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2019年2月28日 (木)

2.19馬場さん追善両国大会観戦記(4終

セミファイナル ミル・マスカラス、ドス・カラスVSカズハヤシ、NOSAWA論外

セミファイナルにマスカラス兄弟登場。スカイハイのテーマ曲だけで場内ドワアアア。しかし76歳のマスカラスにこの位置で試合させるのはきつかろう。対戦相手がマスカラスと対戦経験のあるNOSAWA、カズハヤシとカード的配慮がありありだった。マスカラス兄弟は肉体の衰えを隠すためボディスーツを着てのファイト。それでも先発を買って出たドスがメキシコ仕込みの関節技を披露。弓矢固めまで繰り出して沸かせる。

マスカラスもヘッドシザースを連発して沸かせるが、ラリアットで2人まとめてなぎ倒すのまではやり過ぎだろう。それでも11分の試合を成立させた4人の創意工夫は素晴らしいと思うしかない。マスカラス兄弟はダブルのアトミックドロップなど連携技もさすが。そしてマスカラスがジャンプしてのクロスチョップを連発。昔を知るファンにとってはたまらないシーン。最後は76歳のマスカラスがドスの助けを借りながらではあるがコーナー最上段から飛んでカズ・NOSAWA2人めがけてダイビングボディアタック。

(受け止めながら倒れたように見えた・・・が)

2人を倒した後、NOSAWAをフォールし3カウントが入った。お客さんが喜んでくれる以上、今できることを頑張ってやればいいという老いたマスカラス兄弟の開き直り。なんとも複雑な心境になるほかない。

メインイベント 棚橋弘至、ヨシタツVS宮原健斗、関本大介

馬場さんと接点のない世代4人のタッグマッチだが、メインイベントにはノスタルジーではなく、現在のプロレス界のトップを持ってきたという意図が感じられ、悪い選択ではないと思う。
全日本でタッグを組んでいる宮原ヨシタツが敵味方に分かれ、宮原は大日本のエース関本と、棚橋はヨシタツと新日時代以来のタッグを組んでメインイベントで激突。これはヨシタツが負けて終わるという結末が想像つくではないか。宮原と関本はそれぞれのテーマ曲で入場。棚橋ヨシタツは棚橋のテーマで入場。ゴーエースゴーエース。

序盤は静かな立ち上がり。筋肉ポーズなどを交えながらの攻防。だんだん大技が混じって行って、棚橋がネックブリーカーを披露。試合が動いたのが宮原が棚橋にジャーマンを狙ったが棚橋が踏ん張ったのを見て、関本が宮原ごとジャーマンで投げる。眉山炸裂。これで棚橋の動きが止まる。パートナーのヨシタツがヨシタツファンタジーで宮原を絞める。このあたりから宮原とヨシタツの一騎打ちっぽい状況に。宮原、膝蹴りを乱打してからジャーマン、これは返されたが腕をロックしてのシャットダウン式ジャーマンでヨシタツから3カウントを奪い、24分のメインが終わった。

この時点で10時20分。試合数が多いのとセレモニーがもたついて進行が少し悪かったか。宮原のテーマ曲が鳴ったあと、宮原と棚橋がマイクで競演。プロレスを最高に!愛してまーす!・・・うまくまとめおったな。

そのあと全選手、全ゲストが出てきて馬場さんの引退セレモニー。ジョニーエース、スティムボート、フレアーがビデオメッセージ。坂口征二さんが「天国でご満悦だと思います」などと閉会の挨拶。そのあと天国の馬場さんへ10カウントゴング。そして、木原リングアナが「300パウンドー、ジャイアント―、馬ー場ー!」のコール。そして王者の魂。あれから20年も経っているのだが、あの頃と変わらぬ会場の馬場コール。プロレスファンの情け深さを感じざるを得ない。

10時半過ぎ、セレモニーが終わり、客出しの音楽は馬場さんが好きだった「上を向いて歩こう」こういう細部に手が入っているところが良い。ロビーに降りると物販と写真撮影でごった返していた。ハンチングをかぶった渕さんがいる、ドリーがいる、ハンセンも、ドスカラスも。スーツ姿の西村はドリーに寄り添う。マイティ井上もいた。往年の名選手が小遣い稼ぎにいそしむ。これはこれでシュールな光景だ。
1階を出たところには献花台。ファンが供えたと思われる花束と馬場さんの好物だった大福餅の箱。泣けるね。

2019年2月27日 (水)

2.19馬場さん追善両国大会観戦記3

第4試合 タイチ、金丸義信、TAKAみちのくVS渕正信、藤原喜明、青柳優馬

デンジャーゾーンで渕組の3人が入場。タイチはディーバのあべみほを連れてきた。先発は藤原とTAKAだったが、鈴木軍の3人は寄ってたかって藤原を攻撃する老人虐待。しかし藤原も脇固めにTAKAを捕らえるなど元気、しかしタイチがマイクスタンド攻撃でカット。タイチと青柳が熱い攻防。タイチの蹴りがきまり苦しむ青柳。藤原が出てきて頭突き乱射。これは盛り上がった。

そして渕さんが5分過ぎに登場。タイチをヘッドロックパンチで制裁、飛び込んできた金丸、TAKAはボディスラム。タイチにもボディスラムを狙ったがタイチは踏んばる。ならばとロープに振った渕はドロップキック。凄い65歳だ。TAKAや金丸にもドロップキックを発射。全日マットではすかされるのが定番なのに。何この命中率の高さ。しかしここで渕さんバッテリー切れを起こし肩で息をする、それでもタイチに4発目のドロップキックを狙ったがかわされてしまい自爆。これで形勢逆転。タイチがジャンピングハイキックを決め、パワーボムか何かを狙ったが渕さん懸命にリバースで返し、首固め連発で勝負をかける。そして戦いが割れリング上は渕さんとタイチ」。ああこれは決まるなという乱戦の中、2度目の首固めを返したタイチは急所蹴りを炸裂!ひどいことを。これで悶絶した渕さん。すかさずタイチが首固めで丸め込んで3カウント。元は全日本のタイチ、十数年ぶりに渕さんと激突して見事恩返しを果たした。

第5試合 3WAYタッグマッチ ジェイクリー、岩本煌史VS海野翔太、吉田綾斗VSBUSHI、SANADA
9試合もあり時間的に押しているのかこの興行には休憩時間がない。しかたがないのでこの試合の前半にトイレに行った。3WAYらしいバタバタした攻防。ジェイクが滞空時間の長いブレーンバスターを披露。しかしBUSHIが毒霧で岩本を動けなくし、SANADAがジェイクの動きをパラダイスロックで止めて、最後は新日本若手の海野をSANADAがムーンサルトプレスで仕留めた。

第6試合 丸藤正道、新崎人生VS望月、シュンスカイウォーカー
馬場さん最後の弟子・丸藤と馬場さんをお釈迦様と呼びドームで対戦したことのある人生がドリームタッグを組み、ドラゴンゲートの2人と激突。望月はあの大量離脱時に助っ人参戦したことがあるがシュンスカイウォーカーという覆面選手は次代を担う若手。丸藤と人生はそれぞれのテーマ曲で入場。試合は望月と丸藤の打撃戦、人生のロープ渡り、曼荼羅捻り、極楽固めなど見どころが満載。シュンスカイウォーカーはなかなかの身のこなしを見せ空中殺法を繰り出していた。最後は丸藤が完璧首固めを繰り出し、望月から3カウント奪取。

第7試合 秋山準、大森隆男、太陽ケアVS小島聡、永田裕志、西村修
10年前だったらメインに持ってきてもおかしくないカードだが、どの選手も全盛期を過ぎているのでセミ前でこのカードが組まれた。秋山のテーマ曲は陰鬱なのであまり好きではない。新日出身の3人は小島のテーマ「RUSH」で登場。秋山と小島は意外にもこれが初対決。

日本であまり試合をしていないケアと、区議会議員活動が忙しい西村の頑張りがポイントのこの試合、各自が持ちネタを発揮。ケアは馬場さんの追善興行であることを意識したのか得意のキックのほかに河津落としも炸裂。永田の白目腕固め、小島のいっちゃうぞバカヤローの見せ場を挟んで、西村が大森を捕らえて足4の字、スピニングトーホールドを繰り出したがケアがカットに入り、この隙に大森がアックスギロチンを炸裂。これで西村の動きが止まってしまい、代わった秋山がニーアタック、リストクラッチ式エクスプロイダーを繰り出して西村から3カウント。

2019年2月26日 (火)

2.19馬場さん追善・両国大会観戦記2

第1試合 ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル。

馬場さんにゆかりのある往年の名選手によるバトルロイヤル。旧全日本からは百田光雄70歳、井上雅、菊池、本田多聞、そしてディートン。馬場さんとはゆかりもないがMENSテイオー、アブドーラ小林。そして大量離脱後の全日本を助けたTARU、相島、キムドク、ヤスウラノ、垣原、土方そしてサプライズとしてストーカー市川。そして裁くレフェリーはマイティ井上。

バトルロイヤルなのでOTRルールが採用されており、選手がどんどん消えてゆく。コーナーを背にして戦況を見ていたディートン。61歳になり頭も半分禿げて腹も少し出ているが、身体はしぼんではおらず黒のショートタイツ姿。ヤスウラノをラリアットで場外に落とすなど健在ぶりをアピール。しかし寄る年波には勝てず、相島にブレンバスターを狙ったが投げ切れず逆に投げ返され、そのままほかの選手に押さえ込まれて3カウントを喫して退場。

その間に選手がどんどん消えて行く。アブドーラ小林のエルボードロップでバカチンガーの歓声。あっという間に生き残りが百田と井上雅の2人になってしまった。まさかの井上雅優勝かと思ったが、百田も元気で井上雅のバックを取って丸め込もうとする。しかし井上もダーティでレフェリーのマイティ井上をつかんで防御。しかしマイティ井上が井上雅にチョップのお仕置き。そのまま百田が井上を丸め込み3カウントが入った。鳴り響くロッキーのテーマ。やはり6時半の男は百田だった。

第2試合 橋本大地、宮本和志、橋本友彦、野村卓矢VS岡林裕二、本間朋晃、野村直矢、成田連
新日本、全日本、大日本らのメンツがごちゃまぜになった8人タッグ。橋本大地組は爆勝宣言で入場。宮本が筋肉を誇示したり、成田をいたぶって新日本こんなもんかと悪態をついたりして存在感。本間のこけしは自爆。次々に選手が入れ替わった試合、野村直矢もスピアーで見せ場を作った。最後は岡林が得意のアルゼンチンバックブリーカーに橋本友を捕らえてギブアップを奪った。

第3試合 大仁田厚、保坂秀樹、ケンドーカシン、鈴木秀樹VSグレート小鹿、石川修司、佐藤光留、長井満也

この試合は全日本ルールではなくストリートファイトトルネードバンクハウスデスマッチ。要するに何でもアリアリの試合。小鹿組は軍艦マーチ、大仁田組はワイルドシングに乗って入場。いきなり大乱闘をおっぱじめたが、石川と鈴木はリング上にて普通に戦っていた。しかし大仁田はいつも通りの無茶苦茶ファイト。小鹿会長をイスで殴りつけたシーンは場内騒然。佐藤に机の上パイルドライバーを仕掛ける。しかし佐藤はギター殴り攻撃で反撃。巨体の石川には有刺鉄線ボードにたたきつけられてしまうが、毒霧噴射で石川を戦線離脱させると、佐藤を捕まえ有刺鉄線ボードへの合体ブレーンバスター。大仁田がイス攻撃をいれてから鈴木がダブルアームスープレックスを炸裂させ佐藤を仕留めた。

試合後大仁田がマイク。ぼくは馬場さんの5人目の付き人です、と。マシオ駒さん、サムソン轡田さん、大熊元司さん、佐藤昭雄さん、と懐かしい名前が出てきた。

この後ブッチャーの引退セレモニー。吹けよ風、呼べよ嵐が流れる中、大きい車椅子に乗ったブッチャーが入場。スタッフがロープを緩め、セコンド陣が車椅子を持ち上げ、車いすごとブッチャーはリングに上がった。マスコミ各社の記念品贈呈の後、マスカラス兄弟、初代タイガーマスク、全日本の秋山社長、ハンセン、坂口征二、ドリーが次々にリングに上がり花束贈呈。その後20万のチケットブッチャーシートに座ったファンが花束贈呈。そしてデストロイヤー、鈴木みのるのビデオメッセージ。

そしてブッチャーのスピーチ。英語なので同時通訳。声は良く通りまだまだ元気ということがうかがえた。お前ら親を大切にしろ、老人ホームになんか入れるんじゃないぞ、お前らもいずれ歳を取るんだと悪役らしからぬセリフ。最後はサンキューを連呼して締めた。そのあと10カウントゴング。こういう形でキャリアを終えられたレスラーは少ない。ブッチャーありがとう。

2019年2月25日 (月)

2.19馬場さん追善両国大会観戦記1

馬場さん没後20周年記念興行 2.19両国観戦記

昨年の秋、馬場さん没後20周年を偲んで追善興行を両国国技館にてオールスター形式で行うという知らせが入った。遺族の方が馬場さんの名前を使って興行を行うのもどうかと思っていたのだが、あわせてあのブッチャーの引退セレモニーも行うという話を聞いて、私の心は揺らいだ。2012年に武藤全日本に来日したが、そのころからもう歩行困難な状況で、とっくにアトランタで余生を送っているものと思われたが、日本のファンに別れの挨拶をしにやってくることになった。

ブッチャーはフォーク攻撃でファンクスを痛めつけるなど極悪非道のヒールというイメージが強いが、あれはブッチャーが稼げるレスラーになるためには何をすればよいかを熟考した結果ああなってしまったと自伝に書いてあった。もう78歳、余命はあと数年だと思われ、おそらくこれが最後の来日であることは想像がつく。それでも本業の仕事が忙しくて観に行こうかどうか逡巡していたが、第1試合のバトルロイヤルにあのジョー・ディートンが出場するということが発表されたので、私も心を決め、職場1階のファミマでチケットを押さえた。

ディートンが22年ぶりに日本にやってくる。90年代前半の馬場全日本の常連外人だったのだが、195センチの体躯の割にファイトスタイルはベーシックで凄味はなく、得意技はブレーンバスターや河津落としであって、6人タッグマッチで最初にコールされる添え物的外人なのだが、全日本中継のプロレスニュースではいい奴と評されていて、キムラサンアイシテマスのマイクとかもあって悪役商会に入って馬場木村と闘ったりもした珍しい外人。95年ころから全日本への参戦は途絶え、いまはアメリカはジョージアで普通の仕事をしながら時たまインディー団体に「アウトロー(無法者)」として上がっている。

2階の自由席5000円しか残っていなかった。亡くなられてから20年も経つというのに、馬場さんの雄姿をまだ忘れていない人はたくさんいる。まったくもってプロレスファンは情け深い。ブッチャー78歳が本当に来日できるのかと思ったが、2月17日、車椅子姿ながら来日。付き添っているのはディートン。住んでいるところがけっこう近いので、同じ飛行機で来日したのか。往年はちょび髭面をした憎めないアメリカン兄ちゃんだったのだが、61歳になり渋いアメリカのおっちゃんになっていた。歳月の流れを感じざるを得ない。

むりくり休みを取って、15時過ぎに初台の自宅を出て、新宿西口で茶漬けの遅い昼食を済ませたのち中央快速と総武線を乗り継いで16時過ぎに両国。自由席なので良い席を確保するためには待たなければならない。17時過ぎに開場。向正面の7列目に陣取る。コートを置いてエントランスのグッズ売り場を瞥見したが、ものすごい人でごった返しており閉口したので早々と2階席に戻る。1時間半の空白、本など読みながら待つ。

第1試合前に炎のファイターが流れ、なんとアントニオ猪木が挨拶。元気ですか―、と123ダーをやったがリングには上がらなかった。やはり全日のリングを使っているので上がるのはどうかと思ったのか。足が悪いのか。

2018年12月28日 (金)

2018プロレス界10大ニュース

2018年プロレス界10大ニュース

1位:新日棚橋 復権
   G1クライマックスを制し、プロレス大賞にも輝く。やはり映画出演が効いたのか。新日の40代選手によくあるバトルロイヤル要員落ちにはならない。

2位:大仁田7度目の現役復帰
プロレスラーに引退も復帰もない。ワンマッチ1000円のボランティアレスラーとして復帰。海外でも電流爆破をやっていくらしい。

3位:渕正信 幸せ昭和食堂で食レポに挑戦
都内の懐かしい食堂で瓶ビールを飲みながら飯食うお仕事を始める。まだドロップキックが打てるのだからリングで稼いではどうか。全日も試合数増やしてあげて。

4位:ドリー77歳リングに上がる
東京愚連隊マットで西村とエキシビションで10分ドロー。エルボーとスピニングトーホールドをきっちり出していた。ダブルアームは構えだけだったけど。

5位:中島洋平、ブラックめんそーれに変身
ジュニア戦線で勝てなくなり、「馬鹿にしてんだろ!」の壊れたキャラを経てブラックめんそーれとかいうマスクマンに。中堅レスラーの生き残り策。

6位:井上雅央 ノアでタッグリーグに出場
斉藤彰俊と組んでグローバルタッグリーグに参戦。甲斐の怪力・悲しき中年のインサイドワークは健在。

7位:森嶋猛逮捕
酒は人間を破滅へと突き落す。あれほどの活躍をした選手なのに・・・

8位:スーパーストロングマシン引退
引退試合ではマシンが5人に増殖。猪木さんのころからマシンのギミックと若松マネージャーで会場を沸かせていました。平田さんが40年のプロレス人生に幕を下ろしました。
9位:ドーリング・ディランジェイムス最強タッグ優勝
純粋外人チームが最強タッグを制するのはいつ以来だろう。全日も思い切った決断。

10位:ダイナマイト・キッド死去
ステロイドやドラッグの乱用で現役時代も30代で終わり、晩年は歩けなくなってしまったので覚悟はしていたが・・・・

次点 ビッグバン・ベイダー死去
ベイダーハンマーを忘れない。

2018年12月 6日 (木)

訃報

12月5日、新日本・全日本・WWFマットで活躍された
イギリス出身の名レスラー、ダイナマイト・キッド選手(本名 トム・ビリントン)が亡くなられました。
享年60.
イギリスマットでレスリングの基礎を身に着けた後、カナダ・カルガリーを経て新日マットに参戦。佐山タイガーと激闘を繰り広げられました。
シングル戦線のみならず、デイビーボーイ・スミスとのブリティッシュブルドッグスでも活躍されました。
キャリアの後半は全日本に戦場を移し、馬場さん、鶴田さん、三沢さん、天龍選手、渕選手、ハンセン、ゴディ、ウイリアムス、アンドレ、ファンクス、ブッチャーなど実にいろいろなタイプの選手と対決されました。身長173センチ、体重100kgそこそこの小兵ながら、高速ブレーンバスター、ダイビングヘッドバット、ツームストンパイルドライバーなどの大技を使いこなし、また、殴る蹴る頭突きの一撃一撃が非常に切れ味鋭く、観る者の心を揺さぶる凄い選手でした。

全盛期の肉体はステロイドで作られた筋肉であって、その副作用・後遺症に苦しみ、キャリアの終盤は痩せて精彩を欠きましたが、それでもジョニー・スミスとの英国タッグで90年・91年の最強タッグに参戦されていました。91年最強タッグの最終戦、実質的な引退試合では対戦相手のサニー・ビーチにダイビングヘッドを決める前、一瞬だけ客席を見ました。あのシーンは忘れられません。英国国旗をあしらったタイツが実に決まってました。

大きい者こそがスター選手だという馬場さんの美学からは外れていましたが。そのハードなファイトスタイルは私たちの記憶にずっと残っています。

自伝の「ピュア・ダイナマイト」を読みましたが、レスラーのせつなさ・悲しさが感じられる一冊です。現役最後の一戦、コンディション調整に苦しむ中、トミー頑張るんだ、試合が終われば金がもらえるぞ、と自分に言い聞かせてリングに向かったくだりは忘れられません。そのあとすぐ歩くことができなくなり車いす生活、脳梗塞発症でここ数年は闘病生活を送られていました。それでもキッドは自伝に「俺はプロレス人生を大いに楽しませてもらった」と書かれています。

全ての人の最終到達点は死、そうなのですが、
いまも胸にぽっかり穴が開いた気分です。

いいファイトをありがとうございました。合掌。

2018年7月22日 (日)

マサ斎藤さん死去

新日本マット・アメリカマットで活躍された名レスラー、

マサ斎藤さんが7月14日死去されました、享年75.

東京オリンピックのアマレス代表という経歴を引っ提げてプロレス入りし、アメリカマットで活躍されたのち新日本マットで長州、カーンらとタッグを組んで活躍されました。得意技はバックドロップ、監獄固めと、ごつい体形のわりに派手さはなかったのですが、実力者としてプロレス興行を支えていました。

キャリアの後半は新日本プロレス中継の名解説者としても知られており、ごつい風貌でいかにも解説者のおじさんという風格がありました。

晩年はパーキンソン病を患いながらもWJプロレス、健介オフィスに参画し、宮原健斗らをコーチングされました。

合掌。

2018年6月24日 (日)

訃報

新日本、全日本、NOAHで最強外人として活躍された

ビッグバン・ベイダーさんが6月18日、亡くなられました。(享年63)

190cm、170kgの巨体のわりにパワーボムやジャーマンやムーンサルトまで使いこなしており、凶暴さとパワーと器用さを併せ持った凄いレスラーでした。

筆者は全日参戦時の映像を多く見ていたのですが、試合の序盤からあの剛腕を振り回してのベイダーハンマーで殴りまくるファイトスタイルはただただ脅威。そしてベイダーアタックと称される体当たり、リバーススプラッシュやビッグバンクラッシュといったプレス系の技。まさに「圧倒的肉体」が猛威を振るっていました。

98年の最強タッグで、スタンハンセンとの不沈皇帝タッグは忘れられません。49歳で衰えの見えてきたハンセンをベイダーが無茶苦茶ファイトで引っ張り、ハンセンもそれに引っ張られて暴れるという。リーグ戦を全勝しこのまま優勝するかなと思われましたが、98年12月の(馬場さん最終試合のあった)武道館の決勝戦で、勝利まであと一歩というところで秋山の不意打ちミサイルキックを食らったベイダーが場外に落ち、その一瞬のすきを見逃さず小橋が不意打ちラリアットでハンセンをフォール。あのときはハンセンも老いたかと複雑な気分になりました。

しかし私生活は酒浸りで(ノアマットで外人係をやっていたM井上の回想によると一晩で焼酎3升!)酔ったあげくホテルの自室で錯乱しナイフで自傷行為をやり激怒した三沢社長に解雇されたこともありました。晩年は心臓に不安を抱えながら何度か来日されていました。

長い間ありがとうございました。合掌。

2017年12月31日 (日)

2017プロレス界10大ニュース

独断と偏見でプロレス界10大ニュースを選びました。

1位:アンドレザ・ジャイアントパンダ東京参戦

最果ての街、新根室プロレスの企画モノなのですが、身長3m体重500kg(公称)で対戦相手を殴り倒すのだから恐ろしい。テーマ曲がジャイアントプレスって・・・・

2位:大仁田厚、ついに引退?

60歳を迎え、今度こそ本当に引退か。いや、すぐ後に大仁田反省会で極悪レフェリーでパイルドライバーやったし、復帰もあるかもしれないし・・・

3位:諏訪間・石川 暴走大巨人タッグ

最強タッグ優勝を果たす。ラストマウンテンという超強力合体必殺技。

4位:秋山準・大森隆男デビュー25周年

全日20周年にデビューした超新星秋山と浜口ジム上がりの大森さんがもうデビュー25周年でベテランの域。時のたつのは早い。

5位:新日ヤングライオン杯、北村克哉が優勝。

なんつー筋肉だ。32歳ともう若くないので、新日のトップグループに駆け上がってほしい。

6位:高山善廣、回転エビ固め失敗で半身不随

プロレスは死と隣り合わせなのだということを再認識。危険な大技をくらったわけでもないのに、高山ほどの名選手が回転エビ固めの失敗で動けなくなるとは・・・・懸命のリハビリを続けているようだが、もうリングで高山の勇姿を見ることはだきないだろうな。

7位:渕正信 高松大会でメインに登場

8人タッグマッチに出場するも宮原のブラックアウトに沈む。63歳でプロレス興行のメインに出て、20代選手の猛攻を受けて苦しむ。プロレスは奥が深いね。

8位:野村直矢・青柳優馬、アジアタッグ戴冠

露骨なプッシュのような気もするが、全日サイドは若手売り出しに社運をかけておるのだろう。

9位:泉田純さん死去

51歳、若すぎる死。ジャンボ鶴田の付け人として首や肩をもんでいたのが週プロ初登場だったか。悪役商会での活躍、キマラ泉田のデブタッグなど、明るく楽しく石頭持ちの角界出身レスラーだったのだが、2000年にノアに行っていなければ、とも思う・・・

10位:ザ・グレートカブキ引退

居酒屋経営のかたわら、スポット参戦して毒霧やアッパーを披露していたが、69歳という年齢的なものもありリングから完全引退。毒霧の第一人者、しかし試合運びは派手さのない、少ない技で組み立てるスタイル。ありがとうございました。

次点:ジョードーリング復活、三冠戴冠

脳腫瘍からカムバックし全日マットで暴れまわり3冠ベルトも巻く。全日エース外人としてますます活躍してほしい。

2017年11月12日 (日)

アンドレザ・ジャイアントパンダ

リングにそびえ立つ、君の勇姿。

https://www.youtube.com/watch?v=_2wd6fRM8QI

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