ロマサガ2リプレイ(62)ダウンフォール作戦
(62)ダウンフォール作戦
「作戦名を、ダウンフォール作戦と呼称する」
慎重さと大胆さを併せ持つラビット皇帝は、幹部兵士を集めた軍議を10回開き、作戦の段取りを徹底させた。
(第1段階)
フォーファーの港にある大型船を徴発し、フォーファーの工廠で車輪をつけて武装を整え、帝国地上戦艦に改造する。
(第2段階)
帝国地上戦艦にサポート隊50名を配備し、拡張した長城の東門からステップへ移動し、ボクオーンの地上戦艦のまわりをつかずはなれず動き、時折弓矢や煙球、魔法攻撃などで挑発する。
(第3段階)
この挑発に焦れたボクオーンは必ず地上戦艦を潰しに配下のモンスターを繰り出してくると思われるので、ボクオーン配下の手勢があらかた出撃したところを狙って、皇帝ラビット以下5名の選抜部隊が地上戦艦に潜入する。
(第4段階)
帝国地上戦艦に搭乗したサポート隊とボクオーン配下のモンスターが小競り合いを起こしている間に、選抜部隊はボクオーンのいるところまで急襲し、ボクオーンを討つ。
アバロン帝国大学の教授で作戦学の権威であるガイエルがこの計画を立案し、サポート隊も訓練を重ねた。皇帝とガイエルはフォーファーに出向き、大型船マーキス号の改造を督励した。100名以上の工夫により改造作業は急ピッチで進められ、2003年5月のある夜、帝国地上戦艦は動き出した。外装はボクオーン軍の気を引くためか、クリーム色と青のツートンに塗られ、長城方面へ向けて走り出した。
「気をつけろ、音を立てるな」
あらかじめ長城は地上戦艦が通れるくらいの幅を開けてあった。夜の闇にまぎれて帝国地上戦艦はステップに入り、ボクオーンの地上戦艦に近づき、火矢を射かけた。
「いいぞ、頑張れ。」
この光景をノーマッドの村から双眼鏡越しに見守るラビット皇帝。驚愕した七英雄ボクオーンは配下の軍勢を帝国地上戦艦打倒のためにさしむけた。地上戦艦の入り口から数百体の魔物が出てきた。
「よし行くぞ!」
ラビットは地上戦艦めがけて走って行った。
1390.スノーウイルム
地上戦艦の入り口は施錠されていたが、ファイヤーボールで焼き切って侵入。
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