ロマサガ2リプレイ(44)
(44)モニカ帝即位
二週間後、王都でのアリルビョルン皇帝の国葬が営まれた。アバロン公務員、兵士、市民の悲しみと怒りは凄まじかった。皆が皇帝の死を悼み、魔族への復讐を誓った。
次の皇位継承をどうするかで大臣連中が協議したが、アリルビョルンはいまわの際にモニカを指名したので、遺言通りモニカが久しぶりの女帝として、第79代皇帝となった。
「先帝の無念を晴らす」
選抜部隊の補充をどうするか、モニカ帝は思案したが、アバロンの戦闘員養成所では獰悪な魔物と太刀打ちできないと判断し、北ロンギットのヌオノに出向き、武装商船団の頭目エンリケに選抜入りを要請した。
「エンリケさん、リスクを承知でお願いしたい。選抜部隊に入っていただきたい」
「・・・わかりました。命の限り戦います」
いったんアバロンに戻った一行、エンリケに催眠の見切りや弓の技、天の術を覚えさせ、そののちモニカ帝はワイリンガ湖の魔物掃討に出た。
825.スカーレット、アゾート
826.スカーレット、ナイトヘッド
827.チェスタトン2体、ナイトヘッド
828.スカーレット、ナイトヘッド(ミネルバDYING)
829.トリトーン(タンボラDYING、モニカDYING)
830.人面サメ、ナイトヘッド、スティンガー(モニカDYING)
831.スカーレット、チェスタトン、アゾート
832.アルビオン
833.トリトーン
834.アルビオン
835.スカーレット、チェスタトン
836.アルビオン
3度目のアルビオン戦で一行は不覚。戦いの劈頭にサンダーボルトをくらって一行は大ダメージを食らいそのあとすかさずメイルシュトロームの術を食らいコッペリアを除く全員がダウン。危険を感じたモニカ皇帝は沿岸で待機していたサポート隊を呼んだが、救援が来る前にアルビオンが2発目のメイルシュトロームを炸裂させた。
「ギャアアアアあ」
この一撃をまともに食らってモニカ皇帝は致命傷を受けた。なんとかサポート隊が皇帝一行の船にロープを結び、ビハラの船着き場へ誘導したが、モニカ皇帝の命の炎は消えかかっていた。
「エンリケ・・・後を頼む・・・無念・・・・ああ、もう何も見えぬ、何も聞こえぬ・・・ぐふっ!」
ビハラの宿屋で、そう言い残してモニカ皇帝はこと切れた。
選抜部隊、11人目の戦死。アリルビョルン先帝が力尽きて、まだ1ヶ月もたっていない。モニカの死は衝撃をもって報じられた。一行はモニカ皇帝の亡骸を棺に入れ、テレルテバから軍船でアバロンに戻った。
« 20210417 | トップページ | 20210424 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント