊
332.グラスホッパー(触手攻撃を使ってくる植物系モンスター)
333.リザードレディ、リザードマン
334.コウアトル(黒い大蛇)2体、ピアス、ゼノ
335.コウアトル、フューザー(やや大きい電気うなぎ)、オピオン2体
336.レイバーホーン、ワンプス、リザード、毒虫
337.水の精霊2体、土の精霊、アムネジア
338.グラスホッパー
339.アズテック2体、ピアス、アメフラシ
340.ヘルハウンド2体、毒虫
341.ナスティペタル(青い花の植物系モンスター)、ナイトシェード
(催眠攻撃を使ってくる青い球根型モンスター)
342.ヘルハウンド、毒虫、アメフラシ、ワンプス
343.リザードレディ、リザードマン
344.土の精霊、ゼノ2体、アメフラシ2体、毒虫
345.土の精霊4体
346.リザードレディ2体
サイゴ族の村で一泊した後一行は往路を戻った。
347.かえるの王子様
348.レイバーホーン、ヘルハウンド2体、毒虫
349.フューザー、オピオン3体
350.土の精霊2体、水の精霊、アムネジア
351.クレイジーサン(浮遊する球体)、アルケパイン
352.お化けキノコ
353.ワンプス2体
354.かえるの王子様2体、アメフラシ
355.レイバーホーン、ワンプス
356.ナイトシェード、ナスティペタル
357.フューザー2体、オピオン2体
アバロンに戻った一行は、次の遠征先として移動湖の情報を探るためメルー砂漠の探索に出たが、フリーファイター・シーデーが力尽きてしまった。
358.デューンウォーム
359.デューンウォーム(フリッツDYING、シーデー死亡)
探索を中止した一行、シーデーをテレルテバの村医者に搬送したが、もはやシーデーは体力生命力を使い果たしており、到底助からないという状況となっていた。
「皇帝・・・・ううう・・・私のかばねを乗り越えて・・・トワノ平和を・・・あ、ああー」
「シーデー、しっかりせよ」
「・・・・ぐふっ!」
断末魔のうめき声を上げるや、シーデーは大量の血を吐き絶命した。
選抜部隊、4人目の戦死。
« 20201121 | トップページ | 20201129 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント