2009年11月17日 (火)

第816回 死闘60分 佐久間 VS G山本

39年目5月
「バトルアトランティス」開幕。葛城早苗が左わき腹痛で休場。けっこう重症らしい。クラリッジ成瀬も右足負傷で欠場。

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7戦目新潟大会、メインで組まれたのはSPZタッグ戦。王者佐久間理沙子&ミネルヴァ石川に挑むのはグリズリー山本、中村真帆組。

団体最古参のグリズリー山本、身体の悪いところは多いが、それでも規格外のパワーでもって佐久間を苦しめる。そのまま一気に攻めて佐久間をDDTで屠ってしまった。勝負タイム26分16秒。タッグベルトを見事奪還。

「そんな・・・」

佐久間理沙子、24時間後のシングル防衛戦に暗雲が。。。

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そして最終戦横スペ大会。メインのSPZシングル戦、

佐久間理沙子対グリズリー山本。

「ヌッ潰してやるぜええ」

グリズリー山本、相変わらずのブルファイトの冴え。頭突きやエルボーの一発一発が重い。
「ううっ」
佐久間がぐらついたのを見るやフェイスクラッシャーで顔面を打ちつける。そして引きずり起こして容赦のない掌底。ここまで力押しで来られると佐久間は苦しい。

「この技を受けても立っていられるかしら」

佐久間、そうとう追い込まれたのでここで起死回生のビートエンド。

頭から落ちてしまったG山本、これで動きが止まってしまった。しかし佐久間もダメージが深い、苦しそうな表情。

それでも佐久間、先に立ち上がってG山本を引きずり起こして、バイオドライバー。しかしG山本、カウント2.8で返して

「ぶっ潰す」

DDTで反撃。カウント2.8で返した佐久間。

「ぬおおおお」

グリズリー山本、ここで切り札のグリズリーボムを狙ったが、佐久間がうまく回転エビで切り返す。山本も落ち着いてフォールをカウント2で返す。

佐久間、ここで隠しムーブのハイキックを狙ったが、

―タイミングが、バレバレなんだよ!

グリズリー山本、スッと沈んで水面蹴りで切り返す。

「ウォーーー」
そのままのしかかったG山本、しかし佐久間は2.8で返した。

ドドドドドド ワーワーワーワー

そのまま両者ダウン。ソノ状態のまま60分タイムアップのゴングが鳴った。王者が3度目の防衛に成功。

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2009年11月16日 (月)

第815回 旗揚げ38周年記念興行

39年目4月

「旗揚げ38周年記念シリーズ」

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合はラズベリー対マユリシアター。強豪外人のマユリがオープニングマッチに登場。ラズベリーのすばやい動きに手こずったが、動きが落ちてきたのを見計らって

「ツカマエタゾ」
「うわーーーっ!ひーーー」

バーン。マユリが力のこもったボディスラム一発で3カウントを奪った。勝負タイム10分38秒。

続く第2試合、デビュー2年目のジャンヌ永原が新外国人カトリーヌ・チャンとシングルマッチ。カトリーヌ・チャンはWWCAの新鋭というふれこみだったが。実力的には動きがすばやいだけで、むしろビジュアル受けするタイプのレスラーで、メインやセミへの起用は6人タッグで混ぜても厳しいというのがSPZ首脳陣の見解であった。

「えいっ」

この日もいいところなくジャンヌ永原に攻め込まれて、最後はエルボーでやられてしまった。勝負タイム9分43秒。

休憩前第3試合はクラリッジ成瀬対イザベラ・スミス。

「ナメラレタカードネ・・・」

「WWCAのスター」が「休憩前」という扱い。プライドを傷つけられたのかイッキの攻めを見せて、最後はミサイルキック2連発でクラリッジ成瀬を仕留めた。勝負タイム10分4秒。

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休憩明け第4試合は早瀬葵、ミネルヴァ石川の本隊タッグ登場。対戦相手は強豪外人タッグのコバトフ、マレン組。マレンがM石川の力技をしのいで会場をわかせる。ラリアットで吹っ飛ばされてもすぐ起き上がってエルボー、ネックブリーカーで反撃。

この試合はそこそこ長引いた。ベテラン早瀬が奮闘してコバトフの攻めをしのぎ、最後はミネルヴァ石川がマレンをパワーボムで退けた。勝負タイム30分の大激戦。

セミ前はグリズリー山本、中村真帆対ダークスターカオス、ジョディビートン組。この試合も盛り上がった。最後は実力ビミョウのビートンが捕まってしまい、合体パワーボムで終了。勝負タイム18分20秒。

セミはジャスティスえちご7番勝負最終戦。

最終戦の相手はタッグパートナーにして先輩、葛城早苗。

―勝てないまでも、1発は入れたい・・・・

しかし葛城早苗、タッグパートナーであるえちごの動きは読みきっていた。まず逆片エビ固めで痛めつけておいて、殺人ヒザ魚雷。

「がは・・・・っ」

これでえちごがガクッときたところをストレッチプラムでギブアップを奪った。勝負タイム11分46秒。結局7番勝負はコバトフ、イザベラに勝っただけの2勝5敗で終った。

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メインイベントはSPZ戦、王者佐久間理沙子に挑むのは「挑戦者ローテ」どおり、34期のフローラ小川。

―寝技にさえ気をつければなんとかなる相手ね。

「かいせつの吉田さん、この試合の見所は」
「んー、まあフローラ小川がどこまであわてさせるかでしょうね。」

序盤はじっくりとした攻防を展開。チョップの応酬なんかもやって沸かせる。
しかしパワーでは佐久間が上。タックルでブッ倒してボディスラム。力押しで来られると苦しい。

「これは、どう?」

パイルドライバー、DDTと攻める。そして佐久間得意のバイオドライバー。この一発でフローラ小川はやられてしまった。勝負タイム26分1秒。

「20分くらいまでは見ごたえあったんですけどね。んー、フローラ小川は攻め込まれるとガタガタってのがありますねぇ・・・」

解説の吉田龍子がぼそりと総括。

王者が2度目の防衛に成功。

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2009年11月15日 (日)

第814回 ジャスティスえちご七番勝負

39年目4月

「ジャスティスえちご7番勝負」(続き)

第4戦しゃちほこドーム大会。

セミで七番勝負第4戦、ジャスティスえちご対イザベラ・スミス。ここまで1勝2敗と黒星が先行しているえちご、ここは勝って五分の星に戻したいところ。

「んー、まあ、七番勝負組まれるちゅうことはそれだけ会社から期待されてることですからね」

解説の吉田龍子が指摘。かつてはコンバット斉藤が七番勝負で武藤めぐみを失神に追い込み大ブレイクしたのは有名な話だ。

「WWCAのトップスターの恐ろしさを教えてあげマース」

イザベラさん、アフロヘアを振り乱しながら応戦。10分過ぎに勝負を仕掛けてバックドロップ、ラリアット、DDTの猛攻。

「やっぱりね・・・えぐく攻め込まれたときに受けきりに難があるね・・・」

中森社長も花道奥で顔をしかめる。

「このっ」

しかしえちごもダークレフトで反撃。これでイザベラを弱らせてノーザンライトスープレックスで勝利。勝負タイム17分6秒。

「これで2勝2敗・・・」

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「本日のメインイベントは旗揚げ38周年記念特別試合です!」

名古屋大会メインは名古屋にふさわしく超ゴーカ6人タッグ。

佐久間理沙子、フローラ小川、コバトフ組対グリズリー山本、葛城早苗、ダークスターカオス組。

SPZ4強+強豪外人2人のそろい踏みだけに誰が負け役なのかが読めない。

「くらえっ」

葛城のSPZキックがまともに入ってフローラ小川悶絶。ここでダークスターカオスが出てきてバックドロップ葬をねらうがF小川、空中でうまーく体勢を入れ替えて切り返す。そして佐久間にタッチ。おおっと場内沸いた。

ソノ後もしばらく乱戦が続いたが、18分頃にコバトフがG山本を逆片エビ固めに捕らえた。

「うおっ」

これでG山本の腰に電気が走ってしまったのか、G山本がタップしてしまった。葛城カオスのカットも待てなかったのか・・・

ええええええええええええええええええ!

どよめく場内。Sクラ5連覇のG山本がこんなあっさり負けようとは・・・

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第5戦仙台大会、ジャスティスえちご七番勝負第5戦の相手は現SPZ王者・佐久間理沙子だったが、落ち着いて戦った佐久間がノーザン連発でえちごをしとめた。勝負タイム17分10秒。えちごはこれで2勝3敗となり、勝ち越しへ後がなくなった。

第6戦どさんこドーム大会。メインはジャスティスえちご7番勝負第6戦、対グリズリー山本戦。厳しい相手が続く。

「ウラアアアアアア」

シングルマッチ連戦で疲れを見せてきたえちごに対してパワーで圧倒。最後は掌底で殴り倒して終了。勝負タイム18分38秒。これで最終戦を待たずして7番勝負の負け越しが決定。まだトップ選手の壁は厚かったか・・・・・・

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第7戦釧路大会。第1試合はミシェール桜井デビュー戦。

対戦相手は36期のクラリッジ成瀬。まだ素人に近いのでクラリッジ成瀬が適当に試合を作る展開か。

「はっ・・・」

ミシェール桜井、覚えたてのドロップキックでクラリッジ成瀬に向かっていったが、5分過ぎにやはり息が切れてしまった。

「ぜぇ、ゼェ・・・・」

そこを落ち着いてクラリッジ成瀬が逆片エビに捕らえてギブアップを奪った。勝負タイム7分17秒。SPZにまたひとり新しい戦士が加わった。

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2009年11月14日 (土)

第813回 そう かんけいないネ、フフフフフ

39年目4月。

新人テストで桜井里子を採用。運動神経がそれなりに良い子でルックスもそれなり。リングネームは「ミシェール桜井」とつけた。

「旗揚げ38周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕。

ドーム級の会場を回るビッグなシリーズである。が、前売り券の動きが芳しくない。困った会社サイドは

「ジャスティスえちご7番勝負」

という企画を立てて集客てこ入れを図ったが、ファンの反応は「誰それ」みたいな感で、九州ドームも招待券をばら撒いて満員にするのがやっとだった

初戦の相手はメインで強豪ロシアン外人コバトフと激突。

「ファンの評価を変えてきなさい」
中森社長の激励にこたえたジャスティスえちご、相手がレスリングのうまいコバトフでも堂々と渡り合い、

「言い残すことは無いかーーー」
ひどい決め台詞を吐いた挙句、新技ゴートゥーベッド(変形トラースキック)でコバトフをぐらつかせる。

「ウウ・・・・」
いまのは頭に入った。見るからに痛そうだ。

「これで終わりだ!!」
最後は魔の左裏拳ダークレフトでコバトフから3カウントを奪った。勝負タイム17分15秒。ジャスティスえちご、7番勝負を白星発進。

「オロロキましたねえ、コバトフが負けてしまいましたよ」

「んー、あれは打撃が入っちゃっただけ。まぐれですよ。でも本人には自信になるんじゃないですか」

吉田役員はさすが辛口の解説。

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第2戦広島大会、

ジャスティスえちご7番勝負第2戦の相手はなんと、ダークスターカオス!

「いくら打撃ガ凄クテモソノ前ニ眠らせれば、そう、かんけいないネ、フフフフフ」

ダークスターカオス、その言葉を実践し、段違いのパワーでえちごを圧殺。フィニッシュは豪快なパワーボム2連発だった。勝負タイム11分46秒。

「まだまだ、実力不足だな・・・」

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第3戦なにわ大会で、セミにジャスティスえちご7番勝負第3戦、対マユリシアター戦。さすがにえちごVS誰それがメインでは満員にならないと会社側は判断した。

「何ガゴーツーベッドだ。恥ずかしくないのか。私のバックブローでお前こそゴーツーベッドだ」

ベテラン外人マユリが怪気炎。その通り試合は凄まじい殴りあいになった。

「はーーーーー」

マユリのエルボーがえちごの鼻に入ってしまった。大流血。さすがベテランだけあって相手にダメージをあたえる手段に長けている。流血を気にしたえちごへローリングソバットを乱打。

「ヒャハハハハハ GOTO BED」

ノリノリのマユリさん。ここで必殺バックブロー。これでぐらついたえちご、

勝ちを確信したマユリ・シアターコーナー、最上段から

「BEAT END!」

佐久間の得意技の名を叫んでから豪快なミサイルキック。これでえちごを仕留めた。勝負タイム14分17秒。

「くっ・・・勝てない相手じゃないのに・・・」

えちご、7番勝負は1勝2敗と黒星が先行。

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大阪大会メインはSPZタッグ戦。王者の佐久間理沙子、ミネルヴァ石川に挑むのは前年タッグリーグ準優勝のコバトフ、マレン組。久々に大阪のメインで日本人VS外人の正統派カードが組まれた。

しかしコバトフ、初戦でジャスティスえちごにゴートゥベッドされてから動きが悪い。佐久間にボディスラムでいいように投げられる。

「ナラバ私ガイキマース」

そこそこ強い外人マレンが佐久間と相対するが、なにしろ団体エースが相手なので分が悪い。あっというまにジャーマンを食らって劣勢に。なんとかM石川を捕まえようとするが、そこはM石川も心得ていて、そこそこつかまって会場を沸かせた後佐久間にスイッチ。

「そろそろ終わりにしましょうか」

最後はコバトフを場外に放り出して、残ったマレンを合体パワーボムで仕留めた。勝負タイム25分5秒、王者組が5度目の防衛に成功。

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2009年11月13日 (金)

第812回 特訓の果てに

(今回は冷凍物ではなく書き下ろし)

バシッ、バシッ、バシッ!!

SPZ道場で夜遅くまでサンドバッグを蹴る音が響いていた。

この団体、日本でも有数の女子プロレス興行会社なのだが、ストイックに練習に取り組む選手は2-3人である。フローラ小川もつい最近までは線の細さをカバーすべく特訓に明け暮れる日々だったのだが、グリズリー山本の凶悪な技を受け続けて腰を痛めてしまい、いまでは身体のケアを優先させている。

そしていま、SPZ道場でもっとも練習熱心なのが、SPZ37期のジャスティスえちご。(本名:田中裕子)リングネームがジャスティスえちごなのはただ単に新潟県出身だから。消して素質の高い選手ではなかったが、猛特訓を繰り返し、会社サイドからは「未来のエース候補」の評価を得るに至った。不器用そうな性格だが、受けが強く、ちょっとやそっとの攻撃では音を上げない「気合いと根性型」の選手だ。

「あとは攻撃面でフィニッシュホールドが出来れば上でも使えるんだけどね」

吉田龍子取締役が辛口の評価。本人もそれは分かっている。いちおう必殺技としてダークレフト(左の裏拳)を持っているのだが、かわされ易いのと、相手が受けきってかうんと2で返した場合もう攻め手が見つからなくなってズルズルいってしまうパターンが多かった。

サンドバッグを蹴り続ける。弱った相手にトドメを刺す蹴り技の精度を上げるつもりらしい。

「一撃で、潰せるようにならなきゃ、山本さんや佐久間さんを倒せない」

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「田中さん田中さん、あまり特訓ばかりやってると身体を悪くしちゃうよ、スポンサーの方から映画のチケットいただきましたから、気分転換に観にいきましょう」

先輩のフローラ小川が特訓に没頭するえちごを見かねたのか、気分転換に誘った。

あくる日の夕方、二人は私服で、目立たないよう髪形とメイクを変えて、関内の映画館へ出向いた。取引先からタダ券をもらった(押し付けられた)映画のタイトルは、下記のごとくであった。

「借金大王~夜逃げ東海道~」

ストーリーはうだつの上がらない弱小工務店の社長が借金を重ねて、悪徳金融業者に追われるというありきたりのストーリー。当然シネマの席は平日ということもありガラガラ。

「微妙な映画ですね」

えちごもつまんなさそうにポップコーンを口に運ぶ

「でも、後半、アクションシーンがあるらしいですよ」

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上映開始から80分、眠気に耐えながらスクリーンを見ていたえちごとフローラ小川。いよいよ後半に入り、ストーリーが動き出した。借金を重ねた社長は、ついに経営再建を断念しこのみ金融に自社ビルの鍵を渡し夜逃げ。そしてその、このみ金融が自社ビルを占有。しかし別の債権を持っていたもう1社、柄の悪いタマキ金融が夜逃げ発覚に激怒。このみ金融が占有する自社ビルへ向かった。施錠されたオフィスの入口ドア。

「おんどりゃあ、開けんかい!」

 「それはできないのであります。社長から言われているのであります」

ドア越しの押し問答が続く

「ちくしょう、ラチがあかねえ」

タマキ金融の部長がドアに向かって構えた。

「あけろっつってんだろーーーーーーー」

バーンッ

左足でドアを蹴破った。

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「こ、この蹴りだ・・・・・」

えちご、一撃でドアを蹴破ったシーンでなにか閃いたようだ。

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そのあと映画はハチャメチャなアクションシーンに突入し、このみ金融とタマキ金融の社員同士が大乱闘をおっぱじめた。双方が携帯電話で増援を呼びオフィスは修羅場となったが、最後に現れたタマキ金融の社長がアイアンクローで全員を沈黙させ、このみ金融の債権を買い取る話で一件落着・・・というストーリーだった。

映画を見終わったジャスティスえちご、すぐさま帰り支度。

「小川さん、すぐ会社帰って特訓します、閃きました」

「実家で焼き肉食べようと思ってたのに・・・・」

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1時間後、夜のSPZ本社会議室、

「アイツ、オフィスで特訓とは何やってるんだ」

SPZ本社会議室、中森社長が呆れ顔で。残業していた数人のスタッフも青ざめた表情。

開いている会議室のドアを内側からロックし、えちごが外から蹴破ってゆく特訓。

げし、げし、げしっ!!

しかし一撃でドアを蹴破ることは難しい。何発か入れないとドアが壊れないのだ。

「修理代はファイトマネーから引いとくからな」

中森社長がぼそりと。ついでに京スポ新聞社に連絡して記者とカメラマンを手配。

ジャスティスえちご、本社自社ビルの会議室商談室のドアを破壊しまくること1時間、そしてついに、

バキイッ

社長室のドアを一撃で吹き飛ばした。

「つかんだ・・・このタイミングだっ」

「あんたねえ・・・・」中森社長も呆れ顔。SPZ本社のドアのほとんどが破壊されてしまった。修理代はいくらかかるのやら。

「あとで工務店呼ばないと・・・・」

翌日の京スポ新聞一面は

「女子プロレスラー Jえちご、狂乱の本社破壊」

となってしまった。修復費用はウン百万円になり、ジャスティスえちごは月々のファイトマネーから「分割払い」で返済する破目になった。

「で、田中さん、必殺技のネーミングはどうしますか?」

特訓の翌日、本社でのスタッフへの謝罪フローラ小川が冷静に突っ込み。

「そうですね・・・」

「天空剣なんていうのはどうですか、かっこいい」

 「うーん・・・・」

「おお花子、来てたのか。」

SPZ創業者、今野ファウンダー(ファウンダー室のドアも壊されたので見に来た)が缶コーヒーを手にやってきた。必殺技ネーミング談義に加わる。

「なに、必殺技のネーミング?それなら私がハイソでエレガントな案を出してやろう」

「・・・・・・・・・・・・・」

「ゴートゥーヘル(地獄へ行け)ってのはどうかな」

 「・・・いかにもな感じが」

「じゃあゴートゥースリープ(眠っちまえ)」

 「男子の団体で既に使われてませんでしたっけ」

「ゴートゥーホスピタル(病院へ行け)」

 「いや、病院関係者から苦情が来そうな・・・」

以下喧々諤々。

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3日後、ジャスティスえちご新必殺技発表会がSPZ本社会議室で開かれた。中森社長が話題づくりで仕掛けた。えちごには弁償額を6掛けに減額してやるということで納得させた。

「えちご選手がすごい必殺技を開発したらしいので、次期シリーズでは7番勝負を組もうと思います」

ドアの向こうにえちごがいる。

「それではえちごさん、必殺技の名前を叫びながらドアを蹴破ってください」

少しの間を置いて、ドアの向こうからえちごの声が。

「行きます、ゴ、ゴートゥーベッド!!」

バキイッ!!

せっかく再設置したドアが一撃で蹴破られた。

「この技で、SPZのトップをとりに行きます」

ジャスティスえちご、少し赤面しながらトップ取りを宣言した・・・・

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2009年11月12日 (木)

第811回 この技を受けても立っていられるかしら?

38年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。前半は東北地方各地を回り、そして北関東へ。

第6戦宇都宮大会メインであばしりタッグ戦。王者組みの外人チームが返上したので王座決定戦が組まれた。前回同様、横浜戸塚の「喫茶あばしり」からチーフウエイトレス香取玲亜が来場し、メイド服に身を包んで認定証を読み上げ。

「宇都宮であばしり戦が組まれることが多いよな」

ヘビーユーザーのファンは苦笑。SPZも興行形態が固定化してきている。餃子の街で知られる宇都宮、SPZ執行部にも「宇都宮餃子好き」が多く、カードを組むのにもつい力が入るらしい。とはいえ決定戦のカードは若手中堅のタッグ戦。

クラリッジ成瀬、ジャンヌ永原 対 早瀬葵、ラズベリー組。

試合は非力なラズベリーが捕まってしまい、26分50秒、クラリッジ成瀬のネックブリーカーにフォール負け。ジャンヌ永原はデビュー1年足らずであばしり戴冠。

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あばしりタッグ 王者決定戦

クラリッジ成瀬○、ジャンヌ永原(20分くらい、ネックブリーカードロップからの片エビ固め)早瀬葵、ザ・ラズベリー×

成瀬組が第73代王者となる

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第7戦幕張大会メインイベントではSPZタッグ選手権。

なんと今回の挑戦者はダークスターカオス&ジョディ・ビートン組。目新しさを考えて外人組みを挑戦させた。

「ずいぶん厄介な相手ね・・・分断作戦しかないわね」

タッグ王者の佐久間理沙子&ミネルヴァ石川も表情が硬い。

キーパーソンとなったのはジョディ。耐えてカオスにつなぐのか、それともその前に沈んでしまうのか。懸命に佐久間相手に応戦したジョディだったが、やはりつかまってしまい、さいごはジャンピングニーで幕。とうぜんダークスターカオスは場外でミネルヴァ石川にしがみつかれていた。王者組みが防衛に成功。勝負タイム24分17秒。

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SPZタッグ選手権(60分1本勝負)

佐久間理沙子○、ミネルヴァ石川(24分17秒、ジャンピングニーからの片エビ固め)ダークスターカオス、ジョディ・ビートン×

第96代王者組が、4度目の防衛に成功

「少し危なかったですけど、勝てましたね。分断作戦が成功しました。」

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最終戦さいたまドーム大会。

「これで、終わりだーッ!!」

休憩前のシングルマッチでジャスティスえちごがダークレフトでミネルヴァ石川を破った。SPZ4強に続く争いも白熱してきた。

さいたま大会メインは当然SPZ戦が組まれた。

王者佐久間理沙子に対するは葛城早苗。

かっこいい葛城のテーマ曲「ザ・フォー・ホースメン」が流れるや場内ドワアアアアの歓声。今度こそSPZベルト奪取なるか。

「なるべく打撃をもらわないように、試合を作ります」

今度は「Energy」がかかり、佐久間理沙子がゆったりと入場。

若林太郎氏による認定証読み上げ、花束贈呈とお決まりのイベントが続く。そしてゴング。

佐久間理沙子、2日続けてのタイトル戦だが、葛城早苗は蹴りにさえ気をつければよいので比較的やりやすい存在。

「行くわよ」

佐久間がDDTで葛城を追い込むが、葛城早苗も得意のSPZキックで反撃。行方は分からなくなったが、

「この技を受けても立っていられるかしら」

出たビートエンド。これで葛城を完全ノックアウト。勝負タイム27分28秒。王者が初防衛に成功。

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SPZ世界選手権(60分1本勝負)

佐久間理沙子(27分28秒、ビートエンドからの片エビ固め)葛城早苗

第108代王者が初防衛に成功

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2009年11月10日 (火)

第810回 38年目2月 佐久間理沙子の意地

38年目2月

「スノーエンジェルシリーズ」開幕。フローラ小川が負傷欠場。先月のタイトル戦のG山本戦で腰を痛めたらしい。

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第4戦三重サンシャインアリーナ大会ではSPZタッグ戦。

王者佐久間理沙子、M石川組に対するはグリズリー山本、中村真帆組。

「ウァハハハハハ、佐久間、ブッツブシテやるぜ」

「受けて立ちます」

両エースのふたりがズタズタになるまでの激闘を見せる。こうなるとパートナーの奮闘がポイントとなったが、この日は中村真帆が捕まってしまい、最後は再登場した佐久間がノーザンからネックブリーカーとつないで勝利。勝負タイム29分24秒。

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最終戦は横スペ大会。メインイベントはSPZ世界選手権

王者グリズリー山本に挑むのは佐久間理沙子。

「そろそろ、ベルトを取り返さないといけませんね」

佐久間、団体エースとしてなんとしてもSPZ王座を奪還しないといけない。

三重大会に引き続き団体エースの2人が激しい戦いを展開。責め合いしのぎ合う両者。あっという間に25分が経過した。

「ぎゃがっ」
佐久間の延髄が入ったか、ぐらつくグリズリー山本。チョップで反撃するが普段の力がない。

「はいっ」

ここで勝負をかけた佐久間、重量級のG山本を懸命に抱え上げてのバイオドライバー。これはなんとか3ギリギリで肩を上げたG山本だったが、グリズリー山本この一撃で首を痛めてしまった。起き上がれない。

「・・・・・」

佐久間、動けないG山本をボディスラムで投げて介錯。これで3カウントを奪った。勝負タイム29分30秒。

「フゥ・・・最後はカッコつきませんでしたけど、なんとか勝てましたね」

王座移動、佐久間理沙子が久しぶりにSPZ王者に返り咲いた。

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2009年11月 9日 (月)

第809回 まあ少しは粘った方かな

38年目1月
新春ロケットシリーズ開幕。九州各地を回る。

第4戦鹿児島大会でSPZ世界戦。鹿児島で組まれるのは珍しい。王者グリズリー山本に対するは挑戦者フローラ小川。

新日本ドームで組まないところが会社側のフローラ小川に対する期待感を物語っている。
「あんなのに負けるわけ、ねえよ」

パワーの差は歴然。この日も頭突き連打で主導権を握る。こうなるとフローラ小川は関節技に賭けるしかない。しかしグリズリー山本もその辺は分かっているのでグラウンドにも必要以上に付き合わない。

「えい」
フローラ小川の逆水平チョップ。
「ぎゃはははは、なんだー、そのチョップはーーー」

やはり打撃は効くはずがない。しかしフローラ小川、懸命にG山本の攻勢をこらえるとシャイニングウィザード2連発、これでグリズリー山本をぐらつかせる。

「調子にのてんじゃねぞてめえええ」
グリズリー山本、ここでスクランブルをかけてきて得意のグリズリーボム、DDT。あーあというファンの声。

「まあ少しは粘った方かな」
放送席の吉田役員も苦笑い。最後は2度目のグリズリーボムがフローラ小川の意識を持っていって3カウント。勝負タイム29分14秒。王者が3度目の防衛に成功。

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最終戦は新日本ドーム大会。

第3試合のクラリッジ成瀬対中村戦からカメラがまわり始めた。この試合はパワーで押した中村が12分47秒、ラリアットで勝利。その試合が終わると休憩。

休憩後第4試合、「禿山の一夜」が流れて、SPZの女帝グリズリー山本登場。きょうはイージーマッチ。ファントムローズ2号との対戦。これはもう公開処刑だろう。実際にもその通りで、掌底、エルボーでぶっ飛ばして最後は豪快にグリズリーボム。勝負タイム8分39秒、完勝である。

セミファイナルは新人のジャンヌ永原が登場。フローラ小川と組んでマユリシアター、マレン組と対戦。やはりジャンヌ永原が強豪外人に何もできぬままやられてしまい、残ったフローラ小川がローンバトル。案の定マユリの打撃にボコられ、強烈バックブローで戦線離脱。最後はジャンヌ永原がマユリのハイキックに散った。勝負タイム23分45秒。

メインはSPZ世界タッグ戦。

王者佐久間理沙子、ミネルヴァ石川に対するは挑戦者葛城早苗、ジャスティスえちご。しかしいまやSPZのエースとなった佐久間、相手が葛城だろうが容赦のない攻め。バイオドライバー2連発でさくっと勝利。勝負タイム19分28秒。王者組が2度目の防衛に成功。

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2009年11月 7日 (土)

第807回 38年目12月 ウルトラタッグリーグ(下)

38年目12月 ウルトラタッグリーグ戦(続き)

第7戦は仙台大会。
葛城○、えちご(7点 ジェットスマッシュからの片エビ固め28.05)G山本×、中村(8点)

去年、このカードでジャスティスえちごは担架送りになっている。

「これでどうだっ!」
ジャスティスえちご、1年間の成長のあとを見せつけるかのようにダークレフト(やばい左の裏拳)。G山本の重爆DDTを食らっても怯まず、タイガードライバーで反撃。満を持して葛城にタッチ。
後輩がここまで踏ん張っては葛城も燃えた、なんとSTO,ジェットスマッシュの猛攻でSPZ世界王者、グリズリー山本から3カウントを奪ってしまう快挙。

コバトフ、マレン(12点、STF 9.06)Pローズ2号×、3号(0点)

コバトフ組も快勝。これで無傷の6連勝のまま最終戦へ。

F小川○、早瀬(7点、バックドロップからの片エビ固め 15.50)マユリ、Aビーチ×(4点)
フローラ小川が懸命のファイトで3勝目を挙げた。

佐久間○、M石川(10点、ビートエンドからの片エビ固め 12.21)ブリジット、ソフィア×

佐久間組が1敗をキープ。これで優勝の行方は最終戦の直接対決佐久間組VSコバトフ組にゆだねられた。

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最終戦はさいたまドーム大会。
マユリ、Aビーチ○(6点、ミサイルキックからの片エビ固め 14.38)葛城、えちご×(6点)

なんとかタッグリーグを完走した葛城組だが結果は6点。この日もえちごがつかまってしまった・・・

「納得してませんよ。オフの間に特訓してもっとパワーアップします」(えちご)

G山本、中村(10点、ジャーマンSH 11.54)ブリジット、ソフィア×(2点)
G山本組が有終の美。ジャーマンでソフィアを退けて終了。しかし3年連続でタッグリーグ優勝してきたグリズリー山本、憮然とした表情で引き揚げた・・・

佐久間○、M石川(12点、ノーザンライトSH 14.31)コバトフ、マレン×(12点)

佐久間組が勝つには本割と決定戦の2連勝が必要、逆にコバトフ組は引き分けても優勝。

―優勝シテ、秋葉原デ電化製品買ッテ国に帰ル・・・

コバトフが序盤から積極的な攻めを見せるが、息が上がったところをM石川が反撃、パワーボム。これでマレンが矢面に立たざるを得なくなった。佐久間とマレンでは勝負にならない。落ち着いて攻めた佐久間、DDTで追い込んでノーザンライトSH、パートナーの石川はコバトフの前で通せんぼポーズ。これで3カウント。土壇場で追いついた。これで同一カードでの優勝決定戦。ファンは1試合儲けたと大喜び。

佐久間、M石川(ビートエンドからの片エビ固め 25.41)コバトフ、マレン×

20分のインターバルをはさんで優勝決定戦。しかしメインで勝って意気あがる佐久間、まずマレンを投げまくりで戦線離脱させておいてコバトフを攻める。しかしお互い賞金60万円がかかっているので必死。試合後半になって蘇生したマレンもステップキック、ラリアットを見せてこの戦いについていく。

最後は4選手が入り乱れる攻防となったが、やはりマレンがつかまってしまった。合体パワーボムこそ2.9で返したものの
「これで、終わりです」
出たビートエンド。これで粘るマレンから3カウントを奪った。

優勝した佐久間組には賞状と賞金60万円、副賞としてブランドアウターが贈られた。準優勝はコバトフ、マレン組で、商品のもも缶が贈られた。

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2009年11月 6日 (金)

第806回 38年目12月ウルトラタッグリーグ(中)

38年目12月 ウルトラタッグリーグ戦(続き)

第4戦九州ドーム大会。
葛城○、Jえちご(4点、ノーザンライトSH 12.30)ブリジット、ソフィア×

葛城組が2勝目。格落ちのソフィアを落ち着いてさばいた。

マユリ○、Aビーチ(2点、バックブローからの片エビ固め 13.16)Pローズ2号×、3号
古参外人コンビも初日。

コバトフ、マレン○(6点、パイルドライバーからの片エビ固め 13.37) F小川、早瀬×(2点)
フローラ小川組早くも2敗目、優勝争いから脱落。最後は早瀬が相手チームに捕まってしまった・・
G山本○、中村(4点、ジャーマンSH 23.40)佐久間×、M石川(4点)
「これで終わりです」

佐久間が早めのビートエンド。しかしグリズリー山本、頭からマットに叩きつけられながらもラリアット、ステップキックで反撃。壮絶な試合となった。

「どりゃああああ」
ビートエンドのお返しか、佐久間の顔面をフェイスクラッシャーで叩きつける。しかしこれでお互いスタミナが尽きたか、パートナーにタッチ。最後は4人が入り乱れる乱戦の中、うまく佐久間のバックを取ったG山本が

「シネやあああああ」

ハイブリッジで見事に投げたジャーマン。佐久間はこれで 3カウントを聞いた。
「見たかああああ!SPZのトップはこの私なんだよ!永遠にな!アイツなんかあの程度だ」

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第5戦は名古屋しゃちほこドーム大会
マユリ○、Aビーチ(4点、バックブローからの片エビ固め11.39)ブリジット、ソフィア×(2点)
古参外人コンビが2勝目。重たいバックブローが炸裂。

G山本○、中村(6点、ジャーマンSH 9.33)Pローズ2号×、3号(0点)

山本組が1敗を守った。グリズリー山本がジャーマンで完勝。

コバトフ、マレン○(8点、ステップキックからの片エビ固め 17.51)葛城、Jえちご×(4点)
「これでっ!」

えちごのダークレフトがコバトフに命中。流れを変える。しかしコバトフも耐えて耐えてマレンにつなぐ。

「テヤーーー」

伏兵マレン、本気の顔面蹴りでえちごを眠らせて終了。

「今年コソォ、優勝イタダキデース」

外人チームまさかの4連勝、ひょっとしたらひょっとするか?

佐久間○、M石川(6点、バイオドライバーからのエビ固め 20.55)F小川、早瀬×(4点)

フローラ小川のヘタレっぷりが遺憾なく発揮された一戦。格上相手のズルズルプロレスを展開。本部席で頭を抱える吉田役員。ファイトスタイルの悪いところまで母親譲りだ。

でもってパートナーの早瀬も輪をかけたぐだぐだ。佐久間の波状攻撃に無抵抗状態・・・

フィニッシュはバイオドライバーだった。

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第6戦は北海道でのどさんこドーム大会。

G山本○、中村(8点、グリズリーボム 13.05)マユリ、Aビーチ×(4点)

「ウァハハハハハ」

グリズリー山本組が1敗キープ。高笑いしつつのグリズリーボムでAビーチを退けた。

葛城、Jえちご(5点、時間切れ引き分け)F小川、早瀬(5点)

葛城とえちごの連携のよさが光った。ダブルインパクトでフローラ小川を戦闘不能に追い込み、残った早瀬に集中砲火を浴びせるが、早瀬が粘って30分タイムアップに持ち込んだ。

「うーん、前半時間かけすぎましたね、葛城選手」
フローラ小川ののらりくらりペースに前半はまってしまったのが痛かった。

コバトフ○、マレン(10点、ジャーマンSH 8.39)ブリジット、ソフィア×(2点)
コバトフ組が5連勝。もしかしてもしかすると・・・

佐久間、M石川○(8点、ラリアットからの片エビ固め 9.23)Pローズ2号×。3号(0点)
札幌大会メインは佐久間組が完勝。1敗キープ。

38年目12月、ウルトラタッグリーグ戦。コバトフ、マレン・ニールセン組がまさかの全勝でトップ。このまま、逃げ切るのか?(続きます)

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